ディスレクシアの診断は、一般的に思われて…
インスリン抵抗性 なぜ一般的になってきたのか?
座りっぱなしの生活がインスリン抵抗と深く関わっていると知っていましたか? 予防するには、毎日エクササイズすることが大切です。

近年の医学の発達で、数年前までは死に至るような病気も治療できるようになってきました。しかし、その深刻さが見過ごされてしまっている病気も新たに一般的になってきました。その一つにインスリン抵抗があります。
今日の記事ではなぜこの病気が一般的になってきたかを紹介します。また、そのリスクと原因、早めの予防対策も紹介します。
インスリン抵抗性とは何か?
インスリン抵抗性とは近年一般的になってきた病気の一つです。これは体がインスリンに対して反応しなくなることで起こります。膵臓は、血糖値を一定に保つためにグルコースを分配するホルモンを分泌します。
この働きが崩れると、血糖(血中のグルコース)が増加し、もっとインスリンを欲します。これが悪循環となり、結果健康を脅かす悪い影響が現れます。
インスリンのおかげで、体はグルコースの値を一定に保つことができます。しかしこのホルモンが多すぎると、体に他の影響があります。インスリン抵抗性とは糖尿病とは異なるものです。しかし、糖尿病の前の段階である場合は、全く関係ない場合など様々です。実際は、血糖値も正常値のままであることがあります。
なぜ一般的になってきたのか?
今日はインスリン抵抗性が最近になって一般的になってきた主な理由を5つご紹介しましょう。
1、肥満
脂肪細胞はインスリン抵抗性と深く関わっています。よって、肥満は主要な原因の1つとされています。ウエストあたりに脂肪が多い場合は特に注意が必要だとされています。
また、高血圧、高コレステロール、脂肪肝、多嚢胞生卵巣の患者や、首や脇の肌が黒ずんでいる方はほとんどインスリン抵抗性を患っている可能性が高いです。
2、食生活
肥満は食生活と深く関わっています。よって、食生活もインスリン抵抗の発症と関係があります。しかし、細身の方でもインスリン抵抗を発症することがあります。
下記は、インスリン抵抗性の発症リスクをあげる食べ物です。
- 砂糖
- キャンディー
- 加工された炭水化物(クッキーやパイなど)
- 甘い果物
3、座りっぱなしの生活
今では当たり前になった、座りっぱなしの生活もインスリン抵抗性と深く関わっています。オフィスワークや、パソコンの前に長時間座ったままの作業などは、ウエスト周りに脂肪を蓄積させてしまいます。しかも、このような状況は血流も悪くしてしまいます。
これらの要因は、インスリン抵抗を発症しやすい体質を作ってしまいます。毎日の運動やエクササイズは体がインスリンを使うのを手助けし、脂肪の燃焼を促し、体にあった体重を維持することができます。
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4、ストレス
これまで紹介した要因は近年一般的で、それぞれが深く関わっています。ストレスも現代人を悩ます要因の一つです。ストレスは複雑で体の働きを全く変えてしまうこともあります。ストレスの溜まった状態が続くと、インスリンに対する体の反応が変わり、血糖値が上がってしまいます。
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5、服用薬
- 近年の医学の進歩によって、多くの人が薬の過剰な服用を強いられています。
- 健康な方でも薬を服用するのが当たり前になってきました。例えば、避妊薬や、アレルギー薬、または睡眠薬などです。
- 過剰な薬の服用はインスリン抵抗性のリスクを高める要因の一つです。上記した他の要因が伴うと特に注意が必要です。
よくある症状
上述のように、血糖値の検査では、インスリン抵抗性を発症しているかを正確に判断することはできません。
下に挙げるのはインスリン抵抗性の主な症状です。症状に気づいたら、今後の慢性的な症状を予防するために生活習慣をもっと健康的なものに変えた方が良いでしょう。
- 説明できない、頻繁に起こる疲労感
- イライラしたりうつ状態に陥ったりなどの、気持ちの不安定
- 抜け毛や過剰な脂症(特に女性)
- ニキビ
- 不妊症や妊娠3ヶ月未満の流産
- 声がかれる
- 高コレステロール、高中性脂肪値
- 首や脇の小さなこぶ
- 高血圧
- 夜間に甘いものが食べたくなる