【グルテン不耐症】子どものセリアック病の関係とは?

セリアック病が子供や10代のティーンエイジャーにどのように現れるかは、年齢によって異なります。この病気は、嘔吐や便秘を引き起こし、成長を阻害することもあります。
【グルテン不耐症】子どものセリアック病の関係とは?

最後の更新: 31 8月, 2020

セリアック病は一般的に「グルテン不耐症」として知られている病気で、子供やティーンエイジャーを悩ませることが多い病気です。残念ながら、セリアック病は最も一般的に見られる消化器疾患の1つです。世界人口の大部分がこの疾患を持つと推定されますが、多くの人は自覚がありません。

「グルテン」は、タンパク質が繋がってできる物質で、様々な穀物、特に小麦に存在しています。

しかし、セリアック病の有病率は、成人よりも子供や10代の間で高く、ほぼ70人に1人の子供がグルテン不耐症とされます。これは遺伝的要素が大きい疾患であるため、特定の遺伝子のキャリアはリスクが高くなります。

現在、私たちの食生活の多くは穀物を中心に展開されており、食品中のグルテンの量はかなりのものです。というわけで、今回の記事では、セリアック病について、それも特に子供や10代に見られる場合に知っておきたい知識を見ていきましょう。

セリアック病とは

セリアック病とは グルテン不耐症

セリアック病は、グルテンに対する自己免疫反応によって起こる病態です。免疫系がタンパク質の繋がりであるグルテンに反応し、消化器系に一連の変化をもたらすのです。

研究では、セリアック病には重要な遺伝的要素が関わっていることが明らかになっています。つまり、特定の遺伝子を持つ人は、グルテン不耐症のリスクが高いということです。しかし、症状が必ずしも現れるわけではありません。また、特定の病気があると、セリアック病を発症するリスクが高まり、中でも糖尿病やダウン症などがあるとそのリスクは高まります。

セリアック病だと何が起こるのか

セリアック病の人は、グルテンを含む食品を口にすると消化器系で免疫反応が起こります。グルテンを食べると、免疫反応により腸の粘膜に炎症が起こるのです。腸の粘膜バリアは、健康を維持するために必要な栄養素を吸収することができますが、この粘膜が変化すると、腸はすべての栄養素を得ることができません。そして、吸収不良症候群を引き起こします。

しかし、セリアック病の人でもグルテンフリーの食事を厳守すれば、症状や合併症を防ぐことができます。早期発見し、グルテンの摂取を避ければ、腸の粘膜は徐々に再生していきます。

小児および青年期のセリアック病

小児および青年期のセリアック病 グルテン

セリアック病は、人生のどのタイミングでも発症する可能性があります。しかし、年齢によって症状は異なります。また、前述したように、腸の粘膜に生じたダメージは、早期発見すれば回復の見込みがあります。そのため、子供や10代の場合は、症状に気づくことができるようにしなければなりません。症状に気づくことで、適切な食生活を確立し、将来起こりうる合併症を回避するのに役立つからです。

例えば、非常に幼い子供は、しばしば下痢と鼓腸が症状として現れます。また、特にグルテンを含む固形食品を食べ始めた頃から、成長するスピードが遅くなる傾向があります。

同様に、もう少し年齢が上の子供や10代は、通常、腹痛、嘔吐、便秘のような症状を訴えます。ここでもまた、年齢の割には背が低いというのが症状の1つです。他にも、セリアック病の子供は、皮膚の発疹や貧血を起こすこともあります。これはすべて、体が適切に発達するために必要なすべての栄養素を吸収していないために起こります。

子供のセリアック病の診断方法

子供やティーンエイジャーに何の症状も出ず、気づかないことも少なくありません。しかし、セリアック病は遺伝が影響していることがわかっています。ですから、もしあなたやあなたのパートナーがセリアック病を患っているのであれば、お子さんを診てくれる医師に相談しましょう。

セリアック病を発見するための検査がいくつかあります。まず、通常は血液検査を行い、セリアック病の抗体を探します。その結果が陽性であれば、場合によっては小腸生検を行います。これは、小さなプローブを口から腸に導入することで構成されています。腸内の小さなサンプルを採取し、研究所でそれを分析します。

セリアック病が疑われる子供を診断する方法は数多くあり、検査は痛みを伴うものではありません。早期発見は、お子さんの健康状態を大幅に改善することができます。

まとめ

子供や10代に見られるセリアック病は、年齢によって症状が異なります。ですので、もしお子さんがセリアック病にかかっているかもしれないと思ったら、医師に相談してください。そうすれば、医師により検査が行われ、より健康的な食事についてアドバイスがもらえるはずです。

こちらの記事もおすすめです。
セリアック病のための炭水化物たっぷりのグルテンフリーレシピ
みんな健康
で読むことができます。 みんな健康
セリアック病のための炭水化物たっぷりのグルテンフリーレシピ

グルテンは日々の食事の中にも多く含まれています。しかしセリアック病患者はグルテンを摂ることができないため食べるものが限られてしまいます。しかしタンパク質自体は体を正常に働かせるため必須なものです。今回はグルテンフリーでありながら工夫を凝らしタンパク質を多く摂取できるレシピを紹介します。




ここに記載された内容は、情報提供のみを目的としたものです。専門家による診断、治療、推奨を促進したり、それらに代わるものではありません。疑問がある場合は、信頼できる専門医に相談し、許可を得てから施術を開始しましょう。