脂漏性湿疹に効果的な自然療法
脂漏性湿疹は慢性の皮膚疾患で、マラセチアという細菌が原因だと考えられてはいるものの、まだはっきりとした原因は特定されていません。
また、特定の薬の服用、ストレス、免疫系の病気やパーキンソン病のような神経系の病気なども原因の可能性として考えられています。
この病気は、年齢に関係なく現れます。実際、乳児にこの症状があられると乳児脂漏性湿疹と呼ばれ、皮膚の一部が乾燥したり、頭皮にかさぶたのようなものが出来るなどの症状が現れます。
脂漏性湿疹のための自然療法
次に、脂漏性湿疹の症状をやわらげ、皮膚科医の治療の補完として役立つ自然の材料をご紹介していきます。
1.オーツ麦、脂漏性湿疹に最高の材料
オーツ麦は抗炎症成分を含んだ穀類です。そのため、敏感肌や脂漏性湿疹のための様々な商品の材料として使われています。
かゆみ、腫れ、赤みを和らげるために、オーツ麦で自家製のパックや湿布を作ることが出来ます。
2.ココナッツオイル
頭皮に脂漏性湿疹が出来ている場合、ココナッツオイルを使うことで症状が和らぐ可能性があります。
少量を患部に塗って1時間優しくマッサージし、優しく髪を梳いた後、皮膚科医が勧める製品(赤ちゃん用やアルコール分を含まない低刺激のシャンプーなど)を使って洗います。
メイヨークリニックの専門家によれば、オリーブオイルも同様に利用できるということです。これを頭皮に塗布することで、皮膚を傷つけることなく、かさぶた状のできものを柔らかくして取り除く助けになります。
3.アロエ
アロエは、多くの皮膚や頭髪のケアに使用されています。アロエのジェルには、肌を保湿しながらも余分なべたつきを乾かしてくれる収れん成分が含まれており、水分が失われるのを防ぎます。更に、肌をきれいにし、炎症を抑え、細胞の再生を助ける効果もあります。
使い方
- アロエの葉一枚分の果肉をとりだし、塗りやすいようにフードプロセッサーにかけます。
- 患部に塗布してマッサージをし、20分間そのまま置いて作用させます。
- 時間が経ったら、ぬるま湯で洗い流します。
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4. オートミルク
リンゴ酢は、リンゴ酸という成分に抗菌効果があり、肌のpHを調節して菌の繁殖を防ぐ効果があると考えられており、様々な自然療法によく利用される材料です。
ただし、実際には肌を刺激して炎症を悪化させる可能性があり、医者はこの使用を勧めていません。
リンゴ酢を使う代わりに、オートミルクが化粧水として使えます。オーツ麦には抗炎症作用があり、肌の荒れ、かゆみ、赤みなどを抑えてくれるからです。
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5.ハチミツ
ハチミツの滑らかな触感が、軽度の脂漏性湿疹を和らげる助けになります。更に肌の保湿にも役立ち、かゆみや痛みを抑える効果もあります。
自家製の治療薬として使う際には、卵白もしくは水を一緒に使います。
材料
- 沸騰させたお湯 250ml
- ハチミツ 大さじ2(50g)
方法
- 容器に沸騰したお湯とハチミツを入れ、よく混ぜます。
- 患部に塗布してマッサージをし、2時間そのまま置いて作用させます。
- ぬるま湯で洗い流します。
こちらはよく利用される自然療法で、2日に1度行います。
脂漏性湿疹にできることは他にある?
脂漏性湿疹だと判明した際、正しく肌をケアするためには、皮膚科医に相談してその指示に従うことが大切です。専門家なら、特徴や必要性に応じてあなたの肌に何が一番合っているのかを判断できます。
更に、健康的な生活習慣を心がけ、肌のケアと保湿に適切な製品を使いましょう。
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