腱炎のタイプとその原因:自然な方法で治療しよう!
腱は筋肉と骨をつないでいるゴムのようなものです。体の至る所にあり、関節を柔軟に保つ役割をしています。
腱炎はこのひもの部分が炎症することです。多くの人がよく抱える症状ですが、時にこの病気による痛みを無視してしまうことがあります。運動量の多いスポーツなどをしてこの部位を激しく消耗するアスリートにもよく見られます。
さて、この腱炎を自然に治すことで得られるメリットは何か知っていますか?
この記事で紹介する自然療法と休息を実践することで、きっと痛みが消えることでしょう。ただし、腱炎が再発を繰り返し正しく治療されない場合は、かなり消耗が激しく治すのが難しい慢性腱炎になる可能性があります。
腱炎のタイプとその原因
腱は体の至る所にあるため、様々な種類の腱炎が存在します。
授乳による腱炎
よくある腱炎の原因が授乳中の悪い姿勢です。
赤ちゃんの抱かれ心地がよくなるようにと思って不自然な姿勢を取ってしまいがちですが、残念なことに、これが腕や背中、手首、肩にストレスをかけてしまいます。
アキレス腱炎
アキレス腱炎はふくらはぎの筋肉とかかとをつなぐ腱の炎症です。
突然、激しい運動をすることによって発症します。また、突然動いたり、ストレッチが不十分な場合にもアキレス腱炎になることがあります。
膝蓋腱炎
まずはじめに、膝蓋腱とはひざを安定させる大きな役割をしている腱のことです。膝蓋腱はひざの領域にある筋肉と一緒に機能しています。これらが一体になっているので、飛んだり、蹴ったり、走ったりできるのです。
膝蓋腱炎はサッカー選手やテニス選手、バスケットボール選手など膝蓋腱を酷使するアスリートによくある怪我です。
一般的には、上記に紹介したものが主な腱炎のタイプですが、体の他の部位にも腱はあります。上記に紹介したどの場合においても、腱炎はその腱と関連する関節の酷使や姿勢の悪さ、ストレッチ不足などが原因であることは留意すべきです。
腱炎にならないためのアドバイス
まず、関節がきちんと機能するようにするためには、以下のような体に良い日々のルーティンを維持することがベストです。
- 1日30分の運動
- 筋肉を強化するストレッチ
- 長時間、同じ姿勢を取り続けることを避ける
腱炎の種類や度合いによって、治療法が異なります。
- 軽い腱炎の場合は、十分に休み、リラックスするだけで十分です。これには、身体的な運動を減らすことも含まれます。
- 腱炎が中度の場合は、炎症を起こしている腱の使用を止め、医師にかかりましょう。医師が診断を下した上で、今後どうすればいいか、治すにはどうすればいいかアドバイスをくれるでしょう。
- 腱炎が重症で治療や薬に対して良い反応を示さない場合は、手術が必要となる場合があります。
腱炎を自然に治す方法
ショウガ
まず、ショウガは強力な抗炎症薬であり、腱炎による痛みや腫れを抑えるはたらきをします。
材料
- ショウガ 小さじ1 (5g)
- 水 1カップ(250 ml)
作り方
- まず、水を軽くグツグツとした状態になるまで沸かします。
- お湯が沸いたら、ショウガを入れ、2分間沸かし続けます。
- 時間が経ったら、火を止め、ショウガからエキスが出るように10分間お湯に浸しておきます。
- お湯を濾し、1日2~3回飲みましょう。
キャスターオイル(ヒマシ油)とオリーブオイル
腱炎の伝統的な治療法にキャスターオイルとオリーブオイルによる治療法があります。患部に直接塗るだけで、炎症が緩和され、こわばりや痛みが和らぎます。
材料
- キャスターオイル 大さじ5(75ml)
- オリーブオイル 大さじ3(45ml)
作り方
- まず、2種のオイルを混ぜ、電子レンジで20秒間熱します。
- 適温になったことを確かめ、気をつけながら患部に塗ります。
- 洗い流さず塗った状態でおいておきます。1日2回塗りましょう。
ターメリック
ターメリックに含まれている薬用成分であるクルクミンは、強力な鎮痛剤かつ抗炎症剤で、腱炎の症状を緩和させる力があります。
材料
- 粉末ターメリック 大さじ3(45g)
- 水 大さじ6(90 ml)
作り方
- まず、ターメリックを水で濡らし、ベトベトしたペーストの状態にします。
- 患部に塗り、包帯を巻きます。
- 薬が効くように一晩包帯をつけた状態で過ごします。朝になったら包帯を新しいものに変えます。
- 腱炎が良くなるまで繰り返しましょう。
アロエベラとミント
最後に紹介するこのアロエベラとミントの治療法は爽快で抗炎症作用があるため、炎症を起こした腱の痛みを緩和します。直接塗ることで患部を和らげ、動きを良くします。
材料
- アロエベラのジェル 大さじ5(75g)
- ミントのエッセンシャルオイル 大さじ1(5 ml)
作り方
- アロエベラとミントのエッセンシャルオイルを混ぜ合わせます。
- 患部に塗り、包帯を巻きます。
- 1日1回使用し、腱炎が良くなるまで続けましょう。
傷めたのがどの部分の腱であれ、休むことがとても重要なことも覚えておきましょう。腱が回復している間は忍耐を持って過ごしましょう。そうすれば、怪我なんて嘘だったかのように元気な状態にまで回復することでしょう。