関節に良い食べ物・良くない食べ物

関節の病気の予防や改善には、健康的な食生活を送ることが欠かせません。また、関節に良い食べ物、良くない食べ物を知っておきましょう。

によってレビューと承認されています。 薬剤師 Sergio Alonso Castrillejo.

によって書かれた 編集チーム

最後の更新： 06 12月, 2022

健康的な食生活を送ること、関節に良いとされている食べものを食べることは、体を守るために欠かせません。関節は日々の様々な働きを担っています。そのため、きちんとケアをしなければ、深刻なダメージを受けてしまいます。

関節は二つの骨が出会う場所で、関節があるから骨が動きます。関節は骨と軟骨で成り立っています。この構造は簡単にダメージを受けてしまうことがあります。

加齢や身体的な活動が、関節の怪我のリスクをわずかに上昇させてしまいます。適切な食べ物を食べ、関節を守りましょう。

よくある関節の病気は、関節リウマチでしょう。関節リウマチは、硝子軟骨のすり減りによって起こります。これは関節の骨表面を覆う特殊構造です。現段階では、部分的な治療のみが可能です。

関節に良い食べ物

科学文献によると、関節のために食生活に取り入れたい食べ物があります。

ターメリック

ターメリックは、関節炎や変形性関節症に悩む人の助けとなるかもしれません。抗炎症効果のある他の食品と違い、胃粘膜を傷つけません。

さらに、炎症過程においてヒスタミンを減らす力があります。また、グルタチオンS－トランスフェラーゼとグルタチオンペルオキシダーゼいう二つの酵素の活動を刺激するでしょう。

オリーブオイル

オリーブオイルなど、オメガ3脂肪酸が豊富な食べ物は、関節の病気に関連する慢性の炎症を軽減してくれるかもしれません。普段の食生活に取り入れるのが大切でしょう。

ショウガ

この自然療法は、吐き気や偏頭痛、高血圧など様々な症状の緩和に良いと昔から使われています。近年になり、変形性関節症の効果に関する様々な結果がジャーナルに発表されています。

Journal of Medicine Foodに発表された研究では、関節に対するショウガの役割が紹介されています。

ビタミンD

現時点では、関節リウマチの完全な治療法はありませんが、科学は日に日に進歩しています。近年、変形性膝関節症の様々なパラメーターにおけるビタミンDの影響についての比較化・無作為化臨床研究が行われました。

この研究は、ビタミンDが痛みを緩和し、関節の機能を改善し、生化学マーカーを変えるかどうかを調べるため、変形性膝関節症、低ビタミンDの107人の患者に対し実施されました。

1年のフォローアップの後、ビタミンDを摂取した患者は、痛みや機能に改善が見られ、ビタミンDの血中濃度が通常であることがわかりました。つまり、ビタミンDは関節に良いと言えるでしょう。

その他のオススメの食べ物

前述した食べ物以外にも、関節の構造を強くしてくれる食べ物はたくさんあります。その中からいくつか挙げましょう。

• ラズベリーとブラックベリー
• マグネシウムのサプリメント
• ブロッコリー、カリフラワー、その他の野菜
• オレンジ

関節に良くない食べ物

前述したように、関節の状態を改善してくれる栄養があります。逆に、関節には良い影響を与えない栄養もあります。その中でも、貝、牛や豚などの赤肉はとくに避けましょう。どちらも痛風を引き起こしかねません。

痛風とは、尿酸が血液に蓄積されることで起こる病気です。形成された結晶が、関節に痛みを引き起こします。そのため、脂身のない肉、鶏肉、魚は1日17g以上食べることは推奨されていません。残りのタンパク質は、豆類などから摂ると良いでしょう。

また、ひまわり油や大豆油も避けましょう。これらのオイルはオメガ6脂肪酸が豊富で、オメガ6脂肪酸は炎症を悪化させてしまうかもしれません。また、加工食品にも気をつけましょう。

最後に、砂糖が炎症を悪化させてしまうかもしれないと示した研究がいくつかあります。砂糖は素早くエネルギーを刺激しますが、持続せず、関節の痛みに苦しむ人には良くないかもしれません。

結論

関節の健康を守りたいなら、健康的な生活習慣を送ることが大切です。野菜、オメガ3脂肪酸、ビタミンDをはじめ栄養をたっぷりと含む食事を取りましょう。