筋肉の痙攣を早く止める方法
筋痙攣は非常に痛みがあるので、その痛みを簡単に自然な形で和らげる方法は知っておきたいものです。もし頻繁に痙攣を起こす傾向があるなら、なおさらです。
今回は、痛みを伴う突然の痙攣を和らげるのに効果的な方法について見ていきましょう。
筋クランプ(筋痙攣)
筋クランプ(筋痙攣)とは、医学的な用語で、足がつったり、こむら返りといったような筋肉の痙攣のことを指します。この迷惑な痙攣というものは、思っている以上によくあることです。60歳以上になると2人に1人が習慣的に筋肉の痙攣を経験している他、年齢に関わらず多くの人が筋肉の痙攣を時々起こしています。
筋肉の痙攣は、神経が刺激された時に起こり、無意識のうちに筋肉が収縮させられている状態です。この無意識の収縮が、数秒あるいは数分間続きます。
これは、体のどこにでも起こりうるものですが、ほとんどの場合、ふくらはぎや太もも、足、手に起こります。
もし慢性的な筋肉の痙攣があるなら、それは下のような様々な要因によって引き起こされている可能性があります。
- ミネラル不足 – 特にカリウム、マグネシウム、鉄分、カルシウム
- ビタミンE不足
- 過度の脱水症状(汗をかくことや下痢など)
- ストレス
- 関節炎、動脈硬化症、線維筋痛のような疾患
- 利尿薬の服用
- 運動前後のストレッチ不足
- 普段しないような動き
- 寒い場所にいた時
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筋肉の痙攣を止める方法
ストレッチ
筋肉の痙攣は、筋肉組織の痙攣によって引き起こされます。まずは、ストレッチから始めてみましょう。もしふくらはぎが痙攣しているのであれば、足をまっすぐに伸ばして座ります。そして、つま先を上に向けるようにして、かかとを前方に押し出して、お尻からできるだけ遠くなるようにしましょう。
もし足の裏が痙攣、つまり、足がつっているのであれば、手でつま先を持ち、それぞれストレッチをしてみましょう。
マッサージ
痙攣を起こしている部分をマッサージし、ベジタブルオイル(オリーブオイル、ヒマワリ油、ごま油、ココナッツオイル、アーモンドオイル)を使用して少し圧力を加えるのもいいでしょう。痛みがある場所と反対の方向にマッサージをすると効果的です。
最も大切なことは、部分的に温め、できるだけ早く回復を促すことです。
ヒーティング・パッド
患部を温める別の方法として、ヒーティング・パッドを使うというのもあります。温めながらストレッチをして、患部が温まったらマッサージを始めます。
ヒーティング・パッドのような温めるものを持っていなければ、例えば、お湯の入ったペットボトルを使うという方法もあります。
ローズマリーエッセンス
ローズマリーエッセンスは、マッサージに古くから使われている治療薬です。炎症を和らげ、素早く血液循環を促進してくれるので、痙攣に襲われた時に、いつも手元に置いておくとよいでしょう。これからご紹介する簡単な手順に従えば、自分で作ることもできます。
- しっかりと閉まる蓋付きのガラス容器を準備します。
- 新鮮な枝のついたままのローズマリーで、ガラス容器をいっぱいにします。一番いい時期は、ローズマリーの花が咲く頃です。
- ローズマリーが浸るくらいの消毒用アルコールを加えます(薬局やスーパーで購入できます)。
- 容器の蓋をしっかり締めて、冷暗所で15日置きます。
- 毎日、容器の中身を少しずつだけ混ぜます。
- 15日後、液体を漉して、密封できる濃い色のガラス容器に入れて保管します。
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どうやって筋肉の痙攣を予防すればいいの?
もし少なくとも週1回以上、痙攣に悩まされているのなら、自然な方法で意識的に予防してみましょう。こうした症状は、体内で何かがバランスを崩しているサインです。
- まず最初に、マグネシウムとカリウムが豊富に含まれている食品を増やしましょう。この2つのミネラルは、トマトやバナナといった果物や野菜に含まれています。
- ナッツやスプラウツシードが入ったサラダを毎日食べることを始めましょう。多くのビタミンやミネラルを摂ることができます。スプラウツシードとは、カイワレ大根やモヤシといった種を発芽させたものです。
- 痙攣が長く続くようであれば、マグネシウムのサプリメントを摂ってみてください。
- 足の痙攣には、お風呂やシャワーに入っている時に、足に冷たい水を当てるといいでしょう。
- ビバーナムエッセンスも、痙攣の予防にとても効果的です。
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