食べるスピードが体重に影響するってホント?

09 1月, 2020
早食いをせず適切な速度で食べることは、良好な消化や減量に繋がる重要な要素です。

体重を落としたいときに、カロリーの摂取量を減らす方法を調べる人は大勢います。しかし、食べるものだけに焦点を当て、食べ方については気にしないことが多いでしょう。食べるスピードが体重にどのような影響があるかをご存知でしょうか?

ある研究では、食べるスピードが体重増加に関連があると示しています。ゆっくり食べることで満腹感を与えてくれるだけでなく、水の摂取量が増えて胃を満たしてくれるからです。食べるスピードは、食べる量を決める生物学的プロセスに影響を与えているのです。

この記事では、食べるスピードが体重に与える影響についてご紹介します。

満腹ホルモン

食べるスピード

満腹を報告するホルモンの反応は遅いので、ゆっくり食べることで適切なタイミングで満腹であることを知ることができます。

早く食べた場合、満腹を知らせる生物学的メカニズムが適切に機能しません。

この情報は多くのホルモンによって調節されていますが、主なホルモンはコレシストキニンと呼ばれています。食事をすると、満腹であることを脳に知らせる過程が始まります。

満腹であることを知ることは、体が必要とする栄養素を満たしていることになるので、必要ない食べ物を食べることをやめることができます。しかし、この仕組みが機能するには時間がかかるため、必要以上に早く食べた場合には必要な量よりも多く食べてしまう可能性があるのです。

また、早く食べることは、満腹ホルモンの分泌を減らすことが分かっています。

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食べるスピードと体重増加の関係についての研究

いくつかの研究では、ゆっくり食べることで食べる量を劇的に減らすことができると示しています。

そのうちの研究の1つでは、普通体重である人と肥満および体重過多である人の小さなグループで実施され、全ての人々がリラックスした環境でゆっくりと食べることができる機会が与えられました。また、別の機会には早く食べるように要求されました。

結果は、すべての参加者が早く食べたときよりもゆっくり食べたときのほうが食べる量が減り、後から空腹になることが減りました。

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食べるスピードを落とすためには?

食べるスピード

早く食べてしまう傾向があるので、気を散らせるものと一緒に食べるのは避けましょう。

何を食べているにしても、20分以内で食べ終わった場合には早く食べていることになります。

ゆっくり食べるために、次のことに注意してみてください。

  • 食べる場所は重要です。落ち着いた環境でリラックスしながら食べることが理想でしょう。テレビは注意をそらし、気づかないうちに早く食べてしまう可能性があるので、食べるときにはテレビを消すように専門家はアドバイスしています。
  • 一口につき、20~25回噛みます。そうすることで、食べている食材を味わうことができます。
  • ピザやサンドイッチにも、カトラリーを使いましょう。
  • 誰かと一緒に食べることで、会話をすることになり、ゆっくり食べるのに役立ちます。

最後に、健康を維持するには良い食習慣を取り入れる必要があります。食べるものだけでなく、食べるスピードのような習慣もまた需要な役割を果たしているのです。

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