首を寝違えた時に役立つ5つのアドバイス
僧帽筋の拘縮、または寝違えと呼ばれる症状は、皆さんが考えるよりも一般的で、非常に不快で辛い症状が予期せず起こります。
座りっぱなしの生活、パソコン仕事、そして背骨や姿勢の問題などが原因だと言われており、骨関節炎さえも、首などの特定の場所を緊張させて寝違いを引き起こすと考えられています。
僧帽筋は首の後ろから肩や背中にかけて張っている幅広い筋肉で、背中の表層にあり、床や地面の何かを取ろうとするだけで、この筋肉を傷つけてしまうことがあります。
ここを傷つけると呼吸をするだけでも、燃えるような痛みを感じます。この筋肉を傷つけた経験がある場合は、医師や理学療法士の指導を受けながら、今回ご紹介するアドバイスをご自宅でお試しください。
1. 休息
寝違えた時は、自分が休みたい休みたくないに関係なく休息を取る必要があります。首と肩甲骨の間の結合組織の損傷を引き起こすことが多く、患者が痛みを感じたり、動きが制限されていると感じるのもこの部分です。
痛みを感じたときは、休息が必要です。少なくとも1週間は休みを取り、この間は重いものを持ち上げたり運んではいけません。また肩に装着するスリングなどは逆効果ですのでやめましょう。
寝違いが起きた時はソファーなどに座って数日休み、簡単な動きの理学療法を行い、患部を徐々に治療します。
2. 寝違いの症状を緩和するアイスパック
患部を休ませながら冷やすと非常に効果的です。
約1時間半ごとに患部の筋肉にアイスパックを当てて15分ほど冷やすと、その鎮痛効果が、炎症を軽減しながら症状を和らげます。
ただし痛みがひどいときは、必ず医師の診断を受け、医師の処方による薬を服用しながら医師の治療方針に従いましょう。
冷温療法は非常に効果が高いので、温かいシャワーを浴びた後、筋肉にアイスパックを当てるという方法もおすすめです。
こちらの記事もご覧ください:首の筋肉を強化する効果的なデイリーエクササイズ
3. 生姜茶
痛みと炎症を軽減するおすすめの自然療法の1つが生姜茶です。
生姜の精油の主成分であるβ-ビサボレンとジンギベレンは、抗炎症成分であり、筋肉の緊張や関節の痛みに素晴らしい効果を発揮します。
粉状にした生姜を250mgから1g入れた生姜茶1カップを、1日に3カップ飲むと良いでしょう。
4. 毎日のストレッチ運動
僧帽筋まわりの筋肉や関節の弾力性を再生させるストレッチをご紹介します。
必ず医師や理学療法士の指導の元で症状の改善を行うことが大切です。ただし専門家が近くにいない、医師の診断を受けられないという状況の場合は、ご自宅で簡単なストレッチを行ってください。
上記の写真のエクササイズがおすすめです。まずは一番シンプルなものから始めます。
頭の横に片手を置き、しばらく首を傾けます。
次に体を前方に傾け、手をだらりと床に向かって下げることで、僧帽筋のストレッチができます。
無理をせず自分のペースで行ってください。
こちらの記事もご覧ください:滑らかで若々しい首を実現する6つのアドバイス
5. ひまし油を使った自然療法
ひまし油は首の痛みなどに効果のある自然療法薬です。寝違いの主な症状である痛み、炎症、そして筋肉の緊張などを緩和します。
また関節炎の痛みの緩和にも効果のある昔ながらの自然療法薬をぜひご活用ください:
必要なもの
- 柔らかい布 1枚
- ひまし油 大さじ1(30g)
- 温かいタオルまたは温熱パッド
使用方法
- 最初に柔らかい布を温めます。ストーブや暖房の上に置くのがおすすめです。
- 温めた布にひまし油2杯を吸い込ませます。
- 横になって患部である筋肉にこの布を当てます。
- 温熱パッドまたは温めたタオルをその上にかけて、しばらく温かめます。
この方法は毎日行うことができます。次第に症状が緩和されて、痛みを感じずに動かすことができるようになります。
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