体重が減らない7つの理由

理想の体重を達成するためには、バランスのとれた食生活と、健康的な生活習慣、そして日課としての運動を組み合わせることが大切です。
体重が減らない7つの理由
Elisa Morales Lupayante

によってレビューと承認されています。 体育教育学者、栄養士 Elisa Morales Lupayante.

によって書かれた Daniela Echeverri Castro

最後の更新: 06 12月, 2022

現代人がいちばん頭を悩ませている問題のひとつが肥満です。

もちろん健康上の理由もありますが、「やせている方が魅力的」というステレオタイプが、肥満ではないのに「痩せたい」と考える人を増やす原因の一つです。

ダイエットやエクササイズを実行しても、望んでいた結果が得られず、体重は減らなかったという経験はありませんか?

どうして体重が減らないのか、その理由について考えていきましょう。

理想的な体重を達成するには、バランスのとれた食生活、日課としての運動、そして健康的な生活習慣の3つのバランスが取れていなければなりません。

食事の改善と運動を実行しているにもかかわらず、体重が減らないを要因をいくつかご紹介します。

どうして体重が減らないの? そのワケをつきとめましょう!

睡眠不足

体重が減らない第1の要因は、ぐっすり眠れていない、または睡眠時間が足りないということです。

正しい睡眠パターンが確立されていないと、食欲をコントロールするホルモンの分泌異常が起こり、いわゆる飢餓ホルモンの分泌量が増えて食欲が増進し、脳に「食べろ、食べろ、たくさん食べろ!」という指令を送ります。

体内の代謝を正常に保ちながら、睡眠中に行わなけれるべき回復や修正などの作用を問題なく実行するためには、毎日8時間以上の睡眠をとる必要があるといいます。

これは体重が減るだけでなく、生活の質全般を高めることにもつながります。

こちらの記事もご参考に:睡眠不足が私たちの体に与える影響

空腹で寝る
砂糖の摂りすぎ

砂糖を摂りすぎると、体内に取りこむカロリーが増えるとともに代謝効率が悪くなり、その結果脂肪と糖が体内に蓄積されて、体重増加につながります。

何を食べているかに気をつけて、食品に含まれる原料と栄養価をチェックするようにすれば、気づかぬうちに砂糖を摂りすぎて体重を増やしてしまう危険を避けることができます。

カロリーばかりを気する

カロリーの摂取量が、肥満と体重増加に大きく関わっていることはよく知られています。

しかし体重を減らすためには、消費カロリーと摂取カロリーのバランスをしっかりと考える必要があります。

適度な運動を行いながら、身体が必要とする、基礎代謝を高めてくれる理想的な栄養素を含んだ食品を積極的に摂取することが第一歩です。

運動不足

座る時間の長いライフスタイルと運動不足により、体重増加のスピードを早め、太りぎみ(体重過多)にとどまらず、太りすぎ(肥満)まで引き起こしてしまう可能性があります。これを防ぐため、1日に最低30分間は、身体を動かしたり運動するようにしましょう。

厚生労働省のサイトにおいても「規則正しい生活を送り、食事ではカロリー計算をして、決して無理にならないようにカロリー摂取を調整しつつ、ウォーキングやランニングなど適度な運動を長く続けることが、ダイエットを成功させる秘訣です。」と記載されています。

まちがった食生活

忙しい毎日を送る現代人は、身体に必要な栄養素が欠けている冷凍食品やジャンクフードについ手を伸ばしがちですが、手軽な加工食品は脂肪分が多い高カロリー食品が多いため、食べすぎると、体重が増えるだけでなく、健康を損なう結果を招きかねません。

正しい食生活は、心身の健康を守ります。そして毎日の運動と組み合わせることで、理想の体重を維持するのにも役立ちます。

ホルモン異常

体重がなかなか減らないもうひとつの要因として、ホルモン分泌の変化が考えられます。

その疑いがあれば、必ず医師に相談し、ホルモンの変化が体重増加と関係しているか、また全身の健康に影響をおよぼす可能性のある外傷やその他の重大な原因が隠されていないか調べてもらいましょう。

さらに栄養士とも相談し、ホルモンの変化に対応するためにどんなものを食べたらよいか、指導を受けることもおすすめします。

必須脂肪酸の不足

最後に体重が減らない要因として考えられるのは、必須脂肪酸の摂取量の不足です。

痩せるためには、毎日の食事から脂質を取りのぞかねばならないと考えられてきました。

しかし、正常な代謝作用を維持するためには、健康的な脂質が必要です。

身体が必要とする健康的な脂質(必須脂肪酸)は、亜麻仁油・魚油・ナッツ・種(チアシードなど)に含まれており、私たちの健康維持だけではなく満腹感を持続させるなどの効果が期待できます。

この記事でご紹介した原因の中で「これだ!」と思い当たるものがあれば、さっそく生活習慣を変え、正しい食生活を実践しましょう。

参考サイト:厚生労働省


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