カップルの間で起こる言葉の虐待
カップル間の虐待は様々な方法で行われることがあります。そして、この中には言葉を使った虐待が含まれていますが、それほど重大な事として捉えてない人が多い為に、現実では深刻な問題となっています。
隠された侮辱や鎮圧、そして嘲るような行為は言葉を使った虐待の一部なのです。
*こちらの記事もお勧めです
マニュピュレーターから距離をおく方法
今回は、言葉の暴力や虐待を識別する為の例をいくつか紹介します。これから紹介することの中には、もしかしたらあなたが普通の事と思って受け入れていたパートナーの性格や個性が含まれているかもしれません。しかし、どのようなものでもそれが言葉の暴力なら、受け入れたり、許してはいけないのです。
明白な言葉の虐待
言葉の虐待の例を以下に挙げていきます。この中の一部をあなたは普段通りの事として受け入れているかもしれないので、しっかり確認してみてください。
- 相手をけなすように笑いものにする。これは些細なことも含み、「田舎出身だろ?」などと馬鹿にする行為です。
- 他人の特徴に注目する。これはパートナーの持っていない特徴などを求めるように「あの人のスタイル良いね」と言ったりする行為です。
- 意図的に嘘をつく。些細なこと、大切なこと関係なく故意に嘘をつく行為です。
*こちらの記事も一緒に読んでみてください:
害になる家族から自分を守る
言葉の虐待を受けた時、どのように反応していいのか分からない人が多いでしょう。実際に、このような行為は多くの交際で起こっており、真面目に付き合っているカップルの中でも見られます。
しかし、このような行為を受けた時は、私達は自分の感情に注意を払う必要があります。自分自身に「大丈夫?」や「あなたの自尊心を傷つけていない?」などと問いかけてみましょう。
感情の脅迫
この行為の目的は何かを得る為、または相手を操作することで得られる満足感を得る為に行われます。微妙な言葉を使って、相手に罪悪感を植え付けるのです。
もし交際関係にこのような感情の脅迫があるなら、そこに愛は存在しません。代わりにそこにあるのは操作という相手をコントロールしたいという欲求だけです。
また、この行為の中に、相手が自分の精神状態を疑うように仕向ける「ガスライティング」と呼ばれるテクニックも存在しているのです。
「そんなこと言ってない」や「お前は狂ってるよ、そんなこと自分だったら絶対しない」などのようなフレーズを使い、相手の精神状態を疑わせるのです。
この行為は相手を混乱させて自分の立場を上にしようという目的も含まれています。
また、相手を無視したり、長い沈黙を使うことも虐待の一種です。この場合の目的は相手を怒らせること、または和解の為に相手に先に行動を起こしてもらうなどがあります。
言葉の虐待をしっかり止める
もし上記で説明したような言葉の虐待が悪いことだと思っていなくても、それは止めなければいけないことです。このような状況を避けることは自分の感情を大切にすることです。
あなたが気分を損ねたり、落ち込んだり、罪悪感を感じたら、その状況から抜け出してください。
「でも」なんて言葉はそこには必要ありません。交際関係において言葉の虐待をする人は健全とは言えないのです。
*こちらの記事も見逃さないでください
また、言葉の虐待を受けても「好きだよ」や「ごめんね」と言ってくれるからといって許してはいけません。この言葉は今まで通りの態度を継続する為に言っているだけなのです。
そして、ほとんどのケースで、その態度が完全に変わることは少ないです。ですので、自分を大切にするように心がけてください。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Bjorkqvist, K. (1994). Sex differences in physical verbal and indirect agression a review of recent research. Sex Roles. https://doi.org/doi:10.1007/BF01420988
- Demianova, Y. (2014). Verbal agression in the pedagogical medium. Recent Issues of Pedagogy, Psychology and Vocational Education. https://doi.org/10.5281/ZENODO.11382