体内をアルカリ性にするための生活改善
本記事では、私たちの体内をアルカリ性にするために必要な食生活の改善についてお話しします。
健康促進効果が高いおすすめの方法です。
体内のpH値を正常に保つときに大切なのは、ゆっくりと体内をアルカリ性にすることです。
体内をアルカリ性にするためには、生活習慣や食生活の改善が必要となります。体内が酸性に傾いていたり中性の場合は、本記事でご紹介するガイドラインに従って、体内をアルカリ性にするための生活改善を行うことが大切です。
1.1日の始まりは健康的な朝食から
体内をアルカリ性にする第一歩は、健康的な「良い」朝食を食べることです。
西欧社会では特に、酸性の朝食が好まれがちですが、最近では健康維持のため、朝食に気を配る人が増えています。
国や文化、また個人のライフスタイルによって朝食にかける時間は異なります。
朝食が重要ではない文化では、パン、シリアル、コーヒー、ジャム、バター、オレンジジュース、焼き菓子、クッキー、ケーキなど、栄養価のない食品のみを手軽に食べて終わる場合がほとんどです。そして少し豪華にしたい場合には、ベーコンや多めの油で作ったオムレツなどの卵料理が並びます。
これらの食品のほとんどが酸性食品なので、体内をアルカリ性にするどころか、酸性に傾ける働きがあります。
このような悪循環を断ち切るためには、正しい食品を選んで朝食に食べることが大切です。
健康的な食品を朝食に選ぶことに加えて非常に大切なことがあります。
それは、朝起きて一番に水を1杯飲むことです。できるならばアルカリ性の水、レモン果汁の入った水、またはハーブティーが理想的です。
水を1杯飲むことで、睡眠時間中ずっと動かずにいた体内の細胞に再び水分が補給されて細胞が再生され、その結果、体内がよりアルカリ性になります。
合わせて読みたい:空腹時に水を飲むと何が起こるの?
2.正しい呼吸法
呼吸法の効果を無視する人も多くいますが、健康維持には正しい呼吸が欠かせません。定期的に正しい呼吸法を実践することが大切です。
- 4秒かけて息を吸います。
- 8秒息を止めます。
- 2秒間息をはきます。
体調などに応じて時間を増やすこともできますが、慣れていないうちは長時間行うのは難しいかもしれません。
こちらもお読みください:リラックスと安眠のための呼吸法
3.正しい水分補給
体内を正常に機能させるためには、水分補給が欠かせません。水分が不足すると体内のエネルギーも失われます。
水を飲むことで、体内に蓄積された老廃物や毒素を排出し、代謝を向上させます。
また空腹感と喉の渇きを勘違いして食べすぎてしまうことがありますが、自分は空腹感だと思っていても、実はそれが喉の渇きである場合、水分を補給するだけで体内が満たされることが多くあります。
4.健康的な脂質を摂取する
体内をアルカリ性にするときに役立つのが、オメガ3などの必須脂肪酸と呼ばれる健康的な脂質です。
体内で化学反応が起きてアルカリ性になるだけでなく、免疫システムを強化しながら消化を改善し、早期加齢を予防します。
5.マッサージを行う
リラックスをした時間を持つだけでなく、マッサージを行って体を回復させましょう。
マッサージの効果で疲れが溜まりにくなり、回復が促進されて体が強化されます。また、筋肉に蓄積されやすい酸を体外へと排出するメカニズムを呼び起こす働きもあります。
6.肌のお手入れ
肌を清潔に、そして滑らかに保つことで、肌ダメージを防ぐだけではなく、pH値を正常に保つなど、体内に多くの効果をもたらします。
皮膚にブラシをかけることで角質層を取り除きながら皮膚を活性化して、新しい細胞を生成する効果があります。
血液循環を改善しながら十分な酸素を皮膚に供給しましょう。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Jeong JN. Effect of Pre-meal Water Consumption on Energy Intake and Satiety in Non-obese Young Adults. Clin Nutr Res. 2018 Oct;7(4):291-296. doi: 10.7762/cnr.2018.7.4.291. Epub 2018 Oct 31. PMID: 30406058; PMCID: PMC6209729.
- Zaccaro A., Piarulli A., Gemignani A., How breath control can change your life: a systematic review on psycho-physiological correlates of slow breathing. Frontiers in Human Neuroscience, 2018.
- Ishihara T, Yoshida M, Arita M. Omega-3 fatty acid-derived mediators that control inflammation and tissue homeostasis. Int Immunol. 2019 Aug 23;31(9):559-567. doi: 10.1093/intimm/dxz001. PMID: 30772915.