糖尿病の人が旅行をする時に気をつけたいこと

06 12月, 2020
糖尿病を抱えているからといって、自宅から遠く離れた地でバケーションを楽しんだり、大事な出張を諦める必要はありません。もちろん気をつけなくてはいけない点はいろいろありますが、それさえ注意すれば安全に過ごせるのです。

糖尿病の人は旅行を諦めなくてはいけない、なんてことはありません。ですが、前もってリスクを知り、十分に準備をする必要があります。それさえ気をつければ、糖尿病の人もそうでない人と同じように旅行を楽しむことができるのです。

糖尿病の人が旅行をするなら、主に次の2つのことを考慮しましょう。まず1つ目は、必要な際は薬剤や病院にアクセスできることです。2つ目は、怪我に気をつけ、食べ物が足りないということが絶対にないよう準備することです。

また、旅行をするなら、体の状態が落ち着いていなくてはいけません。体調が不安定で、どうなるかわからないという時に旅行するのはやめましょう。そのため、大きな旅行に出る際は、まず主治医に相談し、アドバイスを受けると良いでしょう。

糖尿病の人の旅行:旅行に出る前に医師に相談する

コンピューターを操作する医師

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糖尿病の人が旅行をするには、様々な点に気をつけなくてはいけません。まずは、飲まなくてはいけない薬を持っていくこと、そして保健証、お薬手帳はもちろんのこと、医療歴がわかるものを持っていくことです。遠くに長期間旅行をする場合は、主治医に診断書を書いてもらい、どのタイプの糖尿病なのか、どのような治療をしているのかを明確にしてもらうと良いでしょう。これがあれば、旅先で病院に行く必要が出た時も役に立ちます。現地の医師も何をすればいいかがわかるでしょう。また、旅先が決まっていない場合は、どのような場所がいいかも主治医に相談してみましょう。

旅行先での対策を知る

旅行先が決まったら、病院がどこにあるか、どのような治療が受けられるかを調べましょう。国内であれば特に心配することはないと思いますが、海外に行く時は特に注意してください。医療システムが全く違います。どのようなケースであっても保険が受けられるような旅行保険に入りましょう。

糖尿病の人と旅行する際に所持しておくべき薬剤を知る

飛行機に乗る場合は、普段投与する薬剤を手荷物に入れましょう。シリンジやインスリンペンなど必要な器具や血糖値測定器も忘れず手荷物に入れましょう。預け入れのスーツケースに入れてしまうと、移動中に壊れてしまう恐れがあります。

また、手荷物には食べ物をいくらか入れておくことを忘れないでください。クラッカーやシリアル、フルーツバーなどが理想的でしょう。船で旅行をする場合は、船酔い用の酔い止めが処方されるでしょう。車で移動する場合は、薬剤の温度が上がらないように気をつけ、食べ物も多めに準備しましょう。

旅行中の食べ物をコントロールする

パンを手に持つ医師

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特に遠方へ行く場合は、エクササイズに気をつけましょう。パッケージに表示がありますが、それだけでは十分な情報でないことがあります。食べ過ぎて健康に悪影響を与えてしまうこともあるのです。

また、新しいものを食べる時は、何が含まれているのかに気をつけましょう。レストランなどでは臆せず質問しましょう。

衣類や靴

飛行機や電車、バスなどで旅行する場合は特に、ゆったりとした快適な服を着ましょう。

そして、重要なのは靴です。快適で質が良く、通気性の良い靴を履きましょう。足の感覚がわからなくなっている場合は特に裸足で歩いてはいけません。履く前には必ず靴をチェックしましょう。底の薄いタイプの靴や爪先の出たタイプの靴はお勧めできません。縫い目のない、柔らかい皮の靴がいいでしょう。

その土地の気候や蚊について調べる

最後になりましたが、糖尿病の人が旅行する時は、蚊などの虫刺されを避けるよう最新の注意を払わなくてはいけないでしょう。深刻な病気の病原菌を媒体する動物もいます。糖尿病の人が感染すると、深刻な状態になることもあるからです。

高度の高い場所を訪れる時は、高山病にならないように注意してください。気温の低い場所では、インスリンの吸収が妨げられてしまいます。そのため、糖尿病の人が旅行する時は、寒い地域を避けることです。どうしても寒い場所に行かなくてはいけない場合は、行く前に主治医に相談しましょう。

いかがでしたか。どのようなケースにしても、安全に旅行をするには、まずはご自分の主治医に相談し、気になることは確認してからにしましょう。

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