外反母趾を解消する4つの効果的な方法

インソールと呼ばれる靴の中敷の使用や適切な靴選びが、外反母趾の予防と不快な症状の緩和に高い効果を発揮します。また足への圧迫を最小限に抑えるために体重をコントロールすることも大切です。
外反母趾を解消する4つの効果的な方法

最後の更新: 07 1月, 2019

間違った靴選び、遺伝学的因子、そして加齢などが原因で外反母趾が発生することがあります

つま先の骨が変形することに始まり、最終的には完全に足が変形するなどの深刻な問題を引き起こす可能性があります。

外反母趾になると外観が気になる人もいるかもしれませんが、最も重要なことは、外反母趾が強い痛みを伴うことです。ビーチなどで裸足になるときの恥ずかしさや、普段歩いている時の不快感や不便さを避けるためにも、外反母趾を解消することが大切です。

手術に頼らずに外反母趾を解消する方法

1. 適切な靴選び

外反母趾は女性に発症しやすい傾向があります。

医師をはじめとする専門家は、足の発育や変形を予防するためには適切な靴選びが重要な鍵を握ると話します。特にハイヒールや先の尖った靴は、外反母趾の予防・症状の治療にはおすすめしません。

外反母趾におすすめの靴タイプ

  • かかとをサポートする靴
  • 足に圧迫を与えない靴
  • 足にフィットする天然素材で作られた質の良い靴
  • 足が大きい場合は、下駄のようにつま先を分けることができる靴
  • 自然な姿勢を守る靴
  • アルファベットの「V」の形の靴は避ける

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2. 適切で「特別」なサポーターやインソールを使用する

外反母趾

の変形を矯正するために一定時間使用する、外反母趾サポーターがあります。

夜間に使用するサポーターは、痛みを軽減しながら関節を押すことで外反母趾の進行を防ぎます。

  • 必ず一晩中使用する
  • 朝起きたらサポーターを外し、や汚れの蓄積を予防するためにぬるま湯で拭く
  • サポーターを最大限に活用するためには、必ず毎晩継続して使う

夜間使うサポーター以外にも、整形外科で足の状態に合わせてオーダーメードで作る外反母趾治療用のインソール(中敷)があります。このインソールは、痛みが足の「ボール部」と呼ばれる場所にある場合は特に有効で、快適さをサポートしながら足の変形を予防します。

3. 外反母趾を解消するエクササイズ

運動能力と柔軟性を改善する足のエクササイズを行い、筋肉を強化しながら外反母趾の発症を予防しましょう。

毎日20~30分で完了するエクササイズですので、是非お試しください。

エクササイズ1

  • 椅子に座り、太ももで足をサポートします。
  • 小さなボールを足の裏で転がすようにマッサージを行います。
  • 毎日5~10分間行なってください。

エクササイズ 2

  • 椅子に座って足の裏を手のひらの上に置きます。
  • 手の指と足の指を交差させたら優しく足を前後、そして上下に曲げてください。
  • 1日に5〜10分間これを行ってください。

エクササイズ 3

  • つま先を前方に向けて、10秒間伸ばします。
  • つま先を使って床から何かをつかんでください。10秒間続けます。
  • このエクササイズを何回か繰り返してください。

4. 足の血行を促進する

バラの花びら

 

ジャグジー、温湿布、そしてハーブ塩を入れたお風呂などはすべて、足の血液循環を促進し、炎症を軽減しながら外反母趾の治癒を助けます。

エプソムソルトには、身体の自然pHを調節する助けとなる高レベルのマグネシウムが含まれているため、外反母趾の進行による足の痛みやむくみを解消します。

材料

  • エプソムソルト 大さじ2 (24 g)
  • 水(必要なだけ)
  • ラベンダーとカモミールのエッセンシャルオイル

使用方法

  • ぬるま湯を入れた浴槽または容器にエプソムソルトを加えます。
  • 20分間または湯が冷たくなるまで足を入れてください。
  • 最後に足にエッセンシャルオイルを塗ってマッサージを行います。
  • カモミールのエッセンシャルオイルには抗炎症成分が含まれているため、炎症を瞬時に緩和します。そのため、患部にエッセンシャルオイルを直接塗ってマッサージを行うのは非常に効果的な方法です。

外反母趾の進行を予防するためのアドバイス

  • 体重の増加を予防する:体重増加による足への負荷の増加は、外反母趾の進行の原因となります。
  • 健康的な食事を心がける:飽和脂肪酸などの摂取を避けながら、野菜や果物を豊富に含む食事を心がけましょう。
  • ビタミンA、 C、 D、カルシウムを積極的に摂取する。
  • 毎日運動を行う:足に合う適切な運動靴選びが不可欠です。
  • 深刻な痛みや心配事、そして質問があるときはすぐに医師の診察を受けましょう。症状や進行度によっては外科的手術を検討する必要があります。

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このテキストは情報提供のみを目的としており、専門家との相談を代替するものではありません。疑問がある場合は、専門家に相談してください。