健康的で美味しいじゃがいもを楽しむ方法
じゃがいもは揚げる、焼く、蒸すなど皮が付いた状態でも様々な方法で調理することができます。
では、味を損なうことなく健康的にじゃがいもを食べるにはどうすればいいのでしょうか?
今回の記事では、じゃがいもに含まれている全ての成分が上手く摂取できるシンプルなアイデアを紹介したいと思います。
じゃがいも
じゃがいもの原産はペルーやボリビアなどの南米地方で、トマト、ペッパー、そして茄子と同じナス科の植物です。
そして、今ではじゃがいもは世界の主食となりました。オムレツなど卵がメインの料理だけでなく、様々なレシピの中で、そしてアルコールなどの原料としても活躍しています。
また、じゃがいもは主に水分とデンプンで構成されていますが、タンパク質、ミネラル(カリウム、カルシウム、リン酸塩、マグネシウム)、ビタミン(B、C)、そして食物繊維も含まれている食材です。
じゃがいもを健康的な食事に取り入れる為のヒント
1.皮つきのオーガニックじゃがいも
じゃがいもを茹でたり、焼いたり、蒸すような時も皮つきで調理することをおすすめします。
そして、農薬や除草剤などの土壌に入っている化学物質を避ける為にオーガニックのじゃがいもを使用するようにしましょう。
- じゃがいもの皮は非常に栄養価が高く、特にビタミンCが豊富です。また、グループBのビタミンや、カリウム、リン酸塩、マグネシウム、亜鉛、そして鉄分などのミネラルも多く含まれているのです。
- この栄養素は血糖値を調整し、ストレスを抑えるので心臓病を防ぐ効果があります。
皮つきのじゃがいもを食べる際は、ソラニンという毒性物質が含まれている芽の部分をしっかり除去することを忘れないようにしましょう。
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2.揚げ焼きにする
もしフライドポテトが好きな人は、細長くカットしてからオリーブオイルを使って高温で揚げるようにしましょう。
この方法で調理すると普通のフライドポテトより健康的に食べることが出来、カリカリで美味しいフライドポテトが作れます。
3.揚げる時間を短くする
フライドポテトを作る時のもう一つのオプションとして揚げる時間を短くする方法があります。
まず、じゃがいもを軽く柔らかくなるまで茹でてから乾燥させます。その後に油で短時間揚げてください。
この方法だと揚げるだけの調理よりも脂質の含有量がはるかに低くなります。
4.一番良い種類のじゃがいもを選ぶ
じゃがいもには多くの品種があります。そして、健康的な摂取方法のヒントとして、あなたの地域やその季節に合ったものを選ぶと方法があります。(出来ればオーガニックのじゃがいもを選ぶ)
地域や季節に合ったものを選ぶと、一番良い品質のじゃがいもを最適な価格で手に入れることが出来ます。
また、様々なじゃがいもの種類の色によって調理法を分類するとより美味しく食べることが出来ます。
- 黄色:揚げる、または焼く。
- 赤:シチューやサラダ、そして蒸し料理。
- 白:サラダ
- 紫:煮込む、または焼く。
5.梅干しと一緒に揚げる
じゃがいもを揚げる時の酸味を調整したい時は、梅干しと一緒に調理すると良いでしょう。
じゃがいもを揚げる時に梅干しを2個入れて調理してみてください。
梅干しは酸性とアルカリ性のバランスを上手く調整してくれる効果を持っています。そして、一度調理に使った梅干しは食べないようにしてください。
6.良い油を使う
じゃがいもを揚げる時は、高温で分解することのない質の高い油を使ってください。その基準を満たす油はエクストラヴァージンオリーブオイルとココナッツオイルです。
また、ギーオイルという脂肪と乳糖の含有量が低くとても健康的なバターオイルを使うのも良いでしょう。
ギーオイルはインド発祥のオイルで、インド国内の店や食卓でよく見られます。
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7.昼食時に食べる
じゃがいもは炭水化物を多く含んでいるので私達にたくさんのエネルギーを与えてくれます。
その為、じゃがいもを摂取するのに最も適した時間は午前中、またはランチタイムです。
夜にじゃがいもを食べてしまうとあなたの睡眠を妨げ、体重が増える原因となってしまいます。
8.他の野菜と一緒に食べる
体重を落とそうと努力している人、または消化不良で悩んでいる人はじゃがいもとタンパク質を多く含んだ食べ物(肉、豆類、たまご、ナッツ)を一緒に食べないようにしてください。
また、デンプンを含んだ物を食べた後は、すぐにフルーツを食べてはいけません。ランチの30分後や朝食とランチの間に食べるようにしてください。
どのようなケースでも、じゃがいもと最も良い食べ合わせはサラダや調理した野菜であることを忘れないようにしましょう。
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