アボカドでコレステロール値が下がる

7月 19, 2016
ペンシルベニア大学が行ったある研究によると、アボカドに含まれる不飽和脂肪は悪玉コレステロール値を落ち着かせ、動脈が詰まるのを防ぐそうです。

コレステロールには、善玉コレステロール(HDL)と悪玉コレステロールがあります(LDL)。善玉コレステロールは、体内の余分なコレステロールを肝臓に運びます。一方、悪玉コレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身に運びます。過剰な悪玉コレステロールは血管内に蓄積し、動脈硬化をもたらす危険因子となります。しかし、アボカドを毎日食べるだけで悪玉コレステロール値を落ち着かせる効果が得られるのです。

コレステロールの値を気にする人は多いものです。血液中に存在するこの脂質が大量に蓄積すると、循環器系の疾患をもたらし、あなたの健康を脅かします。

コレステロールは、多くの重要な臓器が正常に機能するために必要です。しかしながら、コレステロール値は栄養の乏しい、あるいは偏った食事によって危険な数値へ増加します。

コレステロールの最も厄介なところは、特別な症状がないため、気付くのが難しいことです。実際、今日では数百万人が気付かずにコレステロール値が高い状態になっていると考えられます。

研究によると、幸いにして食事を改善して健康的なライフスタイルを心がければ、コレステロール値をコントロールしてリスクを減らせるそうです。

Journal of American Heart Associationに掲載された研究によると、アボカドを毎日食べれば、悪玉コレステロール値をコントロールできることが明らかになっています。

研究

コレステロール

ペンシルベニア州立大学の研究者は、多くの食べ物に含まれている飽和脂肪酸を、アボカドに含まれる不飽和脂肪酸に換えて行くことを提案しています。更に、高コレステロールによる循環器系の疾患のリスクを減らすために、数年間不飽和脂肪を含むものを食べるようにアドバイスしています。

飽和脂肪はコレステロール値を上げ、血管を詰まらせたり、心臓発作のような致死的な疾患のリスクを増大させます。循環器系の危険因子に対するアボカドの効果を評価したところ、果物などに含まれる最も不飽和度の高い脂肪の一つが効果的であることが判明しました。

これ検証するため、研究者らは21~70歳までの健康だが肥満の治験者45人の食事に含まれる飽和脂肪に変化をつけました。被験者は、飽和脂肪を多く含む食事を2週間食べたのち、それぞれ以下の3種類の食事をとり飽和脂肪の量を減らしました。

  • 低脂肪食、アボカドなし
  • 標準の脂肪食、アボカドなし
  • 標準の脂肪食、一日一個アボカドを摂取

結果

血中のコレステロール

分析の結果、一日一個アボカドを食事に取り入れることにより、LDLコレステロール値が減少することがわかりました。全体で、数値はアボカドなしの標準脂肪食のグループは8.3 mg/dl、低脂肪食のグループでは7.4 mg/dl減少したのに対し、標準の脂肪食で一日一個アボカドを摂取したグループは13.5 mg/dl減少しました。

更に、アボカドを食べるとコレステロールと中性脂肪のコントロールによい効果があることがわかりました。

結論

驚くべき結果から、研究者はほかの集団でも同じ効果が得られるかどうか確かめるため、さらなる研究を進めることが重要であることを強調しています。しかし、アボカドは栄養価が高く、含まれる不飽和脂肪が心臓の健康を保つのに良い食材であるということが示されたのは事実です。

循環器系へ与える良い影響の要因は、アボカドに含まれる健康に質の良い脂肪、微量栄養素、生理活性成分です。

研究者の一人、Penny Kris Ethertonは、アボカドに含まれる生理活性成分とそれらが体に与える効果について正確に同定するために研究を続けたいと考えています。

健康食材、アボカドを食べよう

健康にいいアボカド

アボカドはカロリーが高く脂肪を多く含むことから、ここ数年悪い評判が流れていますが、最近では最も完全で健康な食材のひとつであると考えられています。適度に日頃の食事に加えてみてはどうでしょうか。

すでに述べたように、アボカドには有益な脂肪に加えて、食物繊維、ビタミンE、ビタミンB、葉酸、バナナの二倍以上のカリウムが含まれています。

コレステロール値が高いことを不安に思っていませんか?コレステロール値を正常に維持するために、ほんの少しだけ食事を変えて毎日アボカドを食べてみましょう。

 

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