早期診断が大事!斜視の症状と治療法について

23 12月, 2019
新生児は、時々寄り目になることがあります。しかし、生後4か月以降も寄り目が見られる場合には、斜視である可能性があります。幸いにも、早期診断により斜視の予後を大幅に改善することができます。

寄り目としても知られている斜視は、生後すぐに現れる症状です。しかし、4歳までに診断されて治療を始めれば、予後が改善される可能性は高いです。

基本的に、斜視とは物体を見ているときに片方の目が適切に焦点を合わせることができない症状です。時には、簡単に診断できる場合もありますが、多くの場合には専門的な診断が求められます。最も重度の場合には、視力のみならず、外見にも影響を及ぼします。

視覚の発達において、脳の可塑性は不可欠です。4歳までは脳の可塑性がより高く、矯正するのに最適な時期であるため、幼児期に診断されることが重要なのです。

斜視とは?

斜視

斜視とは、両眼視(物体に焦点を合わせたときに、両目が同じ方向を向いていること)できない状態です。

生後すぐに寄り目ぎみになるのは珍しいことではありません。これは目を動かす筋肉の未発達によるもので、目の位置が安定していないためです。

症状が安定しており斜視にならないこともあれば、断続的に斜視になることもあります。これは主に疲れ、緊張、または病気が斜視の原因となっています。また、物体が視線から一定の距離にある場合にも斜視になる可能性があります。

多くの場合、片方の目は視力が優れており焦点に合わせることができますが、もう片方の目は視力が弱く焦点に合わせることができません。

斜視は、目の位置により分類することができます。

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斜視の分類

一般的に、斜視のある側の目が内側や外側に向く場合には、水平斜視と呼ばれています。一方で、斜視のある側の目が上や下を向く場合には、上下斜視と呼ばれています。

この基本的な違いを念頭に置いて、目の位置に応じて斜視は4種類に分類することができます。(利き目ではないほうの目)

内斜視:片方の目が鼻の方を向きます。

外斜視:片方の目が外側を向きます。

上斜視および下斜視:片方の目が上(上斜視)または下(下斜視)を向きます。

麻痺性斜視:血液の供給不足による第3、第4、または第6脳神経の損傷により起こります。神経への圧力が、目の動きを制限して斜視を引き起こします。

斜視の症状

斜視

新生児が寄り目がちになることは珍しいことではありません。しかし、生後3~4か月までには、寄り目にならずに見ている物体に焦点を合わせられるべきです。

斜視の一般的な症状には、次のようなものがあります。

  • 生後4か月以上でも、目が同じ方向を向いていない。
  • 両目とも1つの物体に焦点を合わせているが、目の位置が揃っていない。
  • 大人の複視

軽度の斜視の場合には、日光があるときに子どもが片目を閉じることがあります。また、視線を保つために、頭を傾けることもあります。さらに、視力が悪いために、学校での成績に思い悩む場合もあります。

斜視の人の30~35%の非優位眼(利き目ではないほうの目)の視力は低下し、これは弱視として知られています。また、大人になって斜視になった場合には、複視であることが多いです。

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斜視の治療法

斜視の治療の目的は、非優位眼の視力の低下を防ぎ、できるだけ両目の位置を同じにすることです。これらの治療は目の筋肉を強化し、斜視を改善してくれます。

目の筋肉を強化するために、眼鏡が使用されるのが一般的です。弱視の場合には、遮閉法が行われます。眼帯などで優位眼を覆い、もう片方の視力を改善させます。

重度の場合には、手術を必要とする場合もあります。数回の手術を行い、目を動かす筋肉を弱めたり、強めたりすることで斜視を改善させます。

時には、ボツリヌス療法によって斜視を矯正できることもあります。筋肉をリラックスさせ、目を正しい位置へと導いてくれます。

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