天然の堆肥を作る5つの方法

自分の庭の植物をイキイキと元気にしたいと考えている時には、お金を払って市販の肥料を買わなくても、自分で作る方法があります。

庭の植物に栄養を与えるための堆肥を作る自然な方法が数多くあります。

もちろん、市販の肥料を買うこともできますが、土壌や植物のために安全な100％天然成分でできた堆肥を作るのはいかがでしょうか？

昔から、作物に栄養を与えるために堆肥が使われていましたが、次第に堆肥を合成肥料に置き換えるようになりました。

合成肥料はあっという間に土壌に栄養を与えますが、最終的には栄養を枯渇させ、長期的には有害な影響を引き起こす可能性があります。

植物の根は、合成肥料と有機肥料の違いを見分けることはできませんが、市販の産業用肥料は土壌のバランスの乱れを引き起こし、植物にとって有益な微生物やミミズなどの虫を殺してしまいます。

だからこそ、土壌を元の状態に戻すために、天然成分で堆肥を作る方法をぜひお試しください

天然堆肥の作り方

1．バナナの皮

バナナの皮はカリウムを含んでいるので堆肥を作るのに最も良い材料の一つです。

必須ミネラルであるカリウムは、窒素に続いて植物にとって重要な栄養素の一つで、光合成および耐性組織の形成において重要な役割を果たします。

また、花を咲かせなくなったり枯れそうになっている植物に栄養を与えて活性化するのにも役立ちます。

次にご紹介するバナナの皮の堆肥の作り方をご覧ください。

使用方法

• バナナの皮を細長く切ったら、水をたっぷり入れた鍋の中に入れて15分間または沸騰するまで火にかけます。
• その後火を止めて冷まします。
• 出来上がった液体を肥料として散布します。
• 必要に応じて、皮を水の中に入れたままにしておくことも可能です。

2.　アップルサイダービネガー

アップルサイダービネガーに含まれる酢酸は、酸性の土壌で生育する植物の成長に役立ちます。

植物を良好な状態に保ち、植物の葉焼けを防ぐ効果が期待できます。

使用方法

• 通常植物に水をやるとき、水の中にアップルサイダービネガー大さじ1杯を加えます。
• そしていつものように水をやります。
• 月に一回以上繰り返してください。

3.　卵の殻

卵の殻で作る堆肥に、他の成分を加える人も多くいますが、カルシウムを多く含み、トマト、ピーマン、ナスなどの植物の腐敗を防ぐ効果のある卵の殻は、それだけでも十分な効果を発揮します。単独で使用することもできます。

使用方法

• 卵の殻をいくつかつぶして、植物の底に敷きます。
• 殻を乾燥させて細かい粉にして、植物のまわりに撒く方法もあります。

4.　草木灰

• 草木灰には、土壌の濃縮に不可欠なカリウムとリンが多く含まれているため、花や植物の成長を促進する効果があります。
• またアリをはじめとする害虫を駆除するのに役立つ物質を含んでいます。

注意事項：土壌のph値が変化するため、酸性の土壌で育つ植物には使用しないでください。

使用方法

• 十分な量の草木灰を水で希釈して、この水を植物にかけます。
• 茎から2または3センチ離れたところに灰を薄く層のように広げて敷く方法もあります。

注意事項：金属や他の汚染物質で汚染されていない木材から作られた灰を使用してください。

汚染された木からできている場合は、逆に庭そのものをダメにしてしまう可能性があります。

5.　海藻

あまり知られていないタイプの堆肥ですが、土壌中に住む「良い」微生物のエサとなる強力な成分を含んでいます。

藻は新鮮なものや乾燥したものの両方が入手可能です。

この堆肥を使うと、植物は常に元気になり、しおれにくくなります。

病気の原因となる「悪い」微生物から植物を保護する働きもあります。

使用方法

• たっぷりの藻を切り刻み、水の入ったバケツに入れます。
• バケツに蓋をしたら、この堆肥を2〜3週間そのままにします。
• この液体を使って土にスプレーをします。
• 小さな植物には、約2カップ分をスプレーするだけです。
• 中〜大サイズの植物には4〜6カップをスプレーできます。

今回ご紹介した方法を活用して、植物に栄養を与えましょう。