パートナーは自分を映す鏡
家族や友人が自分と似ているなと感じたことはありませんか?
家族や友人などの大切な人が自分に似ていると感じることはよくありますが、実はパートナーは私たち自身を映す鏡のような最も大きな存在であり、人間関係においてパートナーとの関係が非常に大切です。
パートナーに対して心を開き正直に生きて行くことで、自分自身に対しても誠実にそして正直に生きていくことができます。
このことに気づいていない人も多くありますが、人間関係においては忘れていけないことの一つです
私たちのパートナーが自分を映す鏡だとしたら、どのように自分自身が反映されているのでしょうか?
本記事では、パートナーとの関係を通して自分自身を観察する方法をご紹介します。
パートナーではなく自分自身のこと
朝起きたとき、パートナーが布団やベットをきれいに整えずに出かけてしまったらどう感じますか?
相手の行動に対してすぐにイライラしてしまうような完璧主義者になっていませんか?
パートナーが自立して行くのを好ましく思わなかった経験はありませんか?
これらの3つの質問には、パートナーの行動に対するある種の怒りや緊張感が含まれています。
つまり前述したように、パートナーは私たちを映す鏡なのです。
パートナーがベットを片付けずに出かけたことに対してイライラしてしまったら、相手に対して文句を言うのではなく「人生に柔軟性がなくなっているのではないか?」と自分自身に問いかけましょう。
完璧主義者になりすぎていると感じるとき、実は自分は本当に「完璧に」すべての物事に対処していますか?
パートナーが自立して行くことを好ましく思わないと言う感情に対しては「自分は自分のため、そして友人と過ごすための自由な時間があるか?」と考えましょう。
実はパートナーのためにばかり時間を使っている可能性があります。
これらはパートナーが私たちを映す鏡である方法のほんの一例です。
もちろん個人差があり解釈もそれぞれ異なりますが、相手に対する感情や言葉が、自分自身を反映している可能性があります。
こちらもご参考に:幸せなカップルから学ぶ幸せな関係の秘訣
大切なのは気づくこと
パートナーが大声で話すのを苦手だと感じたことはありませんか?
パートナーを怖いと感じることはありますか?
これらの恐怖心の原因が私たちの心の中にあることがあります。ここで大切なのは、パートナーが自分を映す鏡だと気づくことです。
最初の質問を思い出してください。
パートナーがベッドや布団を片付けないことにイライラする人は、パートナーが逆にベットや布団をきれいに整頓したときはどう感じますか?
文句は言うけれど、相手がベットや布団を整頓したことには気づかず、感謝をしない人もが多くいます。
つまり相手の欠点にばかり目が行き、相手の良い行為には注意を払うことができないという、人生の柔軟性が欠如している可能性が高く、自分から多くの問題を作り出している可能性があります。
このようなパターンに陥っている場合は、パートナーを通じて自分自身を見つけて問題を解決して行くことが大切です。
こちらもお見逃しなく:自分の欠点を個性として受け入れるとき
パートナーのおかげで自分とお互いをより深く理解することができる
パートナーが自分を映す鏡であるという事実は何も悪いことではなく、逆に自分自身をより良く理解し、自分が目を背けている自分の欠点などにも目を向ける良いきっかけとなります
パートナーが自分を映す鏡であり、パートナーとの関係を通じて自分を見るときに痛みを伴う明確な例は、人々が虐待されているケースです。
虐待された人は何を反映していますか?
虐待を受けてきた人は、自分を尊重しない傾向や自分自身を痛める傾向があります。
また自尊心の低さから、自分を愛してくれないパートナーの存在や彼らからの虐待を許すなど、自分自身を大切に扱わない傾向があります。
パートナーとしっかりと向き合うことで、今後の関係に決定を下す良い機会になるはずです。
毎日多くの人が経験していると言われる虐待は非常に痛ましい行為ですが、パートナーを通じてその事実に目を向けて、現実と直面することが大切です。
パートナーが自分を映す鏡なら、それを十分に活用してください! パートナーを通じて目にする自分を否定せず、そして自分以外の誰かになりたいと言う考え方も捨て、その鏡をしっかりと見てください。
自分の間違いと欠点を受け入れることにより自分自身を深く理解し、決断力を身につけて人生をより良いものに変えることができます。
現実に目を向けず、常に「自分は被害者だ」と考えてしまうような環境や人間関係を変える努力をしましょう。
自分の進む道を変更する決断力、そして自分の人生に責任を持つ強さを身につけてください。
自分の欠点に目を向けながら、自分を改善してより強い自分になるように毎日を過ごすことが大切です。
目の前のパートナーは何を反映していますか?
イメージ画像:ローラ・ウイリアムズ、フローラ・ボルシ、デイビット・タリー(Laura Williams, Flora Borsi, David Talley)
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Perles, F., San Martín, J., Canto, J., & Moreno, P. (2011). Inteligencia emocional, celos, tendencia al abuso y estrategias de resolución de conflicto en la pareja. Escritos de Psicología / Psychological Writings. https://doi.org/10.5231/psy.writ.2011.0605
- Póo, A. M., & Beatriz Vizcarra, M. (2011). Diseño, implementación y evaluación de un programa de prevención de la violencia en el noviazgo. Terapia Psicologica. https://doi.org/10.4067/S0718-48082011000200008
- Rivera, D., Cruz, C., & Muñoz, C. (2011). Satisfacción en las relaciones de pareja en la adultez emergente: El rol del apego, la intimidad y la depresión. Terapia Psicologica. https://doi.org/10.4067/S0718-48082011000100008
- Sangrador, J. L. (1993). Consideraciones psicosociales sobre el amor romántico. Psicothema.