砂糖を摂るのをやめると/何が起きるか

砂糖の摂取は、便秘などの健康上の問題を引き起こすことがあります。食事から砂糖を取り除くことによって、健康的な体重を維持すると同時に、消化器官の健康を促進することができます。
砂糖を摂るのをやめると/何が起きるか

最後の更新: 22 10月, 2018

砂糖は世界中で最も消費されている食品の一つですが、残念なことに、健康リスクを脅かすものの一つでもあります。甘いものへの欲求は、人類の歴史を通してずっと存在していますが、砂糖を摂りすぎることがあなたの生活の質( クオリティ・オブ・ライフ、QOL )をだんだん低下させ、健康問題を引き起こすかもしれません。

しかし、砂糖は全て良くない、というわけではありません。私たちの健康に深刻な影響を及ぼすのは、精製された白砂糖です。そうです、スーパーや食料品店で一般的に販売されていて、パンや加工食品、クッキー、ケーキやスナック菓子に使われている白砂糖です。実は砂糖は、毎日の食事の中に常に含まれているため、砂糖の摂取を完全に制限することは極めて難しいのです。ですが、白砂糖を頻繁に摂ることの危険性を知り、白砂糖が体に及ぼすネガティブな影響を理解することで、白砂糖の量を減らしたり、別のもので代用するなど対応していくことはできます。白砂糖を摂るのをやめたら、何が起きるのでしょうか?

 

エネルギーレベルの向上

2-エクササイズ

エネルギーレベルを高めたいときに、砂糖入りのソフトドリンクやエナジードリンク、またその他砂糖がたっぷり入った飲み物を飲む習慣を持つ人は多いでしょう。しかし白砂糖を摂りすぎると、実際には低血糖症を引き起こすということを研究は示しています。

白砂糖の過剰摂取は、可能な限り高いエネルギーを維持しようとする体の働きを妨げます。白砂糖の摂取量を最小限にすることで、低血糖症を防ぐことができるでしょう。

 

心臓がより健康になる

白砂糖の摂取が心臓にもたらす多くの危険性を明らかにした、The Journal of the American Heart Associationに発表された研究によると、白砂糖の摂取を減らすことは、心臓発作のリスクを低下させることにもなります。

身体をガンから守る

3-がん

今日、私たちは、自分たちの親や祖父母の世代が30年前に食べていたよりもずっと多く精製された白砂糖を食べています。このことは大人だけでなく子供の肥満率を上昇させる結果を引き起こしています。肥満は乳ガン、前立性ガン、膀胱ガン、大腸ガン、膵臓ガンなどある種のガンに関連しています。

-Cancer Treatment Center of America ホームページより

様々な研究の結果、白砂糖はガン細胞に栄養を与えるということが指摘されています。白砂糖の摂取を減らすことで、悪性細胞が体内に広がり複製されるのを防ぐと同時に、様々な種類のガンの予防が期待できるかもしれません。

 

肝臓を守る

果糖とブドウ糖の過剰摂取は、お酒を飲みすぎたときと同様に、肝臓に毒素が蓄積される原因となります。専門家たちは、砂糖の摂取によって肝臓に問題が生じるリスクを減らすために、肝臓の定期的なデトックスを行うことを勧めています。

こちらもお読みください『肝臓のデトックスに役立つ自然療法

より良い睡眠

4-睡眠

白砂糖の摂取はエネルギーレベルの低下をもたらすと同時に、睡眠の妨げにもなります。白砂糖をほとんど摂取しなくなったら、睡眠の質が上がるでしょうし、不眠症から解放されるかもしれません。

こちらもお読みください『睡眠不足が私たちの体に与える影響

肌がより若々しくなる

白砂糖をたくさん摂ることは、肌にとっての主要なタンパク源であるエラスチンとコラーゲンの生成を妨げます。長期的に見ると、白砂糖の摂り過ぎは、肌の早期老化や、その他の不健康な肌の状態を引き起こしてしまうかもしれません。

バランスの良い体重

5-体重を減らす

白砂糖の入ったものを食べるということは、脂肪や炭水化物、カロリーも多量に摂取する傾向があります。つまり、体重増加を導く可能性があります。白砂糖を毎日の食事から取り除くことで、これらの摂取も制限することになり、バランスの良い健康的な体重を実現しやすくなるでしょう。

消化を助ける

白砂糖の摂取を減らすことで、消化器官の機能が向上するかもしれません。便秘などの大腸に関連したトラブル回避に繋がるかもしれませんね。

満足感

様々な研究が、白砂糖の過剰摂取で、レプチン(脳に満腹サインを送るホルモン)への抵抗力が生じるということを示しています。

歯の健康

口内の細菌は白砂糖によって繁殖します。白砂糖が入ったものをたくさん食べることは、虫歯などの歯の問題が起きる可能性を高めることになります。白砂糖の摂取を減らすことは、お口の健康につながるでしょう。

 


このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。