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兄弟間の嫉妬の対処法
ある時期、兄弟に嫉妬する気持ちが沸き上がるのは自然なことですが、十分な愛情と尊重、コミュニケーションがあれば乗り越えられるはずです。

兄弟間の嫉妬は割と普通にあることです。生まれたばかりの赤ちゃんが親やその他の大人の気を引くのは当然です。親が新しい命に気を取られている一方で、上の子供たちは自分はもう愛されないのではないかと不安に感じます。動揺したり心配するかもしれません。
兄弟間の嫉妬がありがちなことだからと言って、親として何もしないというのは良くありません。また生まれたばかりの赤ちゃんを無視するべきでもありません。親はバランスよく愛情表現や世話をしてあげることが大切です。
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兄弟が生まれる心の準備をさせる
嫉妬をコントロールするためには、まずは最初のお子さんから気遣いましょう。
親の愛情、時間、コミュニケーション、尊重を充分に受けていれば、新しい家族も快く迎えることが出来ます。
お母さんが妊娠していることを発表すると同時に、子供もそれを受け入れる過程を進み始めます。兄弟愛は自然と生まれる物でも、受け継がれるものでも、血縁関係だからという理由で沸くものでもありません。その種を植え付け、育てるのは親の役目なのです。
兄弟愛は赤ちゃんがお腹にいる時から育むべきです。定期健診に一緒に連れて行って、エコー映像などを見せるのも良いでしょう。
妊婦さん用のエクササイズに連れて行ったり、名前を一緒に考えるのも良いかもしれません。兄弟間の絆を作るのも親の務めなのです。
兄弟間の嫉妬が見えたら
子どもは赤ちゃんが生まれてくるんだという事を理解しておく必要があります。生まれて最初の数か月は親が赤ちゃんに集中することが多いですが、次第に兄弟一緒に遊ぶ時間が増えていきます。
年が離れていたとしても、多くのことを一緒にしたり絆を深めることは出来ます。子供が家族の中の自分の位置づけや親の心に自分がどれだけいるのか不安に感じた時、嫉妬心が生まれます。年上の子が年下の子に嫉妬することもあれば、その逆もあり得ます。
子どもが安心して自信を持っていられるようにするのは親にかかっています。子供たちは十分に愛され、気遣われるべきです。そうすれば嫉妬心も和らぎます。
嫉妬心を和らげる方法
兄弟間で嫉妬をすると、癇癪、言うことを聞かない、赤ちゃん戻り、口答え、けんかなど様々な問題が出てきます。ですがこういったものは予防することが出来ます。
1.性格や個性によってどれほどのケアや愛情が必要かが変わるのでそれを見極める
2.兄弟同士で遊んだり話したりするスペースを作る
3.兄弟間の境界線やルールを作る。どんなに怒っていても、無視をしたり、寝る時や起きた時のあいさつをおろそかにしない。お互いを侮辱したり、見下したり、身体的な暴力をふるったりしない
4.親は子供それぞれ別に話を聞く
5.子どもに「みんなを同じように愛しているんだ」と伝える。口だけでは足りないので、行動で示す。
6.特定の子どもをひいきしない
7.子どもを比べない
8.喧嘩を始めたら、暴力を振るわないよう指導する。問題を解決するツールを与える
9.嫉妬がライバル心に発展したり身体的な衝突を伴なうようになったら、セラピストや心理学者に相談する。子供のうちどちらかが、赤ちゃん返りをしたり、鬱になったり、攻撃的になったら援助してくれる場所や人を探す
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まとめ
それぞれの子供を尊重することはとても大切なことで、兄弟間の嫉妬を避けるカギでもあります。子供たちとの間に、愛情と尊重の種を植え、育てるのも親の務め。
これらを充分に受けた子供は幸せな気持ちを育みます。親から学んだことを、兄弟にも自然と示すようになるでしょう。
親は子供それぞれ同じように愛情、尊敬、時間を注ぐべきです。このようにしたからと言って、兄弟が喧嘩しないわけではありません。ですが互いの違いを認め合うことが出来るようになります。自分たちがそれぞれ親の心のどこかに確かにいるのだという事を知っているからです。