自分自身の過去の行いの許し方
過去に起こったことが、自分の現在の気持ちや感情の妨げになってはいけません。
過去の間違いは、その後の人生の教訓になる貴重なものですが、自分自身の過去の過ちを許すことができない人も多くいます。
そして過ちを許せないために、そこから立ち直って前に進むことができません。
私たちは、自分の過去の行いについて自分自身を許すことの大切さを学ぶべきでしょう。
過去に過ちを犯した自分を許す
決まり文句に聞こえるかもしれませんが、「完璧な人は誰もいない」というのは本当のことです。
ただ、どのようにして犯した過ちを受け入れて、何をそこから学ぶかに違いが出るのです。
答えを探そうとせず、一体何が悪かったのかと家で泣くだけでは意味がありませんし、自分自身を責めたり、罰することは、あまり良い結果を産みません。
何が起こったのかを理解し、同じことがまた起こるのを防ぐか、同じ過ちからネガティブな影響を避けることが大切なのです。
他人や自分自身を許すことは簡単ではありません。
過去に犯した間違いが付きまとい、放っておいてはくれないように感じることもあるでしょう。
しかし、許すというのは、反省や学びを通して過ちを水に流す能力なのです。
何か間違いを犯すと、挫折感や絶望感を感じ、苦悩します。
これは、自分の指に釘を打ち込んで、抜いてはまた打ち込むようなもので、釘はいつまでも自身を傷めつけて、負担となるだけです。
こちらもご参考に:負のエネルギーから自分を守るには
過去の過ちを許すためのコツ
自分自身を許すために、過去を振り返って、犯した過ちを認めましょう。
自分が最も強く自分自身を非難しがちですが、過ちを認めた後は、自分を許すことを学んでください。
1. 物事のポジティブな側面を探し当てる
どんなことにも何かしら良い面があります。
痛みや失敗や間違いは、私たちの成長と成熟を促し、人生についての理解を含めるものであるべきです。
何か失敗をしてしまったとき、少し立ち止まって考えてみましょう:この失敗をどう活用できるだろうか?
同じ間違いを防ぐために、得られる「教訓」を見つける必要があります。
物事のポジティブな側面を探し当てるまで、思い切り時間を使って振り返ってから、自分自身を許す段階へ進みましょう。
2.「なぜ」許すのか認識する
多くの人が無意識のうちに自身を閉じ込めてしまいます。
言わば牢屋から自身を解き放つという意味で、許すことは非常に大切な行いです。
起こったことに対して罪悪感や責任を感じ、それゆえに自分自身を許すことができないのかもしれません。
記憶は辛いものかもしれませんが、たとえ間違いが招いた結果はネガティブなものだったとしても、名誉挽回して問題解決をする時間が自分にはあるということを心にとめておきましょう。
自分は反省していて、変化と向上が可能な人間だと自分自身に証明しましょう。
そうすると、許す気持ちを感じやすくなるでしょう。
3. 何よりもまず、自分を大切にする
他の誰よりも、自分自身が自分のことを庇わずに責めてしまうものです。時には、自分の過ちに批判的になりすぎて、自分を大切にしないがゆえに過去の過ちを許せないことがあります。
自尊心は自己中心的の同義語ではなく、思いやりを忘れず、欠点も含めて自分のことを大切にすることを分からせてくれるものです。
こちらもお見逃しなく:自分を尊重する
4. 将来のことを考える
過去にばかり気を取られていると、将来に目を向けるのを忘れがちです。
自分の過去に縛りつけられることにより、いつまでたっても同じ場所に留まらせてしまうリスクが高まります。
ここから抜け出す最も良い方法は、目標を決めることです。
目標に定めたら、過去の過ちと未来の目標は関係ないことに留意し、大事なことを忘れずに、前に向かって進みましょう。
5. ゼロから始める
「何もないところから始める」ことは、昨日間違いを犯した自分を許すための素晴らしい方法です。不死鳥のように、灰から舞い上がろうとするべきです。
自分の成長を妨げる痛みや問題は放っておきましょう。同じ恐れや苦しみとは無縁の、経験と知恵を積んだ「新しい自分」に集中しましょう。
6. 精神的に成長する
今まで何度か試してみても、うまく自分を許せなかった場合、起こったことを受け入れるために「外からの」助けが必要かもしれません。
どんな選択肢があるでしょうか? いくつか挙げてみます:瞑想、祈り、宗教的な儀式、心理カウンセリング…これらのどれもが、精神的成長に役立ちます。
もちろん、1日に数分だけ、その日をポジティブに振り返る方法もあります。
(間違いについてではなく、どうやってその状況を乗り越えるかについて考えます)
誰からも邪魔されない時間を見つけましょう。
例えば、夜寝る前や、朝起きてすぐ、シャワーの最中でも大丈夫です。
7. いまの人生に感謝する
過去について、そしてまた未来について過剰に考えすぎると、悲しみや不安感に襲われるためお勧めできません。
そして過去にとらわれないためにも、今日という日をできる限り楽しむことが必要不可欠です。
いま自分の人生で最も大切なことはなんですか?
そしてあなたは、今、何に感謝しありがたく思っていますか?
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