無意識の歯ぎしりを抑える3つの自然療法
歯ぎしりはブラキシズムとも呼ばれる、顎の問題です。昼夜問わずに起こりうる問題ですが、特に夜間寝ている間にしてしまっていることが多いようです。そのため、自分が歯ぎしりをしていることに気がつかない人が多いのです。
歯ぎしりをしてしまう人は、歯を強く食いしばりすり合わせます。多くの場合は無意識にしてしまっているようです。その結果、歯を痛めてしまいます。
歯科に関係する症状ですが、その主なきっかけは心理的なものでしょう。
歯ぎしりの原因
歯ぎしりには、身体的なものよりも心理的な状態が大きく関わってきます。ストレスもその原因の一つです。
また、以下のような外的要因も歯ぎしりの原因として考えられます。
- 不健康な食生活
- 不健康な睡眠習慣
- 姿勢の悪さ
- 歯並びが悪い
人は皆違いますし、病気になる原因も千差万別です。したがって、歯ぎしりが気になる場合は、専門家の診察を受けましょう。歯ぎしりの裏に何が隠れているのか、見つけ出してくれるはずです。
歯ぎしりの症状
歯ぎしりをすることで起こりうる大きな問題の一つが、顎にかかる圧力です。顎に強い圧力をかけ続けると、大きな健康問題へと繋がる恐れがあります。例えば、神経や顎の骨への悪影響です。
歯ぎしりがひどいと、以下のような症状が起こるでしょう。
- 筋肉が過敏になる
- 熱いもの、冷たいもの、甘いものに過敏になる
- 摂食障害
- 顎の痛みやむくみ
- 不眠症
- 不安感
- ストレス
- 鬱
- 耳の痛み
- 頭痛
歯ぎしりに悩む人の多くは他に症状を感じていません。定期検診で訪れた歯科で指摘された、というケースが多いでしょう。夜寝ている時に歯ぎしりをしているとパートナーに指摘されて初めて気がついた、という人もいるでしょう。
感情的な原因
朝から嫌なことがあって気分が台無し!そんな経験はありませんか? 親戚との言い争い、夫婦げんか、朝一での仕事の電話、トラブル……こういったことは全てストレスや不安感、倦怠感などへと繋がります。
感情も含め、私たちを取り巻く全てのことが繋がっているなんて、不思議ですよね。
だからこそ、ネガティブな感情には気をつけなくてはいけないのです。感情的に苦しむだけではありません。心臓発作へと繋がる可能性すらあるのです。
推奨事項
リラックスすることに加え、10まで数えて心と体をポジティブな方向へ持っていきましょう。以下のような活動はお勧めです。
- 睡眠は推奨されている時間をたっぷりとる
- 水をたくさん飲む
- ヘルシーな食生活を送る
- 歯科矯正を受け、歯並びを整える
- 硬い食べ物、甘い食べ物を避ける
- 痛いときは冷湿布/温湿布を当てる
- マッサージをする
上述したものはどれも症状を緩和する助けになると考えられていますが、なによりも毎日の生活の中のネガティブな部分を取り除かなくては何の意味もありません。
心理的なセラピーを受ける必要があると思う人は、悲観的にならず、ポジティブに考えましょう。心から憎しみや怒り、恨みを取り除きましょう。また、あなたに対して嫌な思いをさせる人が周りにいるのなら、近づかないようにしましょう。より穏やかで心が健康に感じる生活が送れるはずです。
またラッキーなことに、心身のリラックスを促すと考えられる自然療法がありますので、ぜひ試してみてください。
無意識の歯ぎしりを抑える3つの自然療法
1. セイヨウカノコソウ
セイヨウカノコソウ(バレリアン)には不安感や睡眠障害をコントロールする鎮痛作用があります。心身をリラックスさせ、緊張感を和らげてくれるのに役立つかもしれません。
材料
- セイヨウカノコソウ 大さじ1(15g)
- 水 1カップ(250ml)
作り方、飲み方
- 水を火にかけます。沸騰したらセイヨウカノコソウを入れ、2分間火を通しましょう。
- 火を止め、液体を漉します。
- 夜に飲むことをお勧めします。寝る30分前が良いでしょう。
2. カモミール
カモミールは筋肉の痛みを和らげるために利用されています。また、女性の生理不順や生理に関するトラブル、頭痛、緊張感、不安感、ストレスなどにも使われています。カモミールには抗炎症作用があり、筋肉のコリを和らげてくれるかもしれません。
材料
- カモミールティー 小さじ1(15g)
- 水 1カップ(250ml)
作り方、飲み方
- 水を火にかけて沸騰させ、カモミールを入れます。5分蒸らしましょう。
- カモミールティーは、朝起きた後すぐと夜寝る前に飲むことをお勧めします。
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3. ラベンダー
ラベンダーには筋肉の緊張を和らげる効果があるとして知られています。ラベンダーの力を借りれば首や顎の筋肉をほぐれるかもしれません。
材料
- ラベンダーの花 5つ
- 水 1カップ(250ml)
作り方、飲み方
- 水を火にかけて沸かします。沸騰し始めたらラベンダーの花を入れましょう。
- 火を止め、冷まします。
- 1日2回、食間に飲むことをお勧めします。
- 首や顎まわりの筋肉をラベンダーオイルでマッサージするのも良いでしょう。
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