関節:重要性と必須サプリ
関節があるおかげで、様々な方向に体を動かすことができます。
また、関節には骨の構造を機械的に支える役割もあります。
人体には、他の骨に1本でも繋がっている骨は205本あり、関節を通して繋がっているので、体をスムーズに流れるように動かすことができます。
関節の位置によっては、動きを安定させる役割のものもあります。
関節の役割
関節の機能をよく理解できるよう、動作の度合いにより分けてご紹介します。
縮減された動作、または全くない動作
全く動かない関節は、安定性が最も高いです。骨と骨の間の接続を強め、ほぼ動かないようにします。
例えば、頭蓋内にある関節は繊維組織により接合され、隣接骨の動きを抑えます。そうすることで脳を守っているのです。
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軽減された動作
結合繊維組織は、骨と骨をつなぎ、この場合動作を軽減します。
このタイプの関節の主な機能は、体重を支え、安定性を与えることです。
- 例えば、脛骨と腓骨の間は狭く、立っている時に体を安定させます。
- 脊柱内の関節は動作を軽減させるためのもので、関節同士が連動し、様々な姿勢をするために必要な柔軟性を与えます。
広い可動域
これらの関節同士は、直接繋がっているわけではありません。関節の表面を囲う液体潤滑液があり、広い可動域を可能にします。
- 可動域が広い関節は、安定性が低くなります。
- これらの関節の大半は、四肢(腕、脚、手、足)を作り上げる骨格内や、付属肢骨格に見られ、それらの機能が骨の周りの筋肉の発達を可能にします。
靭帯
靭帯は繊維組織により形成される構造で、骨を関節に繋げたり安定させるのが役割です。
靭帯により隣接骨同士が繋がっているので、解剖学的に自然な方向であれば際限なく動かすことができます。
同時に、異常な状態を制限するので、怪我を防いでもくれます。
軟骨
軟骨により、骨と骨の間の動きが可能になります。衝撃吸収材の役割を果たし、骨同士がぶつかるのを防ぎます。
靭帯に強化された関節被膜を軟骨が包み込み、軟骨と靭帯が一緒になって骨を関節に繋げます。
関節に良いサプリの話をする前に、まずは関節が体内で担う役割を理解することが大切です。
関節なしでは体を動かすことができず、人体は柔軟性を失います。軟骨と靭帯もまた関節に深く関わっています。
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損傷
関節に強い衝撃を与える動きは、軟骨と靭帯を絶え間なく使うことになるので、結果として軟骨と靭帯の損傷に繋がります。
軟骨は、最も損傷しやすい部位です。壊れ、段々と弱っていき、骨同士が擦り合わさるので痛みが出てきます。
関節が柔軟性を失う原因にもなりえます。
痛みが出るのを待たずに、関節の健康状態を意識し、毎日のケアを始めましょう。
ただ、健康的な生活習慣を取り入れることで、軟骨の割れを防いだり改善することができます。体重管理をしてバランスの取れた食事をすることは、紛れもなく非常に役立つヒントです。
しかし、関節の健康的な構造を本当に取り戻したいなら、サプリを取り入れなければなりません。
関節の健康を保つサプリ
グルコサミン
関節のケアにピッタリなサプリの1つが、グルコサミンです。グルコサミンは体内で自然に作られ、関節の周りで軟骨を支えています。
年齢を重ねるにつれグルコサミン値は減少し、関節が段々損傷していく原因になります。これが、グルコサミンのサプリを摂取するのが大切な理由です。
- カニやロブスターなどの甲殻類から摂取可能です。
- 天然製品を扱うお店で市販されているサプリでの摂取も可能です。
コンドロイチン
コンドロイチン硫酸は、軟骨の生成や再生を助ける代替糖の結合でできています。
コンドロイチンは、一般的に動物の軟骨から抽出されます。
MSM
MSM、またの名称を「ジメチルスルホン」は、天然の硫酸源で、関節組織を強化し保つための重要な作用があります。
関節を健康に保つことは、全般的な健康の基礎となります。今回ご紹介したサプリを食事に取り入れ、生活の質の向上を楽しみましょう。
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