笑顔でいられる関係を大切に―利己的な人には要注意
感情は、私たちが思っている以上に、人から人へと伝わりやすいもの。
私たちは、好むと好まざるに関わらず、周囲の人々から日々影響を受けています。
家庭、仕事や学校など、さまざまな場を通して、さまざまな人々と出会います。
素晴らしい出会いがある一方で、自分にとってあまり好ましくない出会い、例えば、他人の人生に介入してコントロールしようとする人々との出会いがあるかもしれません。
このような状況に対処するため、本当に付き合っていきたい相手は誰なのか、自分を取り巻く人間関係について見直すことが必要になることがあります。
笑顔で過ごせる相手
一緒にいて楽しく、笑顔で過ごせるような人間関係は、毎日をより豊かで、明るく、充実したものにしてくれます。
ポジティブな気分になれますし、興味の幅も広がります。
身近な人たちとは、可能な限り、お互いを信頼し、思いやれるような関係でいたいものです。もし、人間関係に悩んだら、次のアドバイスを参考にしてください:
- 一緒にいると、いつの間にか気分が明るくなる人:あなたの生活が順調なときだけでなく、うまくいっていないときも態度を変えることはなく、笑顔であなたに接します。あなたにアドバイスすることはあっても、批判することはありませんし、あなたの個人的なことに必要以上に立ち入ってくることもありません。
- 一緒にいることで、自分自身も自然と成長できる人:いつの間にか考えや興味が深まったり、新しい発見をしたり、視野が広がったことにも気付くでしょう。
- 楽しいことを共有したり、知らないことを一緒に学んだりするのがお互いにとっての喜びとなる人:その人のポジティブさから良い影響を受けて励まされることや、何か新しいことに挑戦したいという意欲がわいてくることもあるでしょう。
- ありのままの自分でいられる人:その人は優しく寛大な心であなたに接してくれ、あなた自身も穏やかな気持ちになり、その人と一緒にいるときはいつも、ありのままの自分でいられます。
これらに当てはまるような人がそばにいるなら、その素晴らしい関係を大事にしましょう。
毎日が明るさと喜びに満ちたものになりますし、あなたが相手に与えるのと同じ、またはそれ以上に、相手はあなたを思いやってくれることでしょう。
他人を利用しようとする相手を遠ざける
一方で、人間関係において損得ばかり考える人々は、自分に利益があると思ったときだけあなたに近付いてきます。
そういった人々は多くの場合、あなたの人生にとってネガティブなものを運んできます。
もちろん、自分の利益を考えて動くことは誰にでもあります。「一緒にいて楽しい人たちと付き合いたい」というのも、その一つでしょう。
しかし、人を利用するばかりで、他人のために何もしない、自分のことしか考えない人々との付き合いは、あなたのエネルギーや時間を奪っていくだけで、悪影響でしかありません。
こういった人々は例えば次のような特徴を持っています:
- エモーショナル・バンパイアと呼ばれる人々:彼らとの会話の全てがあなたを疲れさせ、ただ近くにいるだけでエネルギーが奪われてしまいます。
- あなたが与えるものに決して満足することがなく、常にもっともっとと要求し続ける人々:こういった人々にとって、あなたがどれだけ犠牲を払ったかということは全く重要ではありません。
- 関係を維持するために必要最低限のことしかせず、真摯に向き合うことがない人々:いつも自分のことしか考えておらず、相手に愛情を持つことはありません。
- あなたに何ら責任がない状況であっても、罪悪感を植え付けたり、責任があると思い込ませたりしてコントロールする人々。
こちらの記事でさらに詳しく:5つのタイプの/エモーショナルバンパイア
彼らが悪い人間かというと、そう簡単に言い切れない場合も多いことでしょう。しかし問題は、彼らが人と関わる上で他の手段を持っておらず、いつも問題を生じさせるということです。
そういった人々にコントロールされるのを防ぐためには、関係を冷静に見つめて、境界線を引き、距離を置くことが大切です。
それが悪影響を受けずに済む唯一の手段と言えるでしょう。
あなたを傷つける人、操って自分の思い通りにしようとする人、ネガティブな言葉や感情でいつもあなたのエネルギーを奪う人からは離れましょう。
こちらもご覧ください:人との関係に境界線を引く方法
自分の間違いを認めることができる人、一緒にいることで毎日がより明るくなったように感じ、ポジティブな気分で過ごせる相手との関係を大切にしてください。
また、そういった人との出会いが増えるように、自分自身も、周囲の人と健全な人間関係を築くこと、できるだけ自分が笑顔になれるような毎日を過ごすことを心がけましょう。