エッ!とおどろく卵の殻の使いみち
卵の殻のミニ知識
卵の殻は、炭酸カルシウムでできています。これは、ある種の制酸剤にも使われている成分です。Mサイズの卵1個分の殻には、約750~800ミリグラムのカルシウムが含まれています。
卵の殻は、卵全体の重量の9~12%を占めています。殻の表面にはたくさんの小さな気孔があり、酸素を取り入れ、水分と二酸化炭素を排出しています。
殻の色は、卵を産んだニワトリの種類によってちがいます。白いニワトリは白い卵を、茶色のニワトリは茶色の卵を産みます。
卵の殻って、どんな使い途があるの?
自然の絆創膏として使う
卵殻膜(殻の内側についている、わずかに透明の薄皮)は、切り傷やひっかき傷をいやすのを助けます。今度ケガしたとき、試してみてください。
コーヒーの味をよくする
コーヒーを煎れるとき卵の殻少々を加えると、苦みをおさえることができます。殻を完ぺきに洗浄してから使うこと、そして殻を吞み込まないようにコーヒーを漉してから飲むことを覚えておきましょう。
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庭の害虫を追い払う
ナメクジやカタツムリなどの軟体動物は、卵の殻の鋭いかけらのうえを超えていくことができません。花壇や家庭菜園のまわりに撒いて、花や野菜をこれらの害虫から守りましょう。
トマトの肥料として使う
家庭菜園でトマトを栽培したことがある方なら、茎が実の重さを支えきれないことがあるのをご存知のことでしょう。この問題を解決するため、経験ある園芸家たちは、トマトのまわりの土壌に卵の殻をまぜておくそうです。
食用にする
卵の殻にはカルシウムがたくさん含まれていますから、殻まで食べる人が大勢います。食用にするには、殻を完全に洗浄・煮沸消毒してから粉末状にします。料理に使ったり、スープ・デザート・ソース・クリーム・サラダなどに振りかけたり。料理の味は変わりませんし、カルシウムが骨を強くしてくれます。
苗床の肥料として使う
花壇や鉢植え用に、種から植物を育てようとお考えなら、トマトの時と同じように、砕いた卵の殻を土に加えてみませんか。堆肥や市販の肥料といっしょに、殻を土にまぜましょう。野菜や花の根元に振りまいたり、堆肥を作るときにまぜてもOKです。
キッチン用品の刃を研ぐ
卵の殻をなるべくそのままの姿で冷凍庫に入れ、ミキサー(ブレンダー)の刃をきれいにし、鋭利にするために使いましょう。ミキサーに冷凍した殻と水を加え、スイッチをオンにするだけでOKです。
ワンちゃんの下痢を治す
ワンちゃんが何か悪いものを食べてしまったら、卵の殻をコーヒーかす少々といっしょに粉砕し、粉末を作りましょう。小さじ2~3杯をえさに振りかけて食べさせると、下痢が24時間以内にとまります。
ミネラルサプリメントとして使う
洗浄・消毒した卵の殻を、レモン汁をまぜた水に浸し、2~3週間冷蔵庫で保管します。これを少量、くだものや野菜のスムージーに加えて、ミネラルサプリメントとして使いましょう。
クリスマスの飾りを作る
卵の殻で、クリスマスツリーにつるす飾りを作れます。ちょっと手間がかかりますし、クラフト講習を受ける必要があるかもしれません。でも、お子さんといっしょにぜひトライしてみましょう。お金をかけずに、かわいい飾りができあがります。
鍋底のおコゲ取りに使う
卵の殻を砕いたものは、お鍋の底やまわりにこびりついた食べ物のカスやおコゲ取りに役立ちます。今度カレーやシチューを作ったときなど、ぜひ試してみてください。
爪を丈夫にする
卵の殻を砕いて粉にし、少量をマニキュアにまぜて爪に塗ると、爪を丈夫にするのに役立ちます。爪がのびにくい人や、割れたり欠けたりしやすい人にぴったりです。
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シワを目立たなくする
卵の殻を砕いて粉にしたものを少量の水とまぜ、製氷皿にいれて凍らせましょう。この氷を顔にすりつけると、シワを目立たなくするのに役立ちます。
顔パックとして使う
すり鉢とすりこぎを使って、卵の殻を粉末状にします。この粉を卵白1個分とまぜ、顔パックとして使うと、お肌をひきしめるのに役立ちます。
洗濯物を白くする
卵の殻をメッシュの袋に入れ、洗濯物といっしょに洗濯機に入れると、服についたしみが消え、白物がまっ白になるそうです。
ロウソクを作る
今度ゆで卵を作るとき、上の方から気をつけて取り出し、できるだけそのままの形で殻を保存しておきましょう。ロウソクを作るときの型として使えます。溶かしたワックスを流し込み、芯を入れるだけ。ワックスが固まったら、殻を取り除きましょう。