セロリジュースの利点と禁忌事項

セロリにはシュウ酸塩が豊富に含まれているため、大量に食べるべきではありません。特に、炎症など膀胱の状態が良くない方は避けましょう。今日は、セロリジュースの利点や禁忌事項について見ていきます。

によってレビューと承認されています。 医者 Karla Henríquez.

によって書かれた Eliana Delgado Villanueva

最後の更新： 06 12月, 2022

セロリジュースを食生活に取り入れたことがありますか？　今日は、セロリジュースの利点や禁忌事項について見ていきましょう。

セロリの主な効能

セロリはセリ科の野菜です。学名はApium graveolensです。古代より、人々はこの野菜が持つ癒しの効果を知っていましたのです。かつて、カール大帝は特定のハーブや植物を積極的に植えるよう奨励していたと言われていますが、その中にセロリも含まれていたと歴史家は述べています。

セロリは腎臓に良い野菜です。体が必要としない物質の除去を刺激してくれるからです。つまり、体液貯留やセルライト対策としても良いでしょう。

また、抗炎症作用もあるため、関節に影響を与える尿酸の排出も促します。そのため、痛風やリウマチに苦しむ方の食事に取り入れるのも良いと考えられています。

セロリの利点

1.　浄化効果がある

カリウムが含まれていますので、セロリは尿の生成を刺激し、体液貯留の予防に役立つでしょう。また、毒素の排出を助けます。この場合、セロリジュースは空腹時に飲みましょう。

2.　天然の下剤効果

便秘を自然に解消する助けとなるでしょう。特に、ストレスなど精神的に時折便秘になる時に良いでしょう。食物繊維が豊富に含まれているからです。

3.　消化を助ける

ミネラル豊富なセロリは、胃酸の中和を助け、潰瘍や消化不良を治す助けとなるかもしれません。

4.　腎臓結石と胆石除去の助けとなる

セロリには鎮痙作用があり、腎臓結石を作り出してしまうかもしれない毒素の除去を助けてくれるでしょう。セロリジュースにはまた、尿の生成を刺激することで腎臓結石を除去する助けとなるかもしれません。

セロリジュースを飲むのはいいこと？

セロリジュースはまさにミラクルジュースだという人もたくさんいます。ハリウッド女優のグウィネス・パルトロウはその”パワフルなヒーリング効果”についての話も出版しています。

ですが、本当に効果があるのでしょうか？

セロリには確かに健康効果があります。セロリには、脳の炎症や加齢による物忘れに良いとされる有益なフラボノイドが含まれています。また、繊維、ビタミンC、K、カリウムも豊富に含んでいます。さらに、カロリーが低いので軽食として食べるのも良いでしょう。セロリの茎12cmにはわずか3カロリーしか含まれています。みじん切りにしたセロリ1カップあたりは、わずか20カロリーです。

しかし、ジュースにするとわずかに変わります。

野菜やグルーツを濃縮すると、糖や炭水化物、カロリーが増えます。グラス1杯のセロリジュースは42カロリーです。そのため、セロリは野菜スティックにし、軽食としてポリポリ食べる方がずっとヘルシーでしょう。歯ごたえがいいですし、カロリーも低いのが嬉しいですね。ダイエット中の方にもおすすめしたい軽食です。

セロリジュースを飲むにあたり、知っておくこと

セロリジュースは健康に良いのですが、魔法ではありません。それだけに頼るのではなく、バランスの取れた食事に取り入れることをおすすめします。セレブや芸能人がそれだけで痩せる、などと言っても鵜呑みにしてはいけません。

セレブや芸能人は、なんらかの理由から”痩せる”食べ物や”美容に良い”ドリンクを推進することが多いでしょう。ですが、だからと言って科学的に証明されているというわけではないのです。病気を治したり、あっという間に健康になれる魔法の食べ物や飲み物などない、ということを心に留めておきましょう。

セロリジュースの禁忌事項

• セロリにはシュウ酸塩が豊富に含まれているため、大量に食べるべきではありません。特に、炎症など膀胱の状態が良くない方は避けましょう。この物質はカルシウムの吸収の妨げとなるということを知っておきましょう。
• セロリには月経促進薬の役目もあり、アピイン（ニンニクやパセリに見られる化合物）を含んでいます。そのため、妊婦には推奨できません。大量に消費すると流産を引き起こすかもしれません。
• 最後に、利尿剤として飲む場合、カリウム（バナナや野菜など）の摂取量を増やすことをおすすめします。利尿剤はカリウムを使い果たしてしまうからです。

セロリは健康を改善する助けとなってくれるようですね。ですが、セロリジュースは飲めばあっという間に効果が出る魔法のジュースではないということも忘れないでくださいね。