カンジダ膣炎の原因・予防法・治療法

· 1月 23, 2018
カンジダ膣炎は症状が出ず自然に治ることもありますが、炎症や不快感を抑える治療を受けるため婦人科にかかりましょう。

カンジダ膣炎という病名を聞いたことはあっても、どんな病気か知らない方に、この病気について知るべきことを詳しくご紹介していきます。

カンジダ膣炎とは?

下腹部を抑える女性

カンジダ膣炎は、膣とその周辺の酵母の姿のカンジダ菌による感染症です。この菌はカンジダ・アルビカンスと言い、感染症は、性器カンジダ症とも呼ばれます。

カンジダ菌は、皮膚や口の中、腸や膣に潜在的に生息する常在菌で、普通は何の問題も起こしません。しかし、生息場所の条件が変わった時に、菌が急速に異常増殖し、過剰な分泌物や炎症という症状が現れます。

この病気は女性には非常に一般的なもので、大半の女性は一度はかかるものです。

糖尿病の女性は、免疫系が弱っていることが多いので、カンジダ膣炎にもかかりやすい傾向にあります。

他にこの病気にかかりやすくなる原因は以下の通りです。

月経中のタンポンの使用がカンジダ膣炎の原因となりうるという研究結果はありません。

カンジダ膣炎は性感染症とは言われませんが、パートナーの膣、口、肛門との接触により感染することもあります。

感染していたとしても、すべての女性が気づくものではなく、特に兆候がなく培養検査をして初めて感染に気づく場合もあります。

カンジダ膣炎の予防法

SOSの紙を下着に当てる女性

カンジダ膣炎を避けるため、常に一連の注意を心掛けましょう。

  • 膣周辺を洗う時無香料の石鹸と水を使いましょう。水だけでも良いでしょう。いずれにしても、香料のきつい石鹸やシャワージェル、膣の防臭剤などの使用は避けることが大切です。
  • ラテックスのコンドームや、殺精子剤入りのクリームや潤滑剤も、炎症を起こす可能性があるため避けることをお勧めします。その代わりに天然ゴムアレルギーに対処したポリウレタン製コンドームを使用しましょう。
  • ナイロンなどの人口繊維で作られた体にぴったりした服の使用は避けましょう。下着に関しても、コットン製である程度余裕のあるものが良いでしょう。

カンジダ膣炎の治療法

カンジダ症と書いた紙と薬

カンジダ膣炎の治療は、症状の度合いによって変わります。

  • 症状が軽い場合は、一般的に抗真菌薬を使用します。普通、1日から3日間内服します。
  • 症状がより重い場合は、治療も長引くでしょう。薬の内服、膣への挿入、クリームを塗るなどの方法があります。
  • 抗真菌治療は錠剤であればフルコナゾールが大変効果的ということでよく使用されます。

これらの薬には一時的に、吐き気や嘔吐、下痢または便秘などの副作用があることもあります。

他方、カンジダ膣炎は膣座薬でも治療することができ、その利点は内服薬の場合のように副作用が出ないことにあります。

逆に欠点は、接触する部位に刺激や不快感があることです。抗真菌薬のクロトリマゾールやミコナゾールなどの薬は、クリームでも膣座薬でも販売されています。

もしも妊娠中にカンジダ膣炎にかかり抗真菌薬の膣座薬を使用することにした場合は、子宮頚部を傷つける恐れがあるため、座薬の挿入にアプリケーターを使うことは避け、手で挿入しましょう。

膣座薬を使用する前に、その時点での病状と妊娠の経過を考慮して産婦人科医の指示を受けることが大切です。

いずれにしても医師の診察を受けずに薬を使用するのは避けましょう。また、14日間たっても症状が消えない場合は、再度受診する必要があります。