ディスレクシアの診断は、一般的に思われて…
嵌頓包茎とは?
嵌頓包茎とは、真性包茎または仮性包茎の人が亀頭を露出しようとする際に、陰茎の包皮が亀頭の後ろに閉じ込められて元の位置に戻れず、血流が不足する病状です。

嵌頓包茎とは、真性包茎または仮性包茎の場合に、包皮と呼ばれる陰茎の先端を覆う皮膚が翻転して、元の位置に戻ることができず血流が不足する、医学的にも緊急の状態を指します。
一般的な包茎と嵌頓包茎は混同されやすいですが、一般的な包茎は、男性の性器の先である亀頭が、皮膚である包皮で覆わて亀頭を完全に露出できない状態を指しますが、一般的には時間の経過とともに症状が良くなります。
嵌頓包茎
なぜ起こるのか?
嵌頓包茎が起こる原因にはいくつかあります:
- 発達不全(赤ちゃんのように)
- 線維性の瘢痕の原因となる無理やり包皮をめくる行為
- 狭い包皮
- 陰茎に外傷を負った場合
- 患部を非衛生に保っている場合やピアスなどの異物による感染
- (海外の場合は)割礼の失敗など
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嵌頓包茎の兆候と症状
包皮を元に引き戻すことができず血流が不足する嵌頓包茎は、患者が亀頭を露出しようとするたびに痛みと腫れを経験します。
この状態が数時間続くと、血流が妨げられて皮膚が青みを帯びます。
その症状は明白で診断がとても容易なため、病院に行くと医師はすぐに治療を開始します。
激しい痛みを伴うケースでは集中治療室などに運ばれることもありますが、それは稀です。
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嵌頓包茎の治療
嵌頓包茎の治療方法は、症状や状態の重症度によって異なります。早期に発見された場合は、腫れた包皮組織を手で元に戻すことができます。
まず医師は、鎮痛剤を投与し、腫れている部分は氷などで冷やします。腫れが治らない場合は、医師は細い針などを使って血液を抜くことがあります。
医師は包皮に小さな切れ込みを入れ、包皮を元の位置に戻します。
症状が重症の場合は、割礼などの包皮の除去を行う外科的な手術が必要になるかもしれません。
この手術を行えば、亀頭を覆っている皮膚を取り除くため、嵌頓包茎が再発することはありません。
ただし、手術後にまた包皮が形成されるのを防ぐために、完全に取り除かれたことを確認することが大切です。
患者が感染症を発症している場合は、できるだけ早く抗生物質が投与されるでしょう。
感染が広がり膿などが溜まっている場合は、膿を取り除いた後、抗生物質軟膏が処方されます。
早期に発見して治療が行われた場合は、予後は良好です。
何か不快感を感じている場合は、できるだけ早く治療を開始するために医師の診察を受け、必要に応じて手術を行うことが大切です。
嵌頓包茎には、早期発見そして早期治療が欠かせません。