するどい胸の痛み:/主な原因と対処法
鋭い痛み
最初は小さく刺すような痛みでも、痛みが鋭くなり、徐々に息が苦しくなるような症状が現れることがあります。
このような痛みが現れたら、楽観視したり症状を無視してはいけません。
医師が推奨する以下のガイドラインに従いましょう:
- 落ち着いた状態で椅子などに座り、気持ちを落ち着かせます。
- 症状が短時間で収まるかどうかを確認します。
- リラックスした状態で、ゆっくりと息を吸い、口から息を吐いてください。
- 可能ならは脈拍を測ります。脈が高い、呼吸が速い、首や腕に痛みが広がるなどの症状が現れたら、すぐに医師の診察を受けてください。
また、胸の痛みや発作の約70%は、不安感やストレスである可能性が高いと言われています。
原因1:不安感またはストレス
するどい胸の痛みは、深刻な病気の兆候である可能性もあるため、決して症状を無視してはいけませんが、そうではない場合の原因の一つが不安感やストレスだと言われています。
ストレスや不安感が原因で現れる胸の痛みなどの症状は、必ずしもストレスを感じているその場で起こるとは限らず、ストレスなどの原因となる環境で1日中問題なく過ごした後、帰宅後に頭痛やめまい、そして胸の痛みなどの症状が出ることがあます。
また、翌朝仕事に行く準備をしている時に同様の症状が現れるケースも報告されています。
症状が現れる可能性があるのは、夕食時、テレビを見ている時、電話で話をしている時など様々ですが、突然息ができなくなるように感じます。
ストレスなどが原因で筋肉の緊張が高まると、胸の痛みだけでなく、めまい・頻脈・発汗・過呼吸などの症状を併発することもあります。
こちらの記事もご参考に:見逃せないストレスの症状7選
症状をやわらげる方法
リラックスした状態で、横隔膜を使う複式呼吸を行います。
次の方法に従ってください:
- リラックスをした状態で座ります。
- 片手をお腹(おへそのすぐ上)に置きます。
- 鼻からゆっくり息を吸います。このとき、お腹とその上に置いた手が上にあがることを確認します。
- 息を十分吸い込んだら2秒間息をとめます。
- ろうそくを吹き消すようにくちびるをすぼめます。
- 4秒間かけて口から息を吐き出します。
原因2:心臓の問題
心臓の問題を発症する危険因子をご紹介します:
- 加齢:心臓病の発症数は、通常50~55歳で増加。
- 高血圧や高コレステロール血症をすでに発症している場合や、心臓病の家系。
胸にするどい痛みを覚えたら、次のガイドラインに従ってください。
- 心を落ち着けて、前述の腹式呼吸を実行します。
- 脈拍を測ります。(脈拍が不規則かどうかを確認します)
以下の場合は直ちに医師の診断を受ける必要があります。
- 5分が経過しても痛みがおさまらないだけでなく、悪化するとき。
- 痛みが首、あご、または腕にひろがるとき。
- 痛みと共に、呼吸ができないほど胸が強く締めつけられるとき。
胸の痛みは、深刻な疾患の兆候である可能性もあるため、症状が起こったら無視してはいけません。
最後にこちらに記事をご覧ください:胸の痛みや痒み、考えられる原因
ただし深刻な疾患の兆候でない場合は、ストレスや不安感が原因であるケースがあると理解するのは大切です。
自分の体調に細心の注意を払い、小さな変化を見逃さないようにしてください!