肝斑に効く5つの自然療法
肝斑(かんぱん)とは、日光への当たり過ぎや加齢によって皮膚に現れる小さなシミの一種です。その肝斑を薄くするのに役立つ5つの自然療法があると言われています。
肝斑ができるのはなぜ?
シミの一種である肝斑は、皮膚の老化に対するメラニン色素の自然な反応であると言えるもので、普通40歳以降に腕、手、足、顔などの部位に現れます。
小さいままで広がらなければ、肝斑は重大な問題ではありません。肝斑を目立たなくしたい場合は、皮膚科を受診して医師の指示に従うのが一番です。
アメリカ国立衛生研究所の専門家は、それぞれのケースに合わせて塗り薬やレーザー治療、インテンス・パルス・ライトや凍結療法などを皮膚科医が行うとしています。
こちらもおすすめ:お肌の早期老化を防ぐ6つの習慣
肝斑の自然療法
自然療法は一般的に良く使われてはいますが、科学的根拠に乏しく理想的な対処法だとは言えません。そのため、医師に相談せずに実践することは避けましょう。
1. ターメリック
材料
- ターメリックパウダー 大さじ1(10g)
- 牛乳 125ml
方法
- 二つの材料をなめらかなペースト状になるまでよく混ぜます。
- このペーストを必要だと思われる部位に塗ります。
- 日光に当たるのを避け夜間に作用させるため、夜に塗るのが良いでしょう。
こちらの記事もどうぞ:ターメリックを使った5つの抗炎症療法
2. タマネギ
玉ねぎには皮膚の色を明るくする効果があり、肝斑を薄くする助けになると考える人々がいます。
材料
- タマネギ ½個
方法
- 半分に切ったタマネギを色素が濃くなっている部位にあて、円を描くようにやさしくこすります。
- そのまま作用させ、洗い流さないようにしましょう。
3. アロエ
あらゆる皮膚の問題に役立つというアロエの驚きの効能は良く知られています。民間では、その有効成分により肝斑となる茶色い色素を薄くするサポートになると考えられています。
材料
- アロエの葉 1枚
方法
- アロエの葉の果肉を丁寧に取り出します。
- この果肉を、余分なヨウ素を取り除きアロエの最も純粋な成分を使うためにたっぷりの水で洗います。
- よくつぶしてペースト状にし、漂白が必要な部位に塗ります。
- 1時間そのまま作用させたら、たっぷりの水で洗い流します。
こちらもどうぞ:アロエベラの健康効果5選
4. キュウリ
キュウリにも漂白効果と浄化効果のある有効成分があると考えられています。この療法は肌にパックをし作用させて効果を引き出すものなので、夜間に行うのがおすすめです。
材料
- キュウリ ½本
方法
二つの方法があります。一つ目は、
- キュウリで直接シミの部分をこするだけです。手や顔の場合にどうぞ。
- この場合40分間作用させた後、ぬるま湯で洗います。
オプション2
- キュウリ½本をすりつぶすかミキサーにかけるかして、均一なペースト状にします。
- 肝斑のある部位に直接ペーストを塗ります。
- そのまま20分間作用させます。
- たっぷりの冷水で洗い流します。
5. 日焼け止めクリーム
これ自体は自然療法というより皮膚科医が支持する予防法の一つですが、日焼け止めクリームはとてもおすすめなアイテムです。皮膚を保護してシミが濃くなるのを防ぎます。
これも読んでみて:日焼け止めって保湿クリームとして使えるの?
その他の注意点
肝斑は早めに対処すれば全く問題ではありませんし、さらに皮膚科医による指示の中に家庭療法が含まれる可能性もあります。
これらの自然療法で一番大切なことは、方法に従って根気よく続けることと、これも一人ひとりの肌の状態であると理解することです。
引用された全ての情報源は、品質、信頼性、時代性、および妥当性を確保するために、私たちのチームによって綿密に審査されました。この記事の参考文献は、学術的または科学的に正確で信頼性があると考えられています。
- Dermatología geriátrica. Rev. Fac. Med. (Méx.) [Internet]. 2014 Dic [citado 2018 Dic 06] ; 57( 6 ): 48-56. Disponible en: http://www.scielo.org.mx/scielo.php?script=sci_arttext&pid=S0026-17422014000600048&lng=es.
- Fiume, M. M., Bergfeld, W. F., Belsito, D. V., Hill, R. A., Klaassen, C. D., Liebler, D. C., … Alan Andersen, F. (2014). Safety Assessment of Cucumis sativus (Cucumber)-Derived Ingredients as Used in Cosmetics. International Journal of Toxicology, 33(2_suppl), 47S-64S. https://doi.org/10.1177/1091581814526892
- G. Cardinali, D. Kovacs, M. Picardo, Mechanisms underlying post-inflammatory hyperpigmentation: lessons from solar lentigo, Annales de Dermatologie et de Vénéréologie, Volume 139, Supplement 4, 2012, Pages S148-S152, ISSN 0151-9638,
https://doi.org/10.1016/S0151-9638(12)70127-8.
(http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0151963812701278)