ヒトパピローマウイルスに対抗する5つの自然療法

1月 1, 2020
今回は、ヒトパピローマウイルス(HPV)に効く自然療法をご紹介します。これらの療法は、HPVが引き起こす感染症がより早く治る助けとなるものです。

ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症は性感染症の一種です。アメリカ国立医学図書館の研究によれば、場合によってはがんの原因になるとされています。そのため、医師の診断を受けて適切な治療をすることで再発を防ぎ、次に説明していくような身体症状を避けることが非常に重要です。

ここで、その治療の助けとなる自然療法を学んでいきましょう。

ヒトパピローマウイルスについて知るべきこと

感染や発症を避けるための第一段階として、この病気について知ることがとても大切です。

HPV感染症というのは、性感染症の中でも一般的な病気です。多くの場合はっきりした症状がなく、自らが感染していることに気が付かないために、他人に移してしまう危険も多大です。

ヒトパピローマウイルス(HPV)にはおよそ200種類の型があり、中にはがんを起こす可能性のある高リスク型のウイルスもあります。尖圭コンジローマを発症するのはその内の40種類ほどです。

HPVは粘膜や皮膚に感染しイボを形成しますが、尖圭コンジローマでは女性・男性ともに生殖器にイボが発生します。

尖圭コンジローマは一時的なもので、適切な治療をすれば1年ほどで消えますが、ウイルス自体は消えることはありません

そのため、症状があるかないかに関わらず感染にいち早く気付くため、定期的な婦人科検診(最近は2年に一度が勧められる)が重要です。以下のような検査方法があります。

  • パップテスト:子宮頸部細胞診とも呼ばれる。子宮頸部の細胞を採取し、がんかどうかを検査する(ブラジルのセアラ連邦大学の研究参照)。
  • コルポスコピー:拡大鏡を使って子宮と子宮頸部を観察することで、発症がないかを確認する。

男性の場合は陰茎や陰嚢にイボが発生するので、視診のみで診断できます。肛門に発生する場合も男女共にあります。

こちらもご覧ください 細菌性膣炎について知っておくべきこと

 

HPVの予防と治療

ベッドで腹部を抑える女性

HPVの感染は性活動の開始年齢、パートナーの数、そしてもちろん性行為における性感染症予防の習慣と直接関連しています。

この病気の感染は20歳から24歳が最も多くなっています。そして年齢が上がるにつれて発症数は減っていきます。パートナーとの関係が安定し、相手も一人だけとなることと関係があると考えられています。

いずれにしても予防が大切ですから、性行為の際にはコンドームを使用し、男女とも定期的な検査を受けることがすすめられます。

予防接種もあります。このアメリカ国立医学図書館(MedlinePlus)の記事によると、特に11歳と12歳の児童に対する注射が指示されています。推奨年齢には9歳から26歳までが含まれています。

ベネズエラのスリア大学の研究によれば、性器にイボが発生した場合、産婦人科医は以下のような治療法を適用することが出来ます。

  • 特別な酸が使用された塗り薬
  • 凍結療法
  • 電気メス切除手術(高電圧を使う)

現在、HPVを根絶する特定の治療法は存在しませんが、再感染してイボが再発生するのを防ぐために、いくつかの自然療法を行うことができます。

ただし、ここで紹介する自然療法は、病気を治すものでもウイルスを殺すものでもなく、目で確認できる症状を改善する助けになるだけである、ということを覚えておくことが大切です。

このような症状が現れた場合には、あらゆる必要な検査を受けるため医師のもとを訪れ、また目に見える症状がない場合にも、前述したように定期的な検診を受けるべきです。

尖圭コンジローマを改善する自然療法

ホルモンの変化や感情の変化などさまざまな原因によりHPVが活性化し、イボを形成します。次に紹介する自然療法の目的は、免疫系を強化し、ウイルスが今の「眠り」から覚めないようにすることです。

1. ニンニク

木杓子にのせたニンニク片

ニンニクには私たちの健康に役立つ無数の効能がありますアイダホ大学の研究によればその主な成分であるアリシンの作用によって、ニンニクは強力な抗菌剤となります。自然食品店で販売されているニンニクのサプリメントを摂ることもできますし、食事の際に生のニンニクを多く取り入れるのもよいでしょう。

2. ティーツリーオイル

尖圭コンジローマの自然療法として最も一般的なものの一つですが、大きなリスクがあります。ナバーラ大学のこの研究では、皮膚の炎症や副作用が強調されています。

3. ひまし油

ひまし油

非常によく知られた療法ですが、どんな形でもあっても使用はお勧めできません。外用薬としての効果も、経口摂取の効果も科学的に証明されていません。

4. ハチミツとプロポリス

ワシントン州立大学の研究によると、蜂由来の製品は免疫系を強化するのにすばらしい効果があります。その摂り方も様々です。

  • 毎朝(朝食前の空腹時)プロポリスかハチミツを大さじ1杯飲む、あるいはトーストにクラッカー塗って食べる。
  • お茶に混ぜる。ただし、沸騰したお湯が成分を失わせる可能性もある。

5. 果汁

オレンジ

身体の抵抗力を高め、HPVと闘うもう一つの方法は、オレンジ、グレープフルーツ、レモンといった柑橘類のジュースを飲むことです。ニュージーランドのオタゴ大学が研究で証明しています

体の免疫を助けて健康的な食事に欠かせないものであるビタミンCが多く含まれています。朝食前の空腹時に飲むのが理想的です。

まとめると、ヒトパピローマウイルスは非常に大きく広まっているウイルスで、多くの場合症状も出ず、できるだけ早く発見して治療する必要があります。

予防のためにも症状の治療のためにも、これらの自然療法が助けになってくれます。

 

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