子宮内膜症の主な症状

· 11月 7, 2015
近年、子宮内膜症が急激に増えています。その原因として女性のライフスタイルの変化が大きく関わっていると言われています。

子宮内膜症は女性だけが発症し、子宮内部の内膜組織で部分的に発生する疾患です。

子宮内膜症のはっきりとした原因は明らかになっていませんが、女性ホルモンが深くかかわっており、月経のたびに病気が進行していきます。

また、女性のライフスタイルの変化が深く関わっているとされています。以前に比べて、初経を迎える年齢が早くなったため、女性ホルモンが分泌される期間が長くなっています。

さらに、働く女性が増え、結婚年齢も出産年齢も高くなり、出産回数が減少しました。また、産まない選択をする女性も増えたことで、女性が一生を通して経験する月経回数が増えたのです。

その結果、子宮内膜症が進行しやすくなったと考えられるのです。 多様な人生の選択肢があることは女性にとってとてもよいことですが、月経回数が増えたことで、子宮内膜症のリスクが高くなったのは事実です。こうしたリスクをしっかりと認識し、健康管理をきちんとしていくことが大切です。

子宮内膜症が引き起こす症状は?

子宮内膜症の最も重要な症状は強い骨盤痛で、これは生理痛と似ているものの、多くの場合は激痛で日に日に強くなっていきます。時に生理痛を伴うことがある複雑な病気で、炎症が発生していても診療が難しいことがあります。

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この病状から引き起こされる他の症状も、女性の多くが経験するものもあり、気づきにくいので、以下のようなことを心にとめておいて下さい。

  • 生理痛: 激しい骨盤痛を伴い、腹痛と腰痛も感じることもあります。この生理痛が通常より長く続きます。
  •  激しい性交痛: 子宮内膜症の女性は、一般的にその最中や後に鋭い痛みを訴えます。
  • 用を足す時に激痛が走る: 全員が当てはまるわけではありませんが、この症状を訴える方もいます。
  • 出血量が多い: 子宮内膜症の患者さんの多くは、生理中に大量に出血します
  • 不妊症: 不妊は子宮内膜症の症状の一つではありますが、必ず不妊になるというわけではありません。子宮内膜症があっても自然に妊娠・出産する人はたくさんいます。しかし、病状が進むと妊娠に悪い影響があるといわれています。早期から子宮内膜症の治療をしていくことは将来の不妊を防ぐことにもつながります。

他に倦怠感、下痢、便秘、胸のむかつきなどといった症状もあります。このような不快感は特に生理中に起こります。

子宮内膜症の診断方法とは?

前述の症状は全ての症例に当てはまるわけではありませんし、全ての症状が同時に発生することもありません。また、症状が必ずしも進行度などと対応しているわけでもありません。内膜症が軽度の患者さんでも、重度の方より痛みが激しい方もいらっしゃるからです。

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子宮内膜症そのものは痛みはあっても良性の病気なので、生命がおびやかされるような病気ではありません。しかし、まれに卵巣のチョコレートのう胞がガンになることもありますので、チョコレートのう胞があることがわかったら、必ず定期的に検査を受けましょう。

上記の症状を少しでもお持ちの方は、すぐに医師に相談し検査を受けて確かめて下さい。注意を払うべき他の病気が隠れている可能性もあります。診断結果が何であれ、早期診断が深刻な合併症を防ぐのです。