肩の痛みを解消する自然療法
肩の関節には、痛み、腫れ、可動域の制限などを引き起こす様々な怪我がありますが、怪我をしても医師による治療を受けない時には、慢性的な炎症や痛みを引き起こすことがあります。
肩の脱臼や骨折の場合は医師の診察を受ける必要があります。
病理学および肩の痛みの最も一般的な原因
肩の痛みに関連する最も一般的な疾患は次のとおりです:
- 変形性関節症
- 関節炎
- 腱炎
- 石灰性腱炎
不快感を引き起こす問題のいくつかをご紹介します。
脱臼
肩の過度の使用や通常とは違う思わぬ方向に動かされた時などに起こります。関節の安定性が低い肩関節では、肩の周りの靭帯、腱、および筋肉が緩んでいるか損傷していると、脱臼が繰り返し起こることがあります。
滑液包炎
滑液包とは液で満たされた平らな嚢のことであり、筋肉と骨の摩擦を減らすクッションやバッグとして機能します。肩を過度に使用すると痛みを引き起こす滑液包炎を引き起こし、髪をとかす時や服を着る時などの日常生活における活動を行う能力が制限されます。
腱炎
腱は、筋肉と骨をつなぐ結合組織繊維で構成されており、腱炎または腱炎症の主な原因は、間違った姿勢のまま何らかの反復運動を行うことです。また捻挫のような他の怪我にも苦しむことがあります。
骨折
骨にヒビが入ったり折れる骨折は、スポーツや自動車事故、高い場所からの落下や強い力が加わることなどの怪我が原因で起こります。骨折をすると深刻な痛みや腫れを引き起こします。
変形性関節症
通常、関節が徐々に磨耗することが原因で発生しますが、筋肉や腱の裂傷や感染症が原因になることもあります。腫れ、痛み、こわばりなどの症状が一般的です。
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関節リウマチ
関節炎症を引き起こす自己免疫疾患である関節リウマチは、痛み、腫れ、赤み、および変形などに代表される症状を引き起こします。
肩の痛みを予防するいくつかの推奨事項
- 自分の限界以上の行動を行なってはいけません。例えば、何かを持ち上げたり運ぶ時に重すぎると感じたときは無理をせず誰かに助けを求めることが大切です。
- ジムなどで運動するときも注意が必要です。ジムで運動する人の中には、重いウエイトをあげると筋肉が強化されるからと限界を超えた重さのウエイトを使用する人がいます。しかし怪我の原因となることがあるため、必ずパーソナルトレーナーなどの専門家の指導のもとで自分に合う適切な重さのウエイトで筋力トレーニングを行ってください。
- 定期的に運動を行うことで、健康や運動能力が改善されて怪我の予防につながります。
- 運動するときは、怪我を予防するためにも必ずウォームアップを行ってください。
- 運動後は、必ずストレッチを行ってください。これも怪我の予防効果があります。
肩の痛みを解消する自然療法
肩の痛みや不快感を解消する自然療法をご紹介します。ただし、深刻な怪我が原因で肩の痛みが続くときは、必ず専門医の診察を受け、医師の指導のもとで適切な治療を行う必要があります。
ローズマリー
関節炎やリウマチ関節炎の痛みを解消する効果のあるローズマリーを活用する方法です。
材料
- ローズマリーの葉 ½ カップ (100 g)
- クローブオイル 大さじ1 (15 ml)
- ベジタブルオイル 1 カップ (250 ml)
必要なもの
- 絆創膏
- 化粧用コットン
使用方法
- すべての材料を鍋に入れて火にかけます。
- 沸騰したら、そこから2分間火にかけます。
- 火からおろしてしばらくそのままにします。
- 出来上がったオイルが冷めたら、化粧用コットンにつけ肩の上に置き絆創膏を貼ります。
- 一晩そのままにしてください。
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はちみつレモン
レモンの抗炎症成分が、関節炎の痛みを解消します。
材料
- レモン果汁 5個分
- ハチミツ 大さじ1 (25 g)
使用方法
- すべての材料をよく混ぜます。
- 空腹時に飲んでください。
- 症状に改善が見られるまで続けてください。
メンソールクリーム
メンソールクリームの作り方をご紹介します。このクリームを使ってマッサージを行うことで痛みや不快感を解消する効果があります。
材料
- ウィッチヘーゼル 1 カップ (200 g)
- ラノリン 大さじ4 (60 ml)
- メンソール 大さじ6 (90 ml)
使用方法
- すべての材料を湯せんで溶かして硬めのペースト状にします。
- 火からおろして冷まします。
- クリームが冷たくなったら塗布することができます。
- 患部にマッサージしながらと塗ってください。
- 一晩そのままにします。
肩の痛みは非常に不快ですが、治療できない痛みではありません。今回ご紹介した自然療法で、肩の痛みを解消してください。
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