正しく理解しよう てんかん発作への対処法

13 12月, 2020
てんかん発作への対処やサポートの方法を正しく理解していない人がてんかん発作を起こしている場に居合わせると、驚いたりショックを感じたりする可能性があります。今回の記事を通じて、てんかん発作とその対処法についてしっかりと学びましょう。

人口の3%が、生涯を通じててんかん発作を少なくとも1回起こします。この数字は、てんかん発作がかなり一般的なことであることを示しています。実際に、神経学的な原因で救急医療施設に運ばれるケースの中では2番目に多いものです。

てんかんは、すべての年齢の人々に影響を与える慢性の非伝染性脳疾患です。さらに、世界中で約5,000万人がこの病気を患っており、患者の約80%が低中所得に定義される国に住んでいます。

ここからは、てんかん発作とは何か、そして発作が自然に終わるまで患者を安全に保つ方法について説明します。

てんかん発作とは何ですか?

てんかん発作を定義という点から考えると、見過ごされがちな症状から一般に発作と呼ばれる症状、つまり意識を失ったり体の収縮などの状態まで、一連の様々な症状が含まれます。これらの症状は、脳内のニューロンのグループが同時に活性化し、それらの活動を過度にそして異常に実行することを決定するという驚くべき事実によるものです。

一般的なてんかん発作には2つのタイプがあります。

  • 急性症候性発作(ASS):脳の外側または内側の損傷がこのタイプの発作を引き起こします。脳の外傷、脳血管障害、脳感染症、発熱、中毒、または血中ナトリウムと糖のレベルに不均衡が生じると、このタイプの発作を引き起こす可能性があります。
  • 一般的な特定の要因に誘発されない発作:てんかん発作を起こした人の10人中6人が、原因を特定できないてんかんに苦しんでいます。

ILAE(International League Against Epilepsy)によると、てんかんは、てんかん発作を引き起こす永続的な素因と、その神経生物学的、認知的、心理的、社会的影響を特徴とする脳障害です。言い換えれば、私たちの誰もがてんかん発作を起こす可能性がありますが、私たち全員がてんかんを発症するわけではありません。

正しく理解しよう!てんかん発作への対処法 脳波
てんかん発作は、同期的でコントロールされていないニューロンの発作と深く関連しています。

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てんかん発作の種類:兆候と症状

まず第一に、てんかん発作には、全身性発作と限局性発作の2つの主要なタイプがあることを知る必要があります。

全身性発作

残念ながら、脳全体で異常な活動が起こり、しばしば意識の消失へとつながります。これにはいくつかの理由があります。

  • 欠神発作:これは通常、子供や若者に起こる発作です。それぞれの患者は、他の臨床症状がない状態で、数秒間意識を失います。この間、通常は応答せず、周りの環境から切断されます。気絶したり、筋肉が収縮することはなく、自分がしていたことを中止して、先を見つめた状態になります。
  • ミオクローヌス発作:このタイプの全身性発作では、意識を失うことはありません。通常は両手をはじめとする四肢で筋肉のけいれんが起こります。
  • 強直発作:突然で単一の強直性収縮を引き起こします。体は板のように硬直して、意識を失います。
  • 強直間代発作:私たちが通常「てんかん発作」と考える発作で、強直間代性収縮期があり、その後に間代性筋けいれんが続きます。常に意識の消失を伴う状態で、多くの場合、患者は舌の外側部分を噛み、括約筋が弛緩します。通常、1〜2分続き、その後数分間混乱した状態になります。

限局性発作

この場合、異常な活動は特定のニューロングループでのみ発生します。視覚や嗅覚における幻覚や片手のけいれんなど、患部によって異なるいくつかの症状を引き起こします。

てんかん発作を起こした人 てんかん発作への対処法
てんかんには、一般的に限局性の発作があります。

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てんかん発作を目撃したらすべきこと

てんかん発作を目撃した場合は、次のことを行う必要があります。

  • 地面または周囲に硬いものや鋭利なものがない場所に、慎重に、発作を起こしている人を寝かせます。また、滑らかで平らな何かで患者の頭を支える必要があります。
  • 患者の身体を片側に向けて、呼吸を改善します。
  • 首回りの、発作などの動きにより危険になる可能性があるものなどを、緩めたり外します。
  • 患者を押し下げたり、動きを妨げてはいけません。環境内に患者に害を及ぼす可能性のあるものがないことを確認するのがシンプルながら大切な対処法です。
  • 発作の危険な状態が終わるまでその人と一緒にいてください。
  • ほとんどのてんかん発作は緊急事態ではなく、自然に発作が終了します。そのため、発作中に物などの外的要因により患者が怪我をしないように注意することが大切です。ただし、一般的には発作が起きたことを後からかかりつけ医に報告することがよく推奨されます。

してはいけないこと

現時点で理解した「何をすべきか」と言う推奨事項を超えて、患者の状態を複雑にする可能性のある間違いを犯さないよう、してはいけないことや、取るべき予防策を理解する必要があります。何よりもまず、CPRを行おうとしてはいけません

また、てんかん発作が起きている時に患者を抱えたり、患者の口に物を入れたり、舌をつかんだりしないでください。発作が起きている場合は、患者を横に向けて、舌を通常と同じ場所に維持することが最善の対処法です。

最後に、少なくとも発作を起こした人の意識が完全に戻ったことを確認するまでは、発作直後の患者に食べ物や飲み物を提供すべきではないことに留意しましょう。

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