冷えを起こす8つの病気

2月 22, 2018
季節や時間、その時の気温に関わらずいつも身体の冷えを感じる人たちがいます。日が照っていても温かい気温であっても、手足あるいは身体全体に寒い感じがするのです。

身体が冷えている感覚は、さまざまな病気のサインかもしれません。また例えば食生活の乱れや座りがちな生活スタイルなど複数の原因による結果かもしれません。一般に、寒さに弱い時は代謝に問題がある可能性があります。あるいは体脂肪率が低く、体温を維持することができないという場合もあります。

一方で、冷えは体温の変化が起こる風邪や肺炎などの感染症にかかっていることが原因にもなります。しかし感染症の場合は、その原因が治療されれば冷えの感覚はなくなります。

血圧の低下によって感じる冷や汗も、手足の先など四肢末端に感じる冷えも明らかで不快なものです。

考えられる原因

  • 空腹
  • 拒食症
  • 疲労
  • 感染症
  • 更年期
  • 特に更年期や妊娠中の女性の場合、エストロゲンの分泌量の変動が冷えやほてりの感覚を起こすの原因となります。
  • 甲状腺機能低下症
  • 低体脂肪率
  • 血流障害

 

冷えを起こす8つの病気

1. 貧血

貧血と記された採血管

貧血とは、血液中のヘモグロビン濃度が基準値を下回った状態です。ヘモグロビンとは体内に酸素を運ぶ役割を持つたんぱく質です。血液中の赤血球が減ると貧血となり、冷えや疲労、蒼白、不規則な動悸、運動中の呼吸困難などの症状が現れます。

2. 鉄分不足

鉄分が不足していると、寒気や冷や汗といった症状が出やすくなります。鉄分は、血液細胞に酸素を送るにあたり重要な機能を果たすミネラルですが、このプロセスは、身体全体の体温調節において欠かせないものです。

常に冷えを感じている方には、鉄分不足が原因かどうかを確かめるため血液検査を受けることをおすすめします。

3. 血行不良

右手で左手を触る女性

平均的な体温であっても、身体の特定の部分、一般に四肢の末端に冷えを感じる人々がいます。夏・冬など季節に関わらず、手足が冷たくなります。その部分が青白くなったり、さらには感覚が鈍くなったりする場合もあります。このような状態は、血行不良であることを示しています。

4. レイノー病

レイノー病とは発作的な血流不足によって手足が冷たくなり皮膚の色の変化が起こる病気です。

この病気の冷えは散発的に起こり、数分間から数時間続きます。この病気で冷えの症状が出た場合は、血行を良くし温度を上げるためにその部分を動かしたりマッサージをすることがすすめられます。

レイノー病患者は手足の指が白っぽくなることが多く、非常に冷たくなることに加え、しびれや過敏が見られることもあります。

5. 甲状腺障害

甲状腺を触る女性

冷えと共に疲労、皮膚の乾燥、髪の毛が細く弱くなる、体重の増加などの症状が見られる場合、甲状腺機能低下症が疑われます。甲状腺ホルモンには体温を調整する機能があります。このホルモンが不足すると、低体温になり、寒さに対してより敏感になります。

甲状腺は代謝と身体の反応を調整するものです。もし甲状腺が効率的に甲状腺ホルモンを分泌しなければ代謝が遅くなり正常に行われなくなります。

 

6. 血管の問題

脚や腕に向かう血流が制限されると、冷えを感じます。これは、凝固や動脈硬化症が起こるなどの血管の問題が考えられます。これらの場合、手足が蒼白になったり、腕や脚にしびれを感じたり、皮膚が冷たくなることがよくあります。

 

7. 糖尿病

指先で血糖値を測定

糖尿病に長くかかっていると腎臓に障害を起こすことがあり、それを糖尿病性腎症と呼びますが、その最も一般的な症状が冷えです。その他、呼吸困難、手足や顔の腫れ、吐き気や嘔吐などの症状があります。

8. 拒食症

冷えは拒食症の主要な症状の一つでもあります。体脂肪率が低いことにより、また体内に起こるその他の代償不全により起こります。

食生活のタイプや体重が、どのように暑さや寒さを感じるかに大きく影響を与えます。その意味では、栄養不足の不健康な食生活を送っている時には、身体の不調や疲労を感じることが多いでしょう。

身体がより良く機能するためには、体温は約37度を保つ必要があります。

 

冷えを引き起こすその他の要因

1. アルコールの摂取

赤いチェリーのカクテル

アルコール飲料を1杯または数杯飲むと、身体が温まると考えられていますが、実際はアルコールは全く身体を温めません。逆に、熱気を身体の表面に出す、つまり内部の熱を外部へ移動させます。血管が拡張を止め収縮すると、暑さの感覚は消え、寒さを感じ始めます。

2. 疲労

疲れている時には(それが睡眠不足であれ慢性疲労であれ)身体はゆっくりと不十分な働きしかできません。こうして体内で生じるエネルギーが少ない場合、体温も下がります。

3. 厳しい食事制限

ミニトマト1個を食べる女性

厳しい食事制限を行っている人は、効率的な熱産生を保証するために十分なカロリーを摂取していません。継続的なカロリーの供給によって熱が生じ、身体が適切に機能するのです。身体は体温を維持することができず下がっていくため、熱産生を確実に行えるだけのカロリーを摂取する必要があります。

4. 低体脂肪率

体脂肪率が低い人は、寒さを他の人より早くより頻繁に感じます。これは、身体を守る層をつくるために必要な脂質が不足しているからです。

5. ビタミンB12の不足

サプリ錠でB12と書く

ビタミンB 12は、身体全体に酸素を運ぶ赤血球を作り出すために必要です。ビタミンB12が不足すると、慢性的な冷え性を起こします。食事にビタミンB12が不足している場合と、腸の吸収不良による場合があります。

6. 低体温症の原因となる薬剤

薬剤によって、尿もれや低体温症などさまざまな副作用があるということはあまり意識されていません。抗精神病薬、バルビツール酸系薬剤、血管拡張薬、一部の降圧剤、一部の抗てんかん薬などです。望まない副作用を防ぐために、薬剤の使用上の注意を読む、あるいは医師に質問することが大切です。

 

冷えを緩和するためのアドバイス

  • エクササイズをする。
  • アルコールの摂取と喫煙を避ける。
  • バランスの取れた食生活を送る。
  • 野菜スープ、鶏ガラスープを飲む。
  • タマネギ、ニンニク、ショウガを多く摂る。
  • ナッツ類やオメガ3などの脂肪酸を多く含む食品を摂る。

気温や室温が低いことによって冷えを感じる場合は、一般的な対策つまり上着を着て温かい飲み物や食べ物を摂りましょう。そうでない場合は、冷えの原因は医師の治療を受けるべき健康上の問題かもしれません。原因をつきとめ、適切な治療を受ければ冷えは治るでしょう。

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