キヌアを食べるべき7つの理由
キヌアを食べたことはありますか? 近年高い人気を博している食品であるキヌアについて聞いたことがない方は、本記事で詳しくご覧ください。
「グルテン」を含まない食品や食事が健康に良いと言われていますが、特にグルテン不耐症の方にとってキヌアは最適な穀物です。
キヌアには、赤・黒・白の三色がありますが、どの色も米などの穀物の代用品として摂取することができます。またキヌアの葉も、ほうれん草と同じ要領で食用できます。
キヌアの成分
複合炭水化物であるキヌア100gの成分をご紹介します:
- タンパク質 16g
- 不溶性食物繊維 15g
- 炭水化物 39g
- 脂質 4g
- カロリー 200カロリー
少量で満腹になるキヌアは、体重の増加を予防するおすすめの食品です。またキヌアのプチプチとした食感は、白米が好きな人の食欲も満たすと言われています。
上記の成分に加えてキヌアに豊富に含まれている栄養素をご紹介します:
- ミネラル(マグネシウム、亜鉛、鉄、カリウム、カルシウム、リン)
- ビタミンB複合体、ビタミンE
- オメガ3および6脂肪酸
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1.減量効果を促進
キヌアを食べるべき理由の一つ目は、摂取カロリーを低く抑えることができるという点です。食欲を満たしながら摂取カロリーを抑えることで、体内の脂肪がより多く燃えます。つまり、食欲を抑えながら代謝を促進する食品の一つがキヌアです。
キヌアにはタンパク質が豊富に含まれているため、空腹感を軽減します。またキヌアのグリセミック指数は低いため、血糖値が上がりにくく安定します。
2.抗酸化物質
健康維持に欠かせない抗酸化物質は、老化プロセスを加速させて、関節炎、アルツハイマー、またはガンを引き起こす原因となるフリーラジカルと戦う働きがあります。この抗酸化物質が豊富に含まれているキヌアは、サラダなどにして食べるのがおすすめです。
3.食物繊維
他の穀物と比べて食物繊維の含有量が高いキヌアを通常の食事に加えることで、以下の症状を緩和する効果があります:
- 慢性的な便秘
- 高血圧や低血圧などの心血管疾患
- 痔核
食物繊維が豊富に含まれる食事は、血糖値を安定させます。糖尿病の病歴がある方や疑いがある方は、白米やパスタの代わりにキヌアをお試しください。
4.グルテン不耐性の方向け
グルテン不耐性を発症している方には、多くの食事制限がありますが、グルテン不耐性の解決策の一つがキヌアです。とうもろこしやじゃがいもと同様に効果があります。
最近ではキヌアを材料にしたパスタなども販売されています。通常のパスタとさほど変わりもなく、美味しく食べられるだけではなく、健康上の深刻な問題を引き起こすことはありません。
5.マンガン
キヌア1カップには、私たちが1日に必要とするマンガンの3分の1が含まれています。マンガンはあまり耳にすることのない名前のミネラルかもしれませんが、代謝機能を正常に保つのに欠かせない栄養素です。
またマンガンは体内が酵素や抗酸化物質を吸収するサポートを行うため、食事改善を行なっているときは、マンガンの摂取量に気を配ることが大切です。
6.鉄
鉄分が私たちの体内に欠かせない栄養素であるのはよく知られています。
鉄分には、ヘモグロビンの生成や血液を介して行われる酸素の供給などの重要な働きがあるため、鉄分が豊富な食品を食べることが欠かせません。
キヌアの種子の部分だけを食べていると飽きてしまうことがあるため、芽や葉も摂取できることを覚えておきましょう。葉は特にほうれん草と一緒に、またはほうれん草の代用品としてサラダに加えると美味しく食べることができます。
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7.マグネシウム
調理済みのキヌア1カップは、1日に必要なマグネシウム量の3分の1を含んでいます。マグネシウムは、健康な細胞内に存在する、300種類以上の酵素の機能を促進します。
体内のマグネシウム量が低下した場合や欠乏した場合の症状をご紹介します:
- 筋肉の痙攣
- 心臓の疾患
- 糖尿病
- 片頭痛
- 骨粗鬆症
- 高血圧
キヌアをまだ試したことのない人や、食生活の一部になっていない人は、ぜひキヌアを毎日の食事に取り入れてください。
調理が簡単で多くの食材との相性が良いおすすめの食品です。
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