ホピ・イヤーキャンドル 耳の自然療法
ホピ・イヤーキャンドルには、アメリカインディアンの非常に古い伝統があります。様々な疾患に対処するために、自然療法を生み出した昔から伝わる知恵です。
このイヤーキャンドルは、その自然療法が、他の近代的な治療法以上に今日でも良く機能しているという良い例です。
今回は、このホピ・イヤーキャンドルが、優しく自然な方法で耳を掃除し強化するためにどう役立つのか、また、自宅での使用方法をご紹介します。
ホピ・イヤーキャンドル
ホピ・イヤーキャンドルは、実は、ろうそくではありません。中は空洞のチューブ状で、蜜ろうと無漂白の綿布でできています。お香のように一方の端に火をつけて使用します。
もう一方の端を耳に差し、熱の効果で内部に溜まっている耳垢を柔らかくし吸い取る仕組みです。
この不思議で、効果的な道具は、アメリカインディアン・ホピ族の伝統に基づいき、作られました。今日ではセラピストが耳を温めるために使うこともあります。
イヤーキャンドルは、ホピ族の文化で、象徴的・精神的価値があるものです。
数十年ほど前から、この道具は、耳を掃除し強化する自然療法として使用されています。同じ目的で、刺激や副作用のある他の療法を避けるためです。
必要な注意を守れば、自宅で簡単に利用できるというのも大きな利点です。
今回はこのホピ・イヤーキャンドルの効能を詳しくご紹介します。
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ホピ・イヤーキャンドルの効能?
ホピ・イヤーキャンドルには、次のような使用法と効能があります。
- 主な目的は、耳にたまっている耳垢を柔らかくし取り出すことです。耳垢がかなりたまってしまう前に使用すると、後々の耳垢づまりを防ぐ効果もあります。
- 施術中は炎のチラチラいう音と温かさを感じ、施術後は耳がスッキリしよく聞こえる感覚があり、心地よくリラックスできます。
- 頭と耳の圧力や、耳管の圧力を調整します。
- 耳鳴りの解決も期待できます。
- バランス感覚の改善、めまい予防になります。
- 副鼻腔炎や鼻炎、ある種の偏頭痛を軽減します。
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使い方は?
1本のキャンドルの施術時間は約10分で、必ず両耳に施術します。
- 誰か別の人に施術してもらう必要があります。
- 楽に寝転べる場所に、耳を上にして横になります。
- 大抵、ディスク状のプロテクターが付属品として付いています。燃えカスが落ちることはほとんどあまりせんが、プロテクターがあれば使った方が良いでしょう。
- キャンドルを耳に差し、反対側に点火します。
- キャンドルが燃えている間、垂直の状態を維持し、体を動かしてはいけません。
- キャンドルの燃える音が聞こえている間、平穏で心地よい感覚になるでしょう。不快感や痛みはないはずです。
- 一般的なものは、キャンドルが残り3cmほどになると自然に消えるようになっています。印がある場合やプロテクターの位置で見るものもあります。その場合は、側に、水の入ったコップを用意しておき、消火します。
さらに、施術後、このイヤーキャンドルの残った部分を開くと、耳から吸収された耳垢の量を確認できます。
どこで手に入るか?
ホピ・イヤーキャンドルは、インターネットで購入できます。
天然の蜜ろうと無漂白の綿布や麻布など100%自然の材料を使用しているキャンドルを選びましょう。また、購入の際、特に非常に安い価格で見つけた場合はキャンドルの本数をよく確認しましょう。
エッセンシャルオイルが含まれているものも販売されています。
注意事項
イヤーキャンドルを使用する場合、使い方を守ることが非常に重要です。
また、次の場合は使用を避けましょう。
- 感染症や炎症がある場合
- 外傷性鼓膜穿孔(鼓膜が破れている)の場合
- 材料にアレルギーがある場合