ミノキシジル:脱毛症、抜け毛の治療法

5月 29, 2020
ミノキシジルは、他の薬剤と同じように副作用を引き起こすこともあります。副作用の中では、皮膚に関するトラブルが最も多いでしょう。詳しく見ていきましょう。

ミノキシジルは発毛を促進し、抜け毛を予防する薬剤です。もともとは、その血管拡張効果から高血圧治療の経口薬として用いられていました。ですが、それによって不必要な毛の増加に悩む患者が現れたのです。そのため、ミノキシジルは発毛促進剤として、外用薬としての利用ができるように手が加えられました。のちにAGA(男性型脱毛症)や抜け毛の治療薬の中では最も有益なものであると証明されました。

ミノキシジルについて

ミノキシジル:脱毛症、抜け毛の治療法

この発毛促進剤は、男性だけでなく抜け毛に悩む女性も使用することができます。一般的なガイドラインとしては、男性は5%、女性は3〜4%濃度で、顔の毛が増えるのを予防することができます。ですが、2%濃度を使うことも可能です。この場合、1日2回使用しましょう。推奨される量は1日2mlまたは10〜12スプレーです。

いろいろな濃度について述べましたが、ミノキシジルは様々な形態で、また様々な名前で販売されています。最も一般的に使われているのはローションタイプです。また、フォームタイプもだんだん人気が出てきました。

どうして脱毛症になるの?

脱毛症とは毛細血管密度の喪失で、とてもよくある健康問題です。統計によると、男性の50%、女性の30%以上が生涯に一度は脱毛に悩むようです。脱毛症になると、生活の質に大きく影響を与えてしまうでしょう。単なる見た目の問題だけではありません。脱毛に関連する病気などを解決しなくてはいけないでしょう。

今日、100種類以上もの脱毛症が知られています。最も多いのが、前述もした男性型脱毛症です。このタイプは、ホルモンの変化によって起こります。ですが、ホルモンの変化以外にも影響を与えると考えられる要素はあります。例えば、以下のようなものです。

  • 食事
  • 身体的、精神的ストレス
  • 貧血や鉄分欠乏症
  • 自己免疫疾患
  • 甲状腺の変化
  • 薬による副作用

脱毛症の原因はいろいろあります。そのため、医学的な診断をきちんと受けることが大切です。原因がわかってこそ、適切な治療が受けられるでしょう。

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脱毛症の症状

抜け毛を気にする男性

脱毛症の最も特徴的な症状は、毛細血管密度の喪失、つまり抜け毛でしょう。時々、最近抜け毛が多くなったと気づくこともあるでしょう。ですが、毛が抜けるからといって必ずしも脱毛症であるということではありません。毛細血管密度の喪失すると、普通、女性の髪が薄くなったり、男性の生え際が広くなります。また、頭皮の痛みやかゆみを感じることもあります。

脱毛症を予防するには

禁煙や健康な食事、過剰に日光を浴びないなどのヘルシーな生活習慣が髪の健康を促します。また、脱毛症を予防する絶対的な効果をもつ薬剤というのはまだありません。大切なのは、早期に診断を受けること、そして脱毛症だと判明したら、ミノキシジルなどの早期治療を受けることが大切でしょう。

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ミノキシジルの副作用

抜け毛を気にする女性

他の薬剤と同じく、ミノキシジルは副作用を引き起こす場合があります。もっとよく報告されている副作用をいくつかご紹介しましょう。

  • かゆみ
  • フケ
  • 乾燥
  • 皮膚の炎症
  • 湿疹
  • 多毛症

これらの副作用は基本的に深刻なものではなく、使用をやめたら症状も自然と消えることが多いでしょう。また、薬剤の使用量や形態にもよるでしょう。どういう副作用があるのかや統計的データは、商品化される前にミノキシジル50mg/mlを使用した1932人の患者から得られた情報と、市場に出てから得られたデータに基づいています。

まとめ

ミノキシジルは、脱毛症の治療にとても有効です。疑問があれば主治医や薬剤師に相談をし、使用する上での注意や指示にしっかり従いましょう

  • Wagner, L., & Kenreigh, C. (2011). Minoxidil. In xPharm: The Comprehensive Pharmacology Reference. https://doi.org/10.1016/B978-008055232-3.62191-9
  • Messenger, A. G., & Rundegren, J. (2004). Minoxidil: Mechanisms of action on hair growth. British Journal of Dermatology. https://doi.org/10.1111/j.1365-2133.2004.05785.x
  • Kelly, Y., Blanco, A., & Tosti, A. (2016). Androgenetic Alopecia: An Update of Treatment Options. Drugs. https://doi.org/10.1007/s40265-016-0629-5