膣感染症の種類と原因

· 5月 28, 2018
膣感染症は非常に一般的なもので、正しく性器のケアをしていたとしても発症することがあります。

膣感染症は、膣にも外陰部にも異常を起こすことがあります。今回は、最も一般的な膣感染症とその原因についてお話します。

膣感染症の原因

片手で下腹部を抑える女性

中には頻繁に膣感染症にかかる女性がいますが、必ずしも衛生管理が悪いとか、リスクの高い性行為の習慣があるからというわけではありません。

 

コンドームを取り換えない

性行為は膣感染症の発症と直接関係ないとはいえ、アナルセックスの後にコンドームを取り換えずに膣への挿入を行った場合は、原因の一つであると考えられます。この場合に起こるのは、肛門から膣へ大腸菌を拡散してしまうということです。この問題を避けるには、両方の性行為を行う場合はコンドームを取り換えることが重要です。

抗生物質

両手にのせた錠剤

理論的には抗生物質は病原菌を殺すものですから逆説的に聞こえるでしょう。しかし抗生物質を使用することで、良性細菌(細菌叢)にも悪性細菌にも影響があり真菌に感染しやすくなってしまいます。

 

ホルモンの変化

ホルモンの変化も、体内のエストロゲンが増加することで真菌による膣感染症の原因となることがあります。この原因でより感染しやすくなる時期は、妊娠中やホルモン療法実施中、または更年期です。

 

合成繊維の衣服

白い下着の女性

ご存知のように、温かく湿って酸素が行き届かない場所では、感染症の原因となる細菌や真菌がより繁殖しやすいものです。この状態を起こしやすい衣服は、

  • 身体にぴったりフィットするスキニーパンツ
  • 合成繊維製の下着
  • スパンデックス製のスパッツやレギンス

これらの衣服は全て、性器での微生物の発生、特に酵母菌の発生にぴったりの環境を作り出します。ぴったりフィットするパンツがお好きな方は、10時間ごとに脱ぐか着替えるかしましょう。また衣服の素材を確認し、少なくともコットンが50%以上含まれている製品を選ぶのがおすすめです。

 

高血糖値

甘い物が好きなのは人間だけでなく、酵母菌も同様なので、糖尿病と酵母菌による感染症には関連があります。健康の向上のためにも特定の病気を予防するためにも、脂肪や糖分の少ない食生活を送ることが重要です。糖尿病にかかっている方は、血糖値が生理的な範囲に収まっているか確認しましょう。

 

膣感染症の種類

全ての膣感染症が同じなのではなく一つ一つ特徴があり、治療法も違います。

膣真菌症

真菌

膣カンジダ症(カンジダ膣炎)がこれに当たります。膣感染症では真菌による感染症が最も一般的です。

膣カンジダ症の主な症状は、

  • ヨーグルト状のおりもの
  • 膣や外陰部の赤み
  • かゆみ

大半の場合、治療は複雑ではなく、薬局で膣カンジダ症用の錠剤やクリームを購入することができます。

 

細菌性膣炎

妊娠可能年齢の女性に一般的です。細菌性膣炎は、性感染症にかかるリスクを高めます。

主な症状は、

  • 性行為の後、おりものが魚の臭いがする
  • 排尿時の痛み
  • 無色や白っぽいおりもの
  • 膣のかゆみや痛み

 

膣トリコモナス症

病原体は膣トリコモナスという原生生物です。この感染症は性行為によって感染するので、抗生物質で治療します

主な症状は、

  • カビの臭い
  • 黄緑色のおりもの
  • 膣のほてりやかゆみ

 

クラミジア

ジーンズの下腹部を抑える女性

クラミジアは性感染症の一つで、性器だけに症状が出るのではなく、関節炎や肺炎、結膜炎などを引き起こすこともあります。この場合、白っぽいおりもので悪臭がします。

 

ウイルス性膣感染症

単純ヘルペスウイルスによる感染症は性器ヘルぺスと言い、性器に痛みのある水疱ができ潰瘍状になります。

ヒトパピローマウイルスによる感染症は尖圭コンジローマと言い、性器にイボが多数できます。

どちらの場合も医師の診察を受けることが重要です。