自家製オーガニックシャンプーの作り方

オーガニックシャンプーというのは、得てして高価なものです。しかし、先人たちが編み出したレシピを活用すれば、お家で簡単にオーガニックシャンプーが作れてしまうのです。
自家製オーガニックシャンプーの作り方

によって書かれた Yamila Papa Pintor

最後の更新: 15 11月, 2022

昨今、ほとんどの身体用の製品は化学薬品を含んだ人工的なものとなっています。ですから、体や髪、爪等にとってまったく健康的であるとは言い難いです。もしあなたが、人工的な製品の代わりに自然素材のシャンプーを買いたい、使いたいと思っているなら、この記事の自家製シャンプーの作り方を参考にしてみてください。

お酢と重曹から作られた自然素材のシャンプー

“オーガニックシャンプー”は植物や自然由来の原料から作られています。そして香り付けに精油が用いられていますが、それらはたいていとても高価なものです。でもご心配いりません。私達に必要なのは先人達が使っていたレシピです。例えば、リンゴ酢と重曹には短時間で頭皮や髪を洗浄する効能があります。また、お酢の強い匂いをカバーするために精油を使っても良いでしょう。

これらのシャンプーのレシピはさまざまな悩みに応じて使い分けることができます。ティーツリーオイルはフケに、ローズマリーオイルは脱毛に、ラベンダーオイルは頭皮をリラックスさせる効果があります。

コップ1杯のお湯にスプーン1杯の重曹を溶けるまで混ぜ合わせ、プラスチックのボトルの中に入れて下さい(シャンプーの空き容器でも大丈夫です。)ちなみに髪が脂っぽい状態なら、重曹を多めに入れても良いでしょう。そして、別容器にカップ1杯のリンゴ酢とカップ1杯の水を混ぜ、別のボトルに入れて下さい。この2つ目に作った液がコンディショナーです。髪が乾燥しやすい人はお酢を増量してください。

自家製のシャンプー

使う際には、髪を濡らしてからシャンプーを優しく髪に揉みこみます。それから、お湯で髪をすすぎます。このとき、髪が乾燥していると感じる方もいるかと思いますが、心配ありません。コンディショナーがpH 値のバランスを整えてくれるからです。コンディショナーを同様に付けてよくすすいでください。

使い始めの数日は数週間は髪が脂っぽくなり、フケが増えたと感じるかもしれませんが、これは髪が新しい洗髪方法に適応し慣れていって自然の保護バリアをつくっている過程だからです。間違いなく髪に健康が戻って来ているので少しの間、辛抱してください。

アロエベラで作る自家製シャンプーのレシピ

アロエベラは皮膚を柔らかくする素晴らしい植物です。ですから、アロエベラは自然素材のシャンプーレシピのベースによく用いられます。このシャンプーを作るのに必要な材料は4つ。グリセリン(5ml)、アロエベラジェル(スプーン1杯)、液体のカスティールせっけん※(60ml)、ベジタブルオイル(1ml)です。

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これらの材料は自然素材の薬品を販売しているお店で購入することができます。アロエベラはカットした葉を縦に2つに分割して、植物から直接スプーンで採取することもできます。また、シャンプーに数滴エッセンシャルオイルを入れて香り付けにしたり、脱毛・フケ・頭皮の乾燥といったお悩みへの効果をプラスすることもできます。

《※オリーブ油で作る上質のせっけん》

シャンプーをされている女性

全ての材料を容器に入れ、ミキサーまたはスプーンで混ぜます。その後、お好みでエッセンシャルオイルを入れて下さい。これで約120mlのシャンプーができますので、それをプラスチックかガラスの容器に入れます。漏斗を使うとより入れやすくなるでしょう。そしてきちんと密閉できるふたを使用することが重要です。

このボトルを保管しておいて、洗髪の際に毎回使うようにしてください。毎日使用して構いませんが、頭皮をできるだけ健康に保つために毎日髪をしっかりと濡らしてください。ちなみに数週間経つと成分が分離してくるので、アロエベラシャンプーを使う前にはボトルを振って混ぜるクセをつけてしまいましょう。

カモミールの自家製シャンプーレシピ

カモミールを使った素晴らしいレシピはこちらです。ラウリル硫酸ナトリウム※1リットル、精製水1カップ、カモミール20グラム(またはティーバッグ4つ分)、オリーブオイルティースプーン1/4、セチルアルコールティースプーン1/4、2.5リットル容量のガラスの容器、1リットル容量のプラスチックボトルおよび漏斗。

お家で作る シャンプー

ポットで水を沸かして沸騰し始めたら、火を消して5分間カモミールをお湯に浸してください。その後セチルアルコールとオイルを加え、また火を弱火にして、完全に溶けるまで煮ます。ガラスの容器にラウリル硫酸を入れて先程の液体を加え、均一な状態になるまでよく混ぜます。

ラウリル硫酸を全て加えたら混ざった液体をプラスチックのボトルに入れます。ここでも必要なら漏斗を使うとやりやすいでしょう。

この自家製シャンプーは 6 カ月保存することができます。是非、お風呂の涼しい場所に保管するようにしてください。市販のシャンプーより25%ほど安上がりで、なおかつ市販のものよりも毒素の少ない原料でできています。

※中性界面活性剤の一種

蜂蜜の自家製シャンプーレシピ

この自家製シャンプーは液体のカスティールせっけん、純粋な蜂蜜、水を使って作ります。カップ1/2のせっけんとカップ1/2の水、1カップの蜂蜜をねじ式のキャップのついたボトルに入れて混ぜます。その後、原料が適度に混ざるようにやさしく振ってください。また使う時には、シャンプーの効果を高める為に、洗髪後もおよそ10分程は洗い流さず髪に付けておいて、それから洗い流すのがオススメです。

シャンプー6

蜂蜜を使ったレシピは他にもあります。作り方も簡単で、1/4カップの蜂蜜とティースプーン2杯の水、テーブルスプーン2杯の液体のカスティールせっけん、大きい卵1個、テーブルスプーン1杯のアメリカマンサク、ティースプーン1杯のローズウォーター、テーブルスプーン1杯の小麦胚芽を混ぜて、ボトルに入れると出来上がりです。こちらは通常のシャンプーと同様にご使用ください。


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