家庭で育てる薬用植物5種

薬用植物を育ててみませんか?必要なのは、いくつかのフラワーポットを用意すること、水やりを忘れないこと、そして日の当たる場所を植物のために用意することだけです。
家庭で育てる薬用植物5種

最後の更新: 12 5月, 2019

たとえ、自宅に広いスペースがなくても心配する必要はありません。自分自身の薬用植物を家庭で育てることにトライしてみましょう。アロエベラ、ミント、カモミール…これら全ての植物が、あなたやあなたの家族に、植物を育てる楽しみをもたらしますし、自然の素晴らしさについても改めて学ぶ機会になることでしょう

自宅で育てる薬用植物

薬効のある植物を自宅で栽培することは、いつでも利用できる、自分のための小さな薬局を持っているようなものです風邪薬、腹痛の薬、治りにくい傷のための薬、リラックス効果のある化粧水など、さまざまな用途に活用できます。

また、自然の知恵から日々学ぶことも多いものです。今回は、フラワーポットで簡単に育てられる、代表的な薬用植物をご紹介します。

1. アロエベラ

家庭で育てる薬用植物

アロエベラの栽培には、それほど手はかかりません。フラワーポットに植えたアロエベラを日の当たるバルコニーに置き、時々水を与えてください。厚みのある葉には、水分、酵素、アミノ酸が豊富に含まれており、カットすることで簡単にアロエジェルを抽出することができます。

育てる際は、プラスティックのポットではなく、陶器のポットを選ぶように気を付けてください。ポットに、通常の土とピートモス(コケ類を乾燥させて作った園芸用の土でできているもの)を半分ずつ入れ、底には小さな石を2個、排水のために入れましょう。日光を直接十分に当てることと、冬の間は冷気から守ることが大事です。

こちらもご参考に:
尿酸を減らしてくれる薬草

2. ミント

ミント

ティータイムにミントティーを楽しむのが好きな人は多いのではないでしょうか? ミントは腹痛にも効果があり、化粧水の材料としても使えますし、他の植物と組み合わせたハーブティーにするなど、ミントの薬効をいつでも活用できます。デザートや料理の飾り付けや、虫除けとして使っても良いでしょう。

育て方もとても簡単です。一年のどの季節に植えても構いません。陶器のポットに、土とピートモスを半分ずつ入れ、ポットの底には排水のための石を置いてください。ミントは半日陰を好みますので、直射日光には当てないようにしましょう。

3. サルビア

家庭栽培

サルビアという名前の語源をご存知ですか? ラテン語で健康という意味のある「salvus」から来ていて、薬効のある植物です。

サルビアを育てる場合も、アロエベラやミントと同じように、陶器のフラワーポットを用意し、ポットの底には排水のための石を置いてください。サルビアは多くの日光を必要としますので、バルコニーや、日中は常に光が当たる場所にポットを置くのが良いでしょう。

サルビアにはリラックス効果や、消化を促進する作用、炎症や頭痛を和らげる作用があります。ぜひ自宅で栽培してみてください。

4. パセリ

パセリ

パセリも素晴らしい薬効がある植物です。腎臓をデトックス し、口臭を取り除き、免疫機能を強くします。料理に風味を加えるなどさまざまな効能・用途がありますし、鉄分も豊富に含まれています。一日に1ティースプーンの量を、毎日摂ることをおすすめします。

パセリは少なくとも一日に5時間、日光に当たることを必要とします。日光に当てた後は日陰に置きましょう。ポットにピートモスと少しの肥料を入れ、底には石を置いてください。パセリは育つのに時間(数か月程度)がかかりますので、なかなか芽が出なくても、水やりを忘れないようにしてください。

自宅で育てるパセリは、スーパーマーケットで買うものよりもフレッシュな風味がありますし、好きなときに収穫できるため、冷蔵庫で保存して風味が失われるのを心配する必要もありません。

5. カモミール

カモミール

カモミールは、リラックスや安眠、不安の軽減、心臓病の予防などさまざまな用途に役立ちます。乾燥させたカモミールを保存しておけば、いつでも好きなときにカモミールティーを飲むことができます。

カモミールは、夏の最も暑い時期に植えてください。ポットには暗色土と砂を混ぜて入れ、水が十分排出されるようにしましょう。また、ポットは半日陰…過剰な日光や直射日光が当たらない場所に置いてください。

一般的にカモミールは花の部分をお茶として飲むものですので、花がしっかり咲いてから摘むようにしましょう。ただし、根の部分まで抜き取ってしまわないように注意してください。これらの薬用植物を、ぜひ自宅で家族と一緒に育て、健康効果を存分に楽しんでみてください



  • Surjushe, A., Vasani, R., & Saple, D. (2008). Aloe vera: A short review. Indian Journal of Dermatology. https://doi.org/10.4103/0019-5154.44785
  • Srivastava, J. K., Shankar, E., & Gupta, S. (2010). Chamomile: A herbal medicine of the past with a bright future (review). Molecular Medicine Reports. https://doi.org/10.3892/mmr.2010.377
  • Mohd Ali, N., Yeap, S. K., Ho, W. Y., Beh, B. K., Tan, S. W., & Tan, S. G. (2012). The promising future of chia, Salvia hispanica L. Journal of Biomedicine and Biotechnology. https://doi.org/10.1155/2012/171956
  • Villa‐Rodriguez, J. A., Aydin, E., Gauer, J. S., Pyner, A., Williamson, G., Kerimi, A., Mol. Nutr. Food Res. 2017, 61, 1700566. https://doi.org/10.1002/mnfr.201700566
  • Stallings, A. F., & Lupo, M. P. (2009). Practical uses of botanicals in skin care. The Journal of clinical and aesthetic dermatology, 2(1), 36–40.
  • Ana Vara-Delgado; Rodolfo Sosa-González; Clara Sonia Alayón-Recio; Nismely Ayala-Sotolongo; Giselle Moreno-Capote; Virginia del Carmen Alayón-Recio. 2019. Uso de la manzanilla en el tratamiento de las enfermedades periodontales. http://scielo.sld.cu/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S1025-02552019000300403&lng=es&nrm=iso&tlng=es
  • Duthie, G. (1999). Parsley, polyphenols and nutritional antioxidants. British Journal of Nutrition, 81(6), 425-426. doi:10.1017/S0007114599000768
  • McKay, D.L. and Blumberg, J.B. (2006), A review of the bioactivity and potential health benefits of peppermint tea (Mentha piperita L.) . Phytother. Res., 20: 619-633. doi:10.1002/ptr.1936
  • Chumpitazi, B. P., Kearns, G. L., & Shulman, R. J. (2018). Review article: the physiological effects and safety of peppermint oil and its efficacy in irritable bowel syndrome and other functional disorders. Alimentary pharmacology & therapeutics, 47(6), 738–752. https://doi.org/10.1111/apt.14519
  • Panahi Y, Khedmat H, Valizadegan G, Mohtashami R, Sahebkar A. 2015. Efficacy and safety of Aloe vera syrup for the treatment of gastroesophageal reflux disease: a pilot randomized positive-controlled trial. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26742306
  • Ileana Rodríguez Domínguez; Odalis Santana Gutiérrez; Orlando Recio López; Marilín Fuentes Naranjo. 2006. Beneficios del Aloe Vera l. (sábila) en las afecciones de la piel. http://scielo.sld.cu/scielo.php?pid=S0864-03192006000300004&script=sci_arttext&tlng=pt

ここに記載された内容は、情報提供のみを目的としたものです。専門家による診断、治療、推奨を促進したり、それらに代わるものではありません。疑問がある場合は、信頼できる専門医に相談し、許可を得てから施術を開始しましょう。