クルミの様々な効能
木の実の中でも特に人気のあるクルミ。
ナッツ類は一般的に、高い栄養価のあるタンパク質を多く含み、抗酸化物質、炭水化物、オメガスリー(脂肪酸)、ビタミンEなどの複数のビタミンを含んでいます。中でもクルミは、繊維を含んでいるので定期的に摂取すると消化の助けになります。
また、消化不良、胸焼けを防いだり和らげたりする効果もあります。お腹の周りの筋肉、括約筋の炎症を抑える効果もあります。
身体にとてもいいクルミの効能
いくつかの研究で、クルミは心臓病に効果があるという結果が出ています。
専門家たちは適量のクルミを毎日摂取することをすすめています。なぜなら、クルミは他のどの木の実よりも、抗酸化物質を多く含んでいるということが証明されているからです。
クルミに含まれるオメガスリーは体にとてもいいものです。様々な面で健康に有効であり、血流をよくし、セロトニンという脳の中のホルモンを活性化させ、満腹感を感じさせてくれます。
オメガスリーの効果に加えて、ある研究によると、クルミは特にお腹周りの脂肪を燃焼させる効果があるということがわかっています。このため、クルミはダイエットをする上でも理想的な要素を持っているということが言えるでしょう。ですが、適量を食べるように心がけるのはもちろんのことです。
ナッツ類にはいろいろな食べ方があります。そのまま食べるもよし、フルーツとミックスしたり、サラダに入れても良いでしょう。またタンパク質を多く含んだ一品として、例えばチキンとクルミを合わせた料理などもあります。
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クルミの摂取に関するデータ
- クルミの摂取によって、集中力が高まり、精神的パフォーマンスと想像力が高まります。ですから、幼児期にクルミを食べることは、とてもいいことです。
- また、6時間以上働く人にとっても、食事と食事の合間にクルミを食べることがいいとされています。
- 毎日クルミを摂取すると、脳の中のセロトニンの値が上がります。このホルモンは、幸福と喜びという感覚と関係があります。うつに悩む人はこのセロトニンの値が低いです。そのため、クルミを食べることはうつと闘うのに役立ちます。
- クルミを摂取すると、満腹感が味わえます。ですから少ない量の食事ですみます。また、カロリーを消費しやすくしてくれます。
- クルミに含まれるオメガスリーは血液の循環を刺激します。ですから、心臓の病気を予防することにつながります。
- 外見に関することとしては、クルミの摂取は静脈瘤(通常足に現れます)の出現を予防します。
- クルミの摂取は糖尿病を患っている人にお勧めです。クルミが血流の中の糖分の値を抑えるのに役立ちます。
- 専門家によると、抗がん作用もあるそうです。
- クルミは男性の不妊治療にも効果があります。こういうタイプの問題に対処できる最高の食べ物の一つです。
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食事にクルミを取り入れる
減量をしたい場合、クルミを食事に少量取り入れることはお勧めです。例えばロマリンダ大学の研究では毎日クルミを食べても体重が増えないことが判明したそうです。その一方、健康的な体重を保ちたい方々にも、クルミをおやつとして取り入れることをお勧めします。
しかしいくら良い効果があるからといって、たくさん食べてはいけません。10グラムから30グラムが適量です。取りすぎるとかえってよくないので注意してください。
確かにクルミはカロリーを燃焼しますが、高い値の脂肪酸をたくさん含んでいることも忘れないでください。このため、特に減量を考えているなら少量にすることが大切です。
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