デリケートゾーンのかゆみやほてりに効く自然療法

3月 15, 2018
かゆみやほてりがなく、健康なデリケートゾーンを保つのは大切なこと。このような症状がある場合は、原因を突き止めて適切な治療を受けるために、産婦人科を受診しましょう。

デリケートゾーンのかゆみやほてりを症状とする病気は様々あります。しかし、皮膚の乾燥であったり、石鹸のような化学物質の刺激が強すぎることが原因、と言う場合もあります。また、イースト感染症、細菌性膣炎、性感染症なども原因として挙げられます。

しかし、多くの場合は特に心配が必要なものではなく、基本的なケアで自然と消える傾向にあります。それでも、必ず産婦人科の診察を受け、その他にも感染の症状がある場合は特に注意しましょう。その原因に応じて適切な治療ができるのは、専門家だけです。

ここで、これらの症状を改善してくれる可能性のある自然療法がいくつか存在します。ただし、これらを実践する場合は十分注意し、症状が悪化するような場合はすぐに中止してください。それでは、見ていきましょう!

 

デリケートゾーンのかゆみやほてりの原因

学術雑誌「Dermatologic Clinics」に掲載された記事によると、デリケートゾーンのかゆみやほてりは、女子や若い女性が総合診療医、産婦人科、皮膚科を受診する最も一般的な動機の一つです。これによると、様々な原因が同時にこういった症状を起こしている場合があります。以下が最もよく見られる原因です。

  • 真菌症(カビによる感染症)
  • 性感染症
  • 衛生用品
  • 更年期
  • ストレス

 

デリケートゾーンのかゆみやほてりに効く自然療法

この部位のかゆみやほてりは、感染症やその他の病気と関係していることを考えると、医師や産婦人科に行って正しい治療を受けることが必須です。多くの場合は、清潔に保っていれば症状は自然と収まります。

しかし、こういった症状が続く場合、それを改善してくれる自然療法がいくつか存在します。科学的にはその安全性や効果を示す証拠は限られているものの、実際に効くという話もよく耳にするものです。試してみますか?

患部を冷やす

デリケートゾーンのかゆみやほてり

適切な方法で患部を冷やすと、気になっているかゆみやほてりを一時的に素早く落ち着かせてくれることがあります。

材料

  • 氷のキューブ 3個(30g)

方法

  • 清潔な布で氷を包みます。
  • デリケートゾーンに5分間この包みをあてます。
  • 30秒間休憩したら、またくり返します。
  • 1日5回、5日間同じ方法で繰り返しましょう。基本的な衛生管理と合わせてこれを行いましょう。

こちらもお読みください:デリケートゾーンのかゆみに効果的な4つの対処法

 

リンゴ酢

科学的には、膣炎にたいするリンゴ酢の成分の効果ははっきりしていません。しかし、科学雑誌「Scientific Reports」に掲載された最近の研究によると、リンゴ酢がカンジダ症の原因菌に対して効果的である可能性が示されています。

このため、この病気が原因のかゆみやほてりに対する補助的な治療として効果が期待できます。そのままでは刺激が強いので、水に溶かして使います。

材料

  • リンゴ酢 大さじ2(30ml)
  • ぬるま湯 250ml

方法

  • リンゴ酢を事前に濾すことなくぬるま湯に加えます。
  • この酢水を膣の内部にも入れるようにしてデリケートゾーンを洗います。
  • 1日2回、1週間くり返します。2日目から改善が見られるはずです。

 

塩水

デリケートゾーンのケア

塩水は、デリケートゾーンのかゆみやほてりを緩和するのに、良く使われる自然療法です。ただし、科学的な裏付けはありません。それでも、副作用の心配のない経済的な対処法として使えます。

材料

  • ぬるま湯 250ml
  • 塩 大さじ1

方法

  • 容器に塩と分量のぬるま湯を入れます。この塩水を使って、デリケートゾーン全体を気を付けて洗います。
  • 数分ですぐに症状が和らぐでしょう。
  • 不快感が現れるたびに実行すれば効果を実感できるでしょう。

 

ニンニクオイル

2006年に科学雑誌「Fitoterapia」に掲載された研究によって、ニンニクが18種類のカンジダ菌と戦うのに効果的であることが証明されました。ただし、感染症に対する効果のほどは、まだ議論されているテーマです。ニンニクを性器に対して使うことには賛否両論あります。

性器に使っても安全であるという人もいれば、刺激が強く不快感を得るという人もいます。そのため、もしこの自然療法を膣のかゆみに使う場合は、まず小さな範囲に塗ってみて、症状が悪化しないか確認しましょう。もし逆効果である場合は、たっぷりの水で洗って使用を中止してください。

材料

  • ニンニクオイル 5滴
  • ビタミンEオイル 小さじ1

方法

  • 2種類のオイルを混ぜ合わせ、デリケートゾーンに円を描くように丁寧に塗ります。
  • 10分間置いた後、たっぷりの水で洗い流します。
  • 1日2回、2週間続けてください。

こちらもどうぞ:膣真菌症を治すためのニンニクを使った自然療法3種

 

ギリシャヨーグルトと蜂蜜

ナチュラルヨーグルト

 

科学雑誌「Archives of Gynecology and Obstetrics」に掲載された研究で、カビ菌感染が原因のかゆみを訴える129人の妊娠中の女性が研究されました。このうち82人がヨーグルトと蜂蜜を使った治療を受け、47人が一般の塗り薬の抗菌剤を使った治療受けました。

この結果、ヨーグルトと蜂蜜の方が塗り薬よりも効果があったと研究者は結論付けています。2015年にも、似たような結論を出した研究が発表されています。

方法

  • 試してみたい場合は、少量のヨーグルトと蜂蜜を患部に塗ります。砂糖や味付けのされていない、プレーンのギリシャヨーグルトを必ず使いましょう。

まとめ

細菌の感染に対する有効成分や肌を綺麗にしてくれる効果のおかげで、デリケートゾーンのかゆみやほてりを鎮めてくれる材料はいくつも存在します。ただし、科学的証拠には欠けるため、実際に使用する場合はくれぐれも注意してください。

さらに、医師の治療の代わりになるものでも、奇跡的な治療法でもないことを理解しましょう。症状を抑えてくれる補助的な治療法として利用するべきです。

 

メインの画像は、 © wikiHow.comさんのご厚意により使用させて頂きました。

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