胃腸が原因の口臭 5つの対処法
胃腸が原因の口臭は胃から上がって来るので、口の中の細菌を殺すだけでは十分ではないことから、大抵の場合おさえるのが難しいのです。しかも臭いがきついので、恥ずかしいし大変不快なケースが多いものです。
必ずしも深刻な健康問題を意味するわけではありませんが、果たして健康問題が原因の口臭なのか、それともただ胃のpH値のバランスが崩れた症状というだけなのかを確かめるのが重要です。
ですので、今回の記事では胃腸から来る口臭の原因となり得る例をいくつかご紹介し、口臭を効果的に抑えるための自然療法も5つお伝えします。
胃腸から来る口臭の原因
この種の口臭に関連する消化器官の問題というのはいくつかあります。必ずしも症状の全てが現れるわけではありませんが、原因となり得る症状は心に留めておきましょう。
潰瘍
細菌が原因で潰瘍が起こるとき、口が臭う場合があります。潰瘍は、消化器官内に生息するヘリコバクター・ピロリが原因で引き起こされることもあります。
こちらもお読みください:胃潰瘍 その症状と自然療法
胃食道逆流症(GERD)
胃食道逆流症とは、胃酸が、通常届くべきではない食道まで上がって来る状態のことです。口内のpH値を変え、息を臭くしてしまいます。事実、これが原因で歯が脆くなったり削れたりすることもあります。
細菌の不均衡
胃の中には、有害な微生物から守るためのバリアを張ってくれる健康的な細菌というのが元々存在します。この細菌の均等が崩れると、悪玉菌が増殖し消化器官の問題を引き起こします。口臭もその問題の1つです。
食事を抜くこと
食事を抜くと、胃腸が原因の口臭に繋がる場合があります。なぜかと言うと胃から喉や口に向かって酸が送られ、元々のpH値に影響を及ぼすからです。
消化不良
消化しにくい食事をとると、炎症を引き起こしてガスがたまり、口臭が出ることがあります。便が肝臓や結腸に溜まり、悪臭を放つ物質を作り出す場合があるのです。
胃腸から来る口臭を抑える天然療法
胃腸が原因の口臭は医者に相談するべきではありますが、ここでご紹介する天然療法は消化器官を健康にして不快な症状を抑えることができます。
1. ミント
この素晴らしい薬用植物は、胃酸の過剰分泌を抑えて細菌の増殖を食い止めるのに役立ちます。口臭対策になり、唾液のpH値を調整してくれます。
材料
- ミント 小さじ1(5g)
- 水 1カップ
作り方
- ミントを沸騰した水1カップに入れる。
- 蓋をし、10分間蒸らして濾す。
- 1日2、3回ミントティーを飲む。
こちらもお読みください:ミントの成分と使用法を知ろう!
2. パセリ&リンゴ酢
クロロフィルが豊富なので、パセリは胃腸が原因の口臭に対する最善策の1つです。胃酸を調節してくれる無農薬のリンゴ酢をちょこっと足して、効果を最大限に引き出しましょう。
材料
- パセリ 2房
- リンゴ酢 ½カップ(125ml)
作り方
- パセリをリンゴ酢に10〜15分間浸す。
- パセリを取り出し、3分間口の中で噛む。
- 歯磨きの後に行う。
3. 白湯&レモン
温めたレモン水は、異常な胃酸値を改善するお決まりの方法です。
材料
- レモン ½個
- 水 1カップ(200ml)
作り方
- レモン汁を白湯に入れる。
- 朝食前に1度、午後にもう1度飲む。
4. フェンネルシード
フェンネルの種には、消化を助け善玉菌を健康値に保つ効能があります。
材料
- フェンネルシード 小さじ1(5g)
- 水 1カップ(250ml)
作り方
- フェンネルシードを沸騰させたお湯に入れ、蓋をする。
- 15分間蒸らして濾す。
- 毎日多くてもコップ3杯までにする。
- 胃腸が原因の口臭がなくなるまで続ける。
5. カルダモン
カルダモンは、腸内ガスと腸内炎症の治療でよく知られています。また、口臭対策にも使えるのです。
材料
- カルダモン 小さじ1(5g)
- 水 ½カップ(125ml)
作り方
- カルダモンを沸騰したお湯に入れ、蓋をする。
- 10分間蒸らして濾す。
- 毎食後カルダモンティーを1杯飲む。
胃腸から来る口臭に悩んでいませんか? ご紹介した簡単な天然療法を是非試してみてください。
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