睡眠中に起こる夜間頭痛の原因は?

夜間の頭痛にたびたび悩まされている時は、医師に相談して適切な検査を受け、その原因を見つけることが大切です。
睡眠中に起こる夜間頭痛の原因は?

最後の更新: 26 5月, 2021

夜間の頭痛は私たちの睡眠に影響し、しっかり休息をとって体力を回復する妨げになります。次の日元気に目覚めるためには、十分な睡眠が欠かせません。だからこそ、夜間の頭痛の原因を突き止め、正しい治療を行うことが大切です。

この症状は想像以上に一般的です。実は、大半の人が経験したことがある、もしくはいずれ経験する症状です。普通の頭痛と良く混同されがちですが、夜間頭痛は少し違った表れ方をします。

夜間頭痛の5つの原因

時々、すでに頭痛がしている状態で眠りにつくことがあります。その後、時間が経つにつれてどんどん痛みが増していきます。目を覚ますと、雲が重く頭にかかって力を吸い取られたかのように感じます。

一般的に、頭痛には様々な原因があります。しかし、突然訪れる頭痛、または断続的に夜中続く頭痛には、特定の要因が関わっています。

頭痛で目を覚ます女性

1.睡眠時頭痛

睡眠時頭痛はあまり知られていない症状です。夜寝ている間はもちろんのこと、昼寝の時にも表れることがあります。

  • 基本的に、レム睡眠の時に起こるとされています。痛みは軽いものの、キリキリとした痛みが15分から1時間、時には2時間続きます。
  • 原因はまだ分かっていませんが、いつもレム睡眠時に起こることは確かなようです。そのため、睡眠時頭痛はメラトニンの急激な減少と関係していると考えられています。メラトニンは睡眠を誘導するホルモンです。
  • 睡眠時頭痛は50歳以上の人によく見られる頭痛です。

2.炎症を起こす食品

チーズ

これも私たちがあまり意識していない点です。食品の中には、食べ過ぎると体に悪影響を及ぼすものがあります。

  • グルタミン酸ナトリウム(MSG、うま味調味料の一種)が大量に含まれている料理は、夜間頭痛を引き起こすことが良くあります。特に夕食に食べた場合によく見られます。
  • この化学調味料は体に良くないのに加えて、中毒性があります。
  • 普段良く使う食料品に強いうまみを与えるために使われています。例えばソース類、即席のスープ類、コンソメの素やレトルト食品などに多く含まれています。
  • チーズなどの乳製品も、体に炎症を起こす成分を含んでおり、頭痛の原因になります。

この意味で、夕食の質をコントロールすることが必須です。一日の最後の食事である夕食の際に何を食べるのか、慎重に選ばなければなりません。

3.鼻風邪

鼻風邪からくる頭痛も夜間頭痛と関連付けられています。

  • 副鼻腔炎などを併発している鼻かぜが原因で起こる頭痛です。
  • 副鼻腔炎が原因の頭痛はかなり強力です。耳や頭もかなり敏感になります。
  • 痛みが激しいことから、多くの人が片頭痛や血管性頭痛を疑います。
  • 鼻風邪と副鼻腔炎が原因の夜間の頭痛は、空気の乾燥により症状が悪化しやすくなります。加湿器や空気清浄機を部屋に置くのがお勧めです。

4.頭内爆発音症候群

 

インパクトがあって嘘のような名前ですが、これは実際にある病気の一つです。頭内爆発音症候群の歴史は、19世紀の終わり頃から始まり現代にいたっていますが、古くからある病気にも関わらず、詳しい原因は解明されていません。

これは「睡眠時随伴症」という睡眠障害の一種です。

眠りに入るころに激しい頭痛が起こります。男性よりも女性の方が発症しやすいと言われています。

人生で一度経験して終わり、という場合もあれば、数か月にわたって続くような場合もあります。しかし、いずれの場合にも自然と症状は消えていくようです。

現段階では、骨や耳の何らかの損傷と関係していると言われています。また、睡眠前のニューロンの働きに不具合があった場合に起こるとも考えられています。

5.群発頭痛

頭痛がする男性

群発頭痛は片頭痛の一種で、女性よりも男性に多く見られます。

  • 就寝後2~3時間で頭痛が起こります。
  • 15分~30分ほどの短い間に激しい頭痛に襲われます。
  • 頭の片側のみに痛みが集中します。目の奥やこめかみ、首などに範囲が広がることもあります。
  • 他にも鼻づまりや涙があふれ出るなどといった症状を伴います。
  • 群発頭痛は慢性化することがあります。

頭痛に悩まされていませんか?

今回ご紹介したような頭痛の症状が数日間連続して起こる場合は、悩む前にまず医師に相談しましょう。医師にしっかりと検査をしてもらい、何が頭痛の原因なのか、そして最も適した治療法は何なのかを突き止めることが大切です。そうして初めて健康を回復し、通常の生活が送れるようになります。

参考サイト:ナショナルジオグラフィック