月経過多にお悩みの過多へー経血量を少なくするための4つのアドバイス
オリモノや月経時の出血など膣からの分泌物は、膣を感染症から守り、浄化ながら保湿する効果があります。しかし、月経が始まるとオリモノの量が増加し、経血となり女性の日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。
本記事では、月経時の出血をはじめとする分泌物を減らすのに役立つ4つのアドバイスをご紹介します。
月経時の出血量が多すぎると、場合によっては女性の生活に様々な制限を与えることがあります。
体内にはエストロゲンのような一定レベルのホルモンが存在し、これらが排卵日の膣からの分泌物の増減を決定します。
その結果、オリモノなどの分泌物の量の変化が、その月の経血量にも変化を与え生活の質に直接影響するのです。
経血量を少なくするためのアドバイス
月経の異常や経血量にお悩みの方は、まずは専門医に相談してください。体内におけるバランスの乱れや健康問題が隠れている可能性があります。
医師の診断を受けた後、医師の指導のもとで今回ご紹介するアドバイスを実践してください。
1. 食生活の改善
たんぱく質や鉄分が豊富に含まれた食品や、カルシウムの供給源である乳製品など、栄養価の高いバランスのとれた健康的な食生活を送るように心がけてください。
赤血球の形成には鉄分が重要な役割を果たすため、鉄分が不足すると血液の流れに異常が生じると考えられます。
またビタミンCは、鉄分を効果的に吸収するのために必要な栄養素です。経血量を少なくするためにはビタミンCと鉄分をバランスよく含む食事をとることが欠かせないでしょう。
毎日の食事に加えるべきおすすめの食材をご紹介します:
- クルミ
- 緑の野菜
- ヨーグルト
- チーズ
- いちご
- チェリー
- アプリコット
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2. サプリメント
鉄、マグネシウム、亜鉛、カルシウム、ビタミンB6など、食事からは十分に補うことができない栄養素は、サプリメントを活用するのがおすすめです。マルチビタミンやそれぞれのビタミンが含まれたサプリメントを個々に飲むなど、必要な栄養素に合わせて自分に合った方法で摂取してください。
鉄分の含まれるサプリメントは月経過多の症状を抑え、ビタミンBは肝臓における過剰なエストロゲンの代謝を促進し、異常な血栓の形成を減らすために不可欠なプロスタグランジンの合成を促進します。
3.ハーブティー
子宮からの過度の出血を制御するために、何千年にもわたって多くのハーブが使用されてきました。ホルモンバランスの乱れや月経過多をコントロールするのに高い効果を発揮すると言われています。
プロゲステロンの産生や子宮の筋肉をリラックスさせるのに理想的な、即効性のあるハーブティーをご紹介します:
- レディースマントル
- シェパーズパース
- アグナス・カスタス
- シナモン
- レッドラズベリーリーフ
4. アイスパック
冷やすことで血管が収縮するため、出血を減少させて痛みや炎症を緩和します。
- 腹部に氷やアイスパックを乗せ、 20分以上そのままにしてください。
- 2〜4時間後に再度行なってください。
- 症状が持続する限り続けてください。
- ただしあまりにも冷たく、または寒く感じたり、肌が麻痺するように感じるときは、アイスパックや氷を外してください。
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正常な月経とは?
どの程度が正常な月経の量で各サイクルではどのような出血のパターンがあるかは、多くの女性が疑問に思っている点です。
また月経の量のさまざまな変化は、月経の頻度、痛みや期間を考慮することでいつもと違う変化を特定することができます。
月経の周期は通常、21〜35日ごとで、正常な月経の量は30〜80mlです。月経の理想的な期間は3〜7日間ですが、月経サイクルの途中で起こる排卵出血、つまり非常に軽い茶色いオリモノのような分泌物もあります。
月経過多以外の月経異常は、多発性硬化症が原因の7日間以上の月経、3日間未満の月経が起こる月経障害、または月経の周期が35日以上の稀発月経があります。
また、出血量が通常よりも多い月経過多症や出血量が過剰に少ない月経過少症があります。
自己診断をせず、必ず医師のからの診断を受けて適切な治療を開始することが大切です。
健康状態
月経の異常や過多は、日常生活の質に悪影響を及ぼし、心身の健康や活動を含む社会生活にも影響を及ぼします。そのため、できる限り早く適切な治療を開始することが欠かせません。
また月経過多が続くと、鉄分の欠乏による貧血などの深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。 一般的に、月経時の過剰な出血には、めまい、疲労、頭痛、痙攣、息切れ、視力の乱れ、および不整脈が伴います。
日本女性心身医学会ホームページによると、「月経血に血の塊が混じることがないか?」とか「昼間に夜用のナプキンをしていないか?」など症状が重要で、それから過多月経の診断になることがあることに注意が必要だといことです。
月経の周期や出血量が医師の専門的な治療を必要するほどひどい症状でない場合は、今回ご紹介した4つのアドバイスに従って、月経過多の症状を緩和して、楽しい毎日を過ごしてください。
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