マニュピュレーターから距離をおく方法
他人の心を操作して支配しようとする、マニュピュレーターと呼ばれる人が存在します。
マニュピュレーターに心を支配されそうになったら、自分を恥ずかしく感じたり隠れるのではなく、心を強く持つことが大切です。
マニュピュレーターには独自の行動パターンや相手への操作方法があります。これらの行動パターンを理解することで、彼らが近づいてきてもしっかりと対処できます。
人生経験の少ない若い人は特に、マニュピュレーターが近づいていたことに気づきません。
しかし、本記事でご紹介するその特徴や行動パターン、ジェスチャーやよく使う言葉などを理解することで、相手との距離を保ち、自分を守ることができます。
また同時に、マニュピュレーターが近づいてくるのはよくあることでもあり、それにはいくつかの理由があると理解する必要があります。
マニュピュレーターをはじめとする私たちの人生に現れる様々な障害を察知して避けることで、幸せで満ち足りたより良い人生を送りましょう。
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なぜマニュピュレーターに繰り返し支配されるのか?
マニュピュレーターに何度も心を支配されてしまう人がいます。言い換えると、マニュピュレーターについつい心を許し「支配させる」ことを許していると言えます。
このタイプの人は、恋愛関係で何度も同じような毒のある関係に陥る傾向にあります。
なぜこのようなことが起こるのでしょうか? そして、心理学的にはどのような理由があるのでしょうか?
マニュピュレーターに何度も心を操作される人は、自分の心を強く持つこと、ポジティブな考え方を維持することが不得手な傾向にあります。
マニュピュレーターはあなたを愛していると近づいてきます。あなたに対してポジティブな言葉をかけあなたを誘惑しますが、これは彼らが自分の必要なことを「得る」ための行動であり、あなたを愛しているからではありません。
また同時にこれは、心の操作が始まっているサインです。そして徐々にあなたを支配することで「愛している」と言います。
マニュピュレーターは他人を愛することや尊敬することを心から理解していない人々で、中には、家族との関係を含め、誰とも深い関係や絆を築いたことのない人も多く存在します。
マニュピュレーターは愛に飢えていますが、他人を愛する方法を知らないため、心を操作して支配することで他人を自分のものにしたように感じるのです。
ここから抜け出すためには、自分の心を強く持ち、ポジティブな考え方で毎日を過ごすことが大切です。
自分の尊厳を取り戻すために
二面性のある計算高い「偽の」関係という悲しい状況に陥る前に、マニュピュレーターに対して行動を起こす必要があります。
まずはマニュピュレーターとの関わりをしっかりと断つ必要があります。誰にでも他人との「境界線」があり、それを超えて心や生活に侵入するマニュピュレーターを許してはいけません。
あなたに対して、以下のような行動をとるマニュピュレーターを許してはいけません:
- あなたのことを「何もできない」「人生の目標には辿り着けない」「価値のない」人だと評価する
- あなたが自分の意見を表明するときや自分で何かを決定するときに妨害して個人の権利を侵害する
- あなたの価値、考え方、信条を攻撃する
- あなたが他人より劣っていると信じさせる
- あなたを支配する
- あなたの自尊心を喪失させる
上記の行動をとるマニュピュレーターがあなたの周りにいるのなら、我慢をして耐える必要はありません。
すぐ行動に移してください。
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二度と心を操作されない、支配されない
他人の心を操作して支配しようとするのはよくあることですが「よくあること」と「許される」ことは違います。
マニュピュレーターと呼ばれる人たちは、他人の心を操作して支配することが習慣化しています。
あなたが自分の考えで行動したことが、マニュピュレーターの考えや計画に反している時にその力を誇示しようとします。
友情、恋愛関係、夫婦生活、家族、またはそれに類似する関係や時には職場などにもマニュピュレーターは存在するため、マニュピュレーターの行動のメカニズムやパターンを理解し、その行動を阻止する必要があります。
マニュピュレーターの行動を阻止するのは、自分勝手な行動でもわがままな行為でもありません。私たちの心身の健康を維持するために大切な行動です。
マニュピュレーターからの距離を取り、自分の考えをしっかりと表明しようとしていても、マニュピュレーターからは「自信のなさ」や「自尊心の低さ」などを見破られる可能性があります。
自分の考えをしっかりと相手に伝えても、マニュピュレーターたちはあなたにこう返すでしょう。
「もちろんあなたにとって一番良いことをすべきだと思う。だけどあなたの考えは間違っている。私を信じてくれないの? 私がこれまであなたにしたすべてになぜ感謝してくれないのか?」
「ノー」という言葉があなたを救う
心を操作されやすい人は「ノー」という心の強さを身につけ、それを習慣にしてください。この一言で、今後生じる可能性のある様々な困難や問題を予防する効果があります。
自分の望まないことや不快に感じることが起きたら、大きな声で「ノー」という気持ちを表現してください。他人に対して、自分の我慢の限界をはっきりと伝えることが大切です。
自分にとって正しい行動を
自分にとって「正しい」と感じられないことや行為を受け入れてはいけません。
自分のパートナー、兄弟、または父親だとしても関係ありません。あなたの価値を喪失させるようなことは、きっぱりと断る必要があります。
不快に感じる時、悩みの種となるとき、または自分が望まない行動などは決して受け入れてはいけません。
自分は「簡単なターゲット」ではない。
マニュピュレーターから「ターゲット」として狙われる可能性は誰にでもあります。
簡単に他人から心を操作されがちな性格とは、「ノー」と言いたいのに、ついつい「イエス」と答えてしまうタイプの人です。
このような性格の方は、心を強くそして勇気を持って自尊心を大切にしてください。
「誰かに心を操られ、支配されていい人」は存在しません。毒のある関係でひどい扱いを受けていい人はいないのです。
自分を守るためにも今すぐ立ち上がりましょう!
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