人はいつだってやり直せる
1からやり直すのは、たやすいことではありません。これまで自分がいた世界や付き合っていた人達に別れを告げるのは、未知の世界に跳び込むようなことです。
特に「年齢」は、1からやり直す思いを阻害する一番の要因だと思われています。思い切って何かを始めて、改めて幸せを追おうとすることなど、「今さら」と思うことも多いかもしれません。しかし、やり直そうとすることに時期など関係ない、人は誰でも、そしていつでも幸せになる権利があるのです。
何歳であってもやり直せる
まず、こんな実験をしてみましょう。
「ここ2年間の自分を想像してください。そのあなたは、とても幸せで満たされていて、平和に満たされています」
どうですかか? ここで覚えておいてほしいのが、自分自身の中に理想を追い求めることより、単純に今の自分に安らぎを感じようとすることの方が大事なのです。
ただし、このような安息感を「感じられない」という人は、自分を変えることが必要な人だと言えます。そのタイミングが今、訪れているということでしょう。
まずは、小さくて短期間でできる目標を立てること。
変わることには、どんなことであれ、自分自身で決断することが求められます。その小さな積み重ねを通して、人は目標達成に近づいていきます。大きなことを考える必要はありません。日常生活において、何か昨日とは違うことを達成しようと思う位でいいでしょう。例を出しておきます。
- 心配・不安になったりしたら、上手くコントロールするようにしましょう。不安なことがあったら、むしろそのストレスはチャンスだと思います。そして、その想いで行動をしましょう。
- 新しい仕事、サポート、サービスなど、1からやり直すために、利用できるもの・必要なものがあると思います。一日の暮らしの中で、1つでも見つけることから、始めましょう。
あなたは一人きりじゃない
新しいことを始める時、不安・心配な気持ちになるのは、とても自然なことです。それを解消し、行動力に変えていくには、変わろうとする自分を理解してくれる人を見つけることが必要です。
家族や今までの友人だと、「やめた方がいいよ」「もっとよく考えたほうがいいよ」と言って、理解してくれるとは限りません。あなたと同じような気持ちで、同じような経験を重ねた人が必ずいるので、そういう人を探してみましょう。一番心強い味方になってくれるでしょう。
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自分の未来を形作るのは自分自身
過去の経験は、自分が重ねてきた人生の道筋・教訓であると言えます。そしてその過去の経験により、これからの目的は形成されます。過去の経験は、変わろうとする自分に大いなる勇気と実行力を与えてくれます。
変わることで、これまでの手に入れたものを失うかも知れません。しかし、そこから動き出すことでこそ、今まで出来なかったことを実現するチャンスが訪れます。
過去の失敗、これからの人生への不安は、むしろ新たな目標を達成するためのモチベーションです。不安や心配に、感情や行動を縛られるのでなく、それらはチャンスなのだと気付けるようになって下さい。
自分で限界を作らない
1から始めようとする時、年齢が気になって行動に移せないかも知れません。
例えば「もうこんな歳だし、いい仕事なんて見つからないよ」という想いが生じるでしょう。
このような固定観念にとらわれる前に、自分に何ができるか、何をしようとしているのか、そのために違う観点から考え直すことはできないかなど、自分自身とよく対話してみましょう。
新しい世界へ飛び出そうとすることは、失うことではなく、これまでのしがらみからの解放です。
自分の中に築いていた壁を取り除き、自分の幸せは自分で作り出そうという想いで生きていきましょう。
新しいことへの挑戦には、必ず自分を売り込むシチュエーションが出てきます。その時大切なのは、「創造力」です。
ポジティブな考え方にこそ理解が集まる
未来に何が起こるか、誰にも判断は出来ません。人は、世の中はこうだと決めつける批評家・分析家ではないのです。
思考や行動は、自分の感情の終結したものの現れと言えます。 ネガティブな考えや見方では、今までと同じような結果しか得られないでしょう。
反対に、ポジティブな考え方に対しては、必ず他人からの理解・サポートがついてきます。その中で、大切な友人とも出会えるでしょう。また家族やこれまで付き合っていた人達も、あなたを支えるようになり、新しい人生が築かれることだと思います。
ご存知でしたか?:
人生にポジティブなエネルギーを引き寄せる方法
この文章を読んで、少しずつでも1からやり直すことの大切さを感じてもらえればいいと思います。人はつまずくもので、そこから新しいことを始めようと思うのは、簡単ではないかもしれません。
しかし、人は誰でも幸せになる価値があります。そのために、これまでの苦い経験や辛い思いを抱えた自分から、歩き出してもらえるよう願っています。