二人の関係をやり直す勇気はありますか?
今のパートナーとの関係をやり直したいと考えたことはありますか?
パートナーとの話し合いによりもう一度やり直そうという合意にたどり着いた時、二人の関係をゼロからスタートしようと努力することがあります。
ただし、ここには思わぬリスクが潜んでいることを忘れてはいけません。
ゼロから始めると決めたときはとてもワクワクするかもしれませんが、これまでの二人の関係や二人の間に起こった出来事、そして「もう一度やり直そう」と考えることになったきっかけなどは、消えて無くなるわけではありません。
やり直すからといって忘れるわけではない
相手への裏切り行為などがきっかけで、二人の関係を改めてやり直したいと考えることがありますが、この場合は自己欺瞞に陥るリスクがあります。
本当に相手が同じ間違いを犯さないという確信はありますか?相手と別れたくないから、相手だけではなく自分の心にも嘘をついていませんか?
何か間違いを犯した場合、相手がそれを忘れることは決してありません。相手がそれに同意したとしても、裏切られた方はパートナーを信用することができなくなり、最終的には二人の関係が冷え切ることがほとんどです。
そのため二人の関係をやり直すことで起こるリスクを理解し、「ゼロからやり直す」ことは不可能だという現実を知る必要があります。
関係を最初からやり直すとき、相手のことをほとんど知らない「見知らぬ二人」ではありません。二人の間には一緒に過ごした様々な時間や出来事があるので、二人の関係が前進するのではなく、逆に距離ができるでしょう。
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相手を許すことができますか?
パートナーが自分に対して不誠実であったり、ひどいケースでは虐待や自信を失わせるような行動をした場合は、相手を許すことがなかなかできません。
やり直す時には、相手に対する負の感情をすべて浄化して、今後は持ち出さないようにすることが大切です。
相手を責めたり何かを強制するような関係は、何回やり直しても二人の関係を最終的に破壊します。
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現実に目を向ける
また、やり直そうと提案されたとき、「あなたが私を傷つけたのは事実で、何もなかったかのようにもう一度やり直すこと不可能」だと相手にきっぱりと伝えることも大切です。
やり直そうと考えるカップルは、錯覚、非現実な期待や希望を持ってることがほとんどです。
しかし相手に傷つけられた場合は、心の痛みを感じながらそれを癒す時間が必要であり、二人の間に負の経験が生じた場合は、二人の関係が一度完全に壊れてしまっているという事実を考慮しなくてはいけません。
表面上の事実ではなく、二人のこれまでの関係を奥深くまで思い起こせば、やり直したとしてもどのような結果になるのかわかるでしょう。
相手を許し、やり直すことができる人が存在するのも事実ですが、誰でもできる簡単なことではありません。
常に相手にすべてを責められる暮らしに耐えられますか?
相手に復讐しようという気持ちが起きないという確信はありますか?
これらの質問を自分に問い、答えを出してから今後どのように行動するのか決めてください。
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