児童虐待の9つサイン

10月 11, 2019
児童虐待は、被害者の子どもだけでなく、虐待が起こる環境全体に影響を及ぼします。虐待を受けた子どもは、自分が将来虐待者になる可能性があります。

無邪気で傷つきやすい子どもが、愛する人から攻撃を受け、傷つけられていると考えるのは考えるだけで心が痛むことです。残念ながら、児童虐待は想像するよりも身近に起こっています。あなたの目の前で、住んでいるコミュニティで、そしてあなたの家族・親戚の中でさえ起こる可能性はあるのです。

児童虐待は、すべての社会経済レベル、文化、性別で発生します。実際に、世界保健機関(WHO)によると、成人の4人に1人が子どもの頃に身体的虐待を受けたと報告しています。言い換えれば、男性と女性の25%が子供の頃に傷つけられているのです。

幸いなことに、虐待に気づくのに役立つサインがいくつかあります。

児童虐待

児童虐待に気付く方法

明らかに虐待とされる行為の他に、「子どもを怒鳴りつけたり、叩いたりすることは虐待なのだろうか」と自問したことがあるかもしれません。定義をより明確にするために、子どもの身体的および精神的健康に有害とされる虐待の種類を確認しましょう。

  • 感情的および心理的虐待。これは、子どもに愛情を示さないこと、子どもの感情的なニーズに答えなかったり、子どもが親からの注目欲しい時に拒否することなどです。また、子どもを侮辱したり、子どもがいかに無価値かと繰り返し伝えること、行動を通して子どもに価値がないことを示すことも含まれます。そして、子どもを家族や社会環境から隔離することもです。多くの場合、発見が最も難しく、理解者が最も少ないタイプの虐待です。
  • 身体的虐待。これは子どもに怪我を与えることです。ただし、殴ることだけに限定されず、身体的処罰や、治療を拒むことなども含まれます。
  • 肉体的または感情的なネグレクト。これは、子どもを見捨てたり、さまざまなニーズに配慮しないことです。これらのニーズは、食事、住居、衣服、教育、医療、保護などが含まれます。これらを無視すること、つまりネグレクトは感情的な面もあります。
  • 性的虐待。これには、子どもに対する性的行為が含まれ、脅迫や言葉による侮辱が含まれることもあります。

こちらもお読みください:心理的虐待が身体に及ぼす影響

児童虐待

児童虐待の9つのサイン

「毎晩、子どもたちの叫び声と、殴る音のようなものが聞こえました」と、ある母親は隣人について語りました。彼女は児童虐待を疑い、警察に電話をかけました。間違いであればよかったのですが、児童虐待が明らかになったのです。

「ドアを開けて入ってきた、生き生きとした無邪気な7歳の男の子を見ただけでは、まさか虐待されているなんて信じられない、と思いました」とその母親は言いました。

直感は、有害な状況を見破るのに役立つことが多いですが、それだけでは子どもが虐待されているかどうかを判断するのには不十分です。

子どもが虐待をする家族と一緒に住んでいるとき、虐待的な行動のパターンがあります。下記では、虐待の9つのサインを紹介します。それぞれを見てみましょう。

1. 発達遅れ

虐待を受けた子どもは、実際の年齢より幼い行動をとることがあります。例えば、指しゃぶり、おねしょ、暗闇への恐怖、または見知らぬ人への恐怖などです。

2. 特定の場所や人を避ける

虐待を受けた子どもは、不安障害を持つ場合があります。また、家に帰るときに不安がったり恐がることもあります。

同様に、特定の人や場所に対する異常な恐怖を示す可能性もあります。

3. 摂食障害

野菜は食べたくない

虐待が引き起こすストレスや恐怖や不安は、子どもの食事の仕方に変化をもたらす可能性があります。これにより、大幅な体重減少または体重増加が生じます。

こちらもお読みください:食べ物の好き嫌い? 食品摂取制限障害とは

4. 睡眠障害

虐待を受けた子供は、なかなか夜眠れないため、疲れがちです。

5. 成績が悪い、または完璧主義

宿題

学校を過度に欠席したり、授業中に集中できないのは、子どもの虐待のサインかもしれません。

一方、虐待を受けた子どもの中には、自宅で受けることのできない愛情と支援を求める方法として、完璧主義になる子もいます。

6. 身なりの整っていない、または衛生状態の欠如

虐待された子どもは親からネグレクトを受けている見た目をしているかもしれません。また、髪や服装は乱れ、天候に適した服を着ていないかもしれません。

7. 危険な行動

虐待を受けている子どもは、覚せい剤の使用や、飲酒、危険物を持ち歩く、などのリスクの高い行動に走ることがあります。

8. 不適切な性的行動

話さない子ども

虐待を受けている子どもは、行き過ぎた性的行動をすることがあり、非常に露骨な性的用語を使うことさえあります。

9. 原因不明の怪我

火傷または打撲傷が頻繁に現れ、説得力のある説明がない場合、子どもの虐待の兆候である可能性があります。

何ができるか

結局のところ、説明した9つの項目は、子どもの虐待の兆候を警告するだけです。ただし、子どもが虐待を受けていると証明された場合は、行動に移す必要があります。虐待と証明がつかなくても、そのような子どもが必要とするサポートを与えることが重要です。

警察、心理学者、または学校のカウンセラーに連絡しましょう。そうするのが正しい行動なのです。

児童虐待を受けて成人した大人たち

恐がる子ども

中には、子どもたちは自分が虐待されていることに気付かない場合もあります。ほとんどの場合、自分のことを愛しているはずの両親や家族から虐待を受けています。したがって、心理的な影響は大きく、その目に見えない傷跡が成人になっても心に残る可能性があります。

児童虐待を受けて育った大人は、虐待の種類に応じて、以下の心理的問題のいずれかに苦しむ可能性があります。

  • 不安症。虐待を受けた人は、自分が受けた虐待を思い出させる人や状況を恐れる場合があります。性的に親密になることを恐れ、強迫的な行動をとり、パニック発作に苦しむかもしれません。
  • 怒り。虐待者に対する怒り、そして自分が止めさせればよかったのだ、と自分を責め、自分自身に対して激しい怒りを感じるかもしれません。
  • 自滅的な行動。虐待を受けて育った成人は、薬物やアルコールの中毒になる可能性があります。自分自身を傷つけたり、キャリアの機会や精神的な成長の機会を避けることさえあります。

残念ながら、児童虐待に苦しんだ人に起こりうる最も悲劇的な皮肉なことは、自分が虐待者になってしまうことです。これは、何世代にもわたる悪循環となってしまいます。

虐待の克服

児童虐待

心理学的介入により、虐待の影響を覆し、早期の精神的治癒が可能になります。一般的には、そうした介入により、被害者は、怒り、痛み、欲求不満、恐怖感と向き合い、安心感を取り戻すことができます。

心理療法に加えて、瞑想テクニック、ロールプレイ、サポートグループも役立ちます。また、芸術は、癒しの間に現れる隠れた芸術的才能の発掘を可能にします。

児童虐待

まとめとして、親は自分の子育ての仕方が子どもの将来にどれほど影響を与えるかを認識すべきです。つまるところ、自分が育てる子どもが将来大人になることを常に念頭に置いておく必要があります。愛と子どもを尊重する心を持って育てましょう。

 

虐待のパターンが次世代に繋がらないようにするためにも、虐待があった場合には専門家の指導を求める必要があります。

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